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ライバルを超える為の思考 【野球】

人生における大きな喜びは、「君にはできない」と世間が言うことをやってのけることである。

経済学者のウォルター・バジョットさんの言葉です。

「君がプロのスポーツ選手になるなんて無理だ」
「努力したところで結局天才に負けるのだから無駄だ」
「草野球チームに入ったばかりの分際で全国を目指す?笑わせるな!」

この言葉を聞いて皆さんはどう感じましたか?

ある人は、「それが現実だから仕方がない

ある人は「努力次第で天才にだって勝てる

そう思う方も多いんじゃないでしょうか?

しかし、私はその両方が間違っている様に思うんです。


確かに生まれながらの天才とそうじゃない凡人に才能の差があることはわかります。
私が見ているチームにも他の選手に比べセンスあふれるプレーをしている選手もいます。

天才的なバッティングセンス

守備の名手

本気で投げるとチームメイトが捕れない

プロを本気で目指している「天才」

一見、凡人にはその天才の壁を乗り越える事が出来ないように感じます。
先に行っておくとこれは綺麗事ではありません。

必ず超えられます

少しだけ、野球の話からそれますが、
エッセンシャル思考という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

シャウエッセン?なんだそれは?」と疑問を持たれた方も多いかと思います。

エッセンシャル思考

それは、自分にとって大事なものは何なのか、今、注視すべきものは何なのかを見極め最小の時間で最大の成果を出すという思考法です。

少年野球、最大で6年間

中学野球、最大で3年間

高校野球、最大で3年間

合計で12年間
この決められた時間で結果を出さなくてはなりません。


1万時間の法則

ある分野のスキルを磨いて一流として成功するのに必要な時間です。

では仮に「1日2時間、350日」の練習を12年間続けるとどうでしょう。

合計で8400時間の練習ができることになります。

これを1万時間まであと少しと感じるか、まだ1600時間も残っていると感じるのは人それぞれです。

現状、野球部所属の方ならわかると思いますが、2時間という練習時間は

短い。

練習時間の長いチームなら4時間。5時間はザラです。
ましてや1日練習漬けのチームもあります。

実際は高校2年生位の段階で1万時間に到達しているはず。

話を戻して1万時間の法則に乗っ取れば後1600時間で一流に踏み込めるというわけです。

しかしどうでしょう。

あなたの周りにいる小学一年生から野球をしている選手は一流になれましたか?

小学校1年生から大学4回生まで野球を続けることができれば、もう1万時間に到達しているはずです。

答えは、、、

N O

ではその一流と凡人は何が違うのか

1万時間考えて練習ができていないんです。

自分にとって何が目標で、何の目的があり、何をする為の努力なのか。

ただ練習するだけでは意味が無い。

例えば素振り、ただ思いっきり振るだけでは腕の筋トレになります。
しかし、カウントワンツー サウスポーが 低めに フォークボールを投げてくるといった感じでイメージするだけで腕の筋トレではなくなります

シャドーピッチングする時ただ腕を振る練習では意味がなく、どこをどう意識してシャドーピッチングするかで今後の成長も変わります。

今の自分は何の練習をすべきなのか

今の現状を変えたい

詰まるところ何が言いたいかというと

時間をかけエッセンシャルに思考し努力すれば一流になれる。

凡人でも一流になれる。

練習は嘘をつかないって言葉があるけど、考えてやらないと普通に嘘つくよ。
-ダルビッシュ有-

「エースを奪いたい」
皆に無理だと言われる

「4番になりたい」
あいつには勝てないと言われる

「現状を変えたい」
今のままで十分だと言われる

今のまま終わりたくない。
負けたくない
あいつを超えたい

今、何の努力をすべきなのか。

人生における大きな喜びは、「君にはできない」と世間が言うことをやってのけることである。

-ウォルター・バジョット-


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