農家さんたちに会いたくなった
今日は、なんとなくずっと考えていたことと似たことを他の人も考えていて、自分だけじゃないんだと安心したし、自信を持てたし、これからの国際協力を担っていく身として覚悟も新たになった日だった。
ジェバレコーヒーをやっているときは、「支援」という言葉はあまり使わないようにしていた。
もちろん外から形式的に見ると支援に見えるのかもしれないけど、自分の感覚とはかけ離れていたから。
自分はウガンダで農家さんたちのことが大好きになって、「ウガンダの農家さん」から「こんな素敵なところがある〇〇さん」に認識が変わることを経験して、コーヒーを媒体にすることでそんな瞬間が日本でも生み出せるんじゃないかと思って、ジェバレにその可能性を見出していた。
だから、お客さんが農家さんの紹介カードを見て「うち、サミール推し!!」とか「マゴロファさんいいお父さんだね」とか言ってくれることがすごく嬉しかった。
結局ジェバレを通じてその瞬間を広げていくことはできなかったけれど、そんな「人と人との繋がり」こそが国際協力の本質なんだろうという考えは変わっていなくて、自分の世代が担うべき大きな役割なんだろうと考えている。
今日出会ったある人は、「人はみんな友達の力になりたいという感情を持っている」と言っていた。
本当にそうだと思った。だって、友達であればその人の素敵なところはいっぱい知っているし、普段自分も助けられているから。
友達の力になろうとしているときに「友達を支援している」という感覚にはならないから。
メンバーにも、お客さんにも、普段周りで関わってくれていた人たちにも、上手く伝えられないことのほうが多かったし、リアルな話をすれば「支援」という言葉を使うか否かは売り上げとしてダイレクトに表れていたし、自信を失いかけていたこともあったけど。
でも、農家さんたち1人1人の素敵なポイントを知っていて、そんな彼らのことが好きだという感情は変わらないし、全員が出会えるわけではないその感情に出会った者の責務として、その可能性を信じて、そんな感情が生まれる機会を広げていきたいと思う。
住む場所や話す言葉が違っていたって、相手の素敵なところが1つ見つかれば友達になれるんだから。
「生活が苦しいウガンダの農家さん」から「優しくて村のみんなから慕われているジャワレと、無口だけど誰よりも兄弟のことを愛しているアハメドと、『しんどくなったらいつでも帰っておいで』と言ってくれるような包容力満点のルキヤと…」みたいな認識に変わるだけで、1人の人間の人生を大きく変えてしまうようなことが起こるんだから。
疲れて眠くて自分でも何書いてるか分からなくなってきたけど、同じ方向を向いている人たちがいるんだという力強い感覚を得て、それはきっとこれからの自分を大きく助けてくれるものになると感じていて、すごくワクワクしている。
明日は昼も夜も会いたい人たちに会える日。
ジェバレのときからすごく応援してくれてる人たちだから、改めてこれからも夢を追い求めていくことをちゃんと報告してきたい。