![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48529093/rectangle_large_type_2_578d6bb5897310f24d922ddebbba9505.jpg?width=1200)
Little Glee Monster 2021 "Dearest" 大阪城ホール公演 ライブレポート
こんにちは、かっちゃんです。
この1週間は、引っ越しの準備頑張ってました。引っ越しって、結構時間取られるのに何も生産してないような気がしてちょっとモヤモヤしますよね。笑。
あとは先輩や友達、高校のときの先生、そして家族と会ってきました。3月後半は、大学生活後半の過ごし方を決める準備期間であるとともに、これまでお世話になった人たちへ一区切りとして感謝を伝える期間とも位置づけているので、1つ1つ丁寧に伝えていきたいです。
はい、前置きが長くなりましたが、3本目のnote書いていきます。今日は、3月10日に行ってきたリトグリの大阪城ホール公演のライブレポートです。ライブレポートは、読んだことはあったけど書くのは始めてなので、どう書けばいいか分からなかったんですけど、自分を主人公にした小説風に書いてみました。そのため、ライブ前からライブ後に至るまでの僕の感情の起伏を、1つ1つ細かくさらっていっています。需要ある人ほぼ0かもしれませんが、僕のフォロワーの中にガオラーさんがもしいらっしゃったら、読んでみていただけると嬉しいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
序章~あと少しで夢の時間!!~
前日から当日にかけて、朝8時まで仕事をしてしまった。14時50分頃発の電車に乗り、駅まで自転車で30分ほどかかることを考えると、14時には起きたい。自分に許された睡眠時間は、6時間。友人にモーニングコールをお願いし、ベッドに横になる。しかし、全然眠れない。既に心が興奮してしまっている。
実は、ちゃんとしたリトグリのライブは、高2の秋以来約3年半ぶり。高校を卒業するときに、CDTVの卒業スペシャルで一緒に「旅立ちの日に」を合唱したので、そこで1度生歌は聴いていたものの、それでも約2年ぶりだ。そりゃあ、興奮もする。
ライブに持っていくタオルやTシャツを用意したり、部屋の掃除をしたりしながら眠気が来るのを待ったが、結局一睡もできず、いつの間にか家を出る時刻になっていた。そろそろ出発だ。まだあまり実感が湧いていないが、4時間後には目の前にリトグリがいる。
自転車を走らせ、駅に向かう。途中のコンビニで眠気覚まし用にコーヒーを購入し、梅田行きの電車に乗り込む。神戸に来て2年経っても、電車は苦手だ。3分に1回は、乗り換えが表示されたアプリを確認しないと安心できない。大阪城公園駅までの時間は、乗り換えを逐一確認しながら、本を読んで過ごした。ふとリトグリメンバーのInstagramを見ると、みんな「もうちょっとで城ホール!」というストーリーをあげている。でも、もうすぐ会えるという実感はまだ湧いてこない。
大阪城公園駅に着くと、すぐ目の前に城ホールがあった。めちゃくちゃ大きい。これだけ大きなホールでライブを見るのは生まれて始めてなので、少し緊張しながら、城ホールに向けて歩を進めていく。開場時刻よりも早めに着いたので、予定通りグッズを買うことにした。タオルとTシャツは既に通信販売で手に入れていたので、今日の目当てはコーレスバルーンとラバーバンド。グッズの一覧を見て値段を確認していると、ふと最近できたリトグリが好きな後輩のことを思い出した。せっかくできたガオラー友達だし、何かお土産買っていこうかなと思って連絡すると、すぐに返信がくる。ラバーバンドを持っていないことを聞けたので、グッズ売り場ではコーレスバルーンを1つとラバーバンドを2つ購入した。こういうのめちゃくちゃ素直に喜んでくれる子だから、こっちも嬉しくなる。
↓このときに撮った城ホールの写真とコーレスバルーンの写真。もうちょっと綺麗に撮れるようになりたい。
開場時刻まではまだ時間があるので、さてどうしようかと思い広場を見ると、1人の女性が路上ライブをしている。気になって近づいて見ると、「川端渚」という人だった。始めて見たが、すごく歌が上手い。ただ上手いだけじゃなくて、音楽を心から楽しんでいる感じがした。「ああ、この人、本当に歌が好きなんだな」と感じて、突き抜けるような気持ちいい歌声に引き込まれていく。リトグリを好きになったときと同じ感覚がした。関係者らしき人に渡されたフライヤーを見ると、23歳。自分やリトグリとほぼ同年代だ。「この人のこともっと知りたいな」と思っていると、6月20日にライブをするらしい。あいにく先ほどグッズを買っていたので、その場でライブのチケットを買えるだけの現金は持ち合わせていなかったが、行きたい気持ちは強かったので「行きます!」と伝えてその場を去る。「りょうくんね、覚えとく!」と言ってくれたのは嬉しかったなあ。果たして覚えられているのだろうか。笑。
※追記
この日から2週間ほど経っていますが、川端さんのインスタライブやshowroomライブを覗きに行ってみると、なんとしっかりと覚えてくれていました。配信を見に来た1人1人に丁寧に感謝を伝えていて、歌だけでなく人柄もとても素敵な方なので、6月のライブがすごく楽しみですね。
そうこうしているうちに開場時刻になったので、ホールの中に入る列に並ぶ。コロナ禍の中でのライブなので、できるだけ密が発生しないように、本当にたくさんのスタッフさんたちが働いていた。「コロナ禍でも自分たちの歌をたくさんの人に届けたい」というリトグリの思いを叶えるためには、このライブで1人も感染者を出すわけにはいかない。そのために、ここにいるガオラーさんたちも、スタッフさんたちも、みんなが1つになっているんだな、と感じた。そんなスタッフさんたちに最大限の敬意を込めて、案内してくれる1人1人に「ありがとうございます」と伝えながら列を進んで行き、いよいよホールの中に入った。
ホールに入ってみると、広い。とにかく広い。びっくりした。なのに、自分の席はめちゃくちゃリトグリに近い。すごくいい席が当たって、大興奮。しかし、座っているとすごくトイレに行きたくなる。眠気覚ましのコーヒーを飲み過ぎたか。結局、開演までの1時間弱で3回もトイレに行った。でもそうしているうちに、開演時刻の18時になる。いよいよ、夢にまで見た時間が始まろうとしていたー。
M-1「全力REAL LIFE」
1曲目から、いきなりテンション上げ上げの曲。それなのに自分は、久しぶりにリトグリに会えた感動と生歌の迫力で、初っ端から号泣。それでもコーレスバルーンは必死に降り続ける。落ち込んでたとき、この曲に救われたことが何度もあったのを思い出す。
4人のハーモニーは曲が進んでいくにつれて徐々に1つになっていき、「本物になれるはず」のところで綺麗なユニゾンになる。会場のボルテージも上がってきたところでラストのサビへ。
「最高の瞬間を 全力で駆け抜けよう」
夢にまで見た時間は、涙とともに最高のスタートを切った。
M-2「世界はあなたに笑いかけている」
2曲目には、彼女たちの代表曲。紅白でも歌ったし、ガオラーじゃなくてもこの曲は知ってるって人は多いんじゃないかな。めちゃくちゃコーラス複雑そうなんだけど笑。
「太陽みたいなあなたは今 世界を惹きつける力があるの」
自分は、一緒に歌いたい気持ちを必死にこらえながら、コーレスバルーンを振り続ける。みんな楽しそうで、最高にカッコいい。マスクをしていても、声が出せなくても、確かに会場全体が1つになり、この歌をコロナ禍の世界へと送り届けているようだった。
M-3「青い風に吹かれて」
カッコいい感じの曲に入る。前奏が始まった瞬間からかれんの入りのパートにかけて、改めて今目の前にリトグリがいることを実感し、また泣きそうになる。この曲はちょっと独特なテンポの手拍子が必要なんだけど、曲が出たときに家で練習していたので問題なくできた。
サビでは4人の綺麗なハーモニーが、自分の心を震わせていく。
「次のたった一歩を踏み出す方向だけは 瞬間瞬間 自分で変えられる 走れbe alright!」
力強く歌いきる4人に、自分自身もすごく元気づけられる時間だった。
M-4「放課後ハイファイブ」
最初から休む間もなく、4曲目に突入する。この曲は彼女たちのデビュー曲。歌い出すと同時に、昔のリトグリのライブ映像が後ろのスクリーンに映し出されて、そこでまた号泣。ダメだ、今日は涙が収まりそうにない。
「おいでハイファイブ Everyday 君とハイファイブ ほらHappy Face」
歌詞に合わせて、リトグリもガオラーもみんなポーズを決める。さらに会場の一体感が高まっていった。
MC①
ここでやっとMC。正直4曲で泣き疲れていたので(笑)、ちょっと休憩できてありがたい。MAYUを中心に、大阪にライブで来るのは約2年半ぶり、城ホールで言えば3年ぶりだという話をしていく。アサヒのエセ関西弁(結構上手くなってた笑)などのジョークもはさみながらトークが進み、なごやかな雰囲気になっていく。そして、MAYUの「ここから目が忙しくなると思いますが、皆さん頑張ってついてきてください」というかけ声で、次のパートへ。
M-5「Be My Baby」
最初のmanakaを中心としたコーラスで、MAYUの言葉の意味はすぐに分かった。踊りゾーンだ。ガオラーじゃない方は少し意外かもしれないが、リトグリは結構踊れる。
サビ前の「リフレクション」というフレーズが印象的なこの曲。可愛らしい振りつけとともに綺麗なハーモニーが響き渡り、その場にいた全員を虜にする。この踊り、できるようになりたいなあ。最後はかれんがしっかり締めて、次の曲へ。
M-6「move on」
めちゃくちゃカッコいい。この曲が出た頃は「いい意味でリトグリらしくない曲」という認識をしていたけれど、今はこの曲を「リトグリらしい」と感じるようになっているのは、彼女たちの努力の量を表しているのではないか。
かれんが「これが私なの どこにいたって 十分なくらいに」と歌い上げた後、「Hey」と気合いの入った声をあげる。4人とも結構激しく踊ってるのに、歌声は変わらず綺麗で、すごく完成度の高いパフォーマンスだった。MC明けの2曲で、ここ数年で作り上げられた「明るく楽しい」だけではない「クールでカッコいい」リトグリの世界にグッと引き込まれる。
M-7「Baby Baby」
引き続きカッコいい系の曲。どの曲もそうだけど、特にこの曲はハモりパートも難しそうだと感じる。かなりメインパートとの入れ替わりも激しいのに、踊り/歌ともに一切ブレることなくパフォーマンスが進んでいく。
この曲の後半では、かれんの煽りにガオラーがコーレスバルーンで答えるパートがあった。MAYU、アサヒ、manakaのボーカルに続いて、会場のガオラーが一斉にコーレスバルーンを振る。そして最後の「Only heaven knows」のハモりがカッコよすぎる・・・。最後までクールに締めて、次の曲へ。
M-8「Waves」
年明けに出たベストアルバムに収録されている。全編英語詞の新曲だ。リトグリは英語の発音も綺麗で、細かいところまですごく拘って練習しているんだろうな、と思う。
まず、入りのMAYUに一気に心を奪われる。ちょっと固めの雰囲気で曲全体の雰囲気を作り上げるMAYUがすごくカッコいい。そして、1サビ前のかれん、2サビ前のmanakaの「They're coming to get us. The world is against us.」のパートが凄すぎて、鳥肌が立つ。
曲の後半では、音源に入っている芹奈のフェイクが聞こえてくる。やはり芹奈が恋しくなったのと同時に、芹奈の心はいま間違いなくこの会場にいると感じ、またまた涙が止まらなくなった。
バンドセッション
一気にカッコいい4曲を歌い終えるとメンバーはいったんステージを去り、バンドメンバーの紹介の時間へ。リトグリのバンドメンバーは、バンドマスターの本間さんを中心に、みんなすごく個性豊かでおもしろい。1人ずつの紹介を終えると、半田さん、BJさん、吉澤さんなどが、声を使わずに音とリズムで観客を煽り、1つになっていく。何よりみんな楽しそうで、本当に素敵なバンドメンバーたちだ。
M-9「Everything could be your chance」
後半戦の最初は、2人ずつに分かれて歌うパート。まずはともに99年生まれの同級生、まゆアサコンビから。MAYUもアサヒもすごく心を込めてこの曲を歌い上げている。
「私たちは声の限り 歌い続けよう」
MAYUの情緒豊かな歌声とアサヒのどこか切ない歌声が重なり、また目が潤んでくる。2人が紡ぎ出すハーモニーが、会場全体を優しく包み込んでいく。個人的にはアサヒが歌うバラードがとんでもなく大好きなので、心の中でガッツポーズをしながら、流れる涙を拭うこともなく、ただじっとステージ上の2人を真剣に見つめていた。
M-10「小さな恋が、終わった」
今度はかれまなコンビ。まずはかれんが入りを歌って曲の世界観を会場に広げていき、そこにmanakaが声を重ねていく。2人の声はサビで重なり、その場のガオラー全員を感動の渦に包み込んでいく。
圧巻だったのは、ラストのサビ。
「もしもこれが恋の味なら 忘れることができないよ」
manakaが力強く歌い上げるメロディに、かれんが芸術的なフェイクを重ねていく。まゆアサも含めて、2ペアとも、両者が主張し合うのではなく上手くマッチして相乗効果を生み出しており、相当練習したんだろうな、というのがすごく伝わってきた。
M-11「いつかこの涙が」
再び4人が集まる。切ない感じにアレンジされた前奏から始まり、1人1人の声が徐々に合わさっていく。
「いつかこの涙が この仲間と過ごしてぶつかり合った日々が 勲章に変わる」
この曲の歌詞に、メロディに、何度助けられただろう。そんなことを思い出しながら、1つ1つの言葉を丁寧に歌い上げていく4人を見つめる。
そしてこの曲には、自分がリトグリの曲の中で一番好きな部分がある。落ちサビの後のアサヒのフェイクだ。今回はそれに加え、普段芹奈が歌っている締めのフェイクもアサヒだった。もう自分は鳥肌だらけで、気づけばこの日一番の大粒の涙を流していた。
M-12「Gift」
バラードが続いたゾーンから一転、すごく可愛らしい歌が始まった。バレンタインには、毎年この曲を聴きたくなる。
「思い思いにただ届けたい気持ちが この胸で踊り出す」
もう自分の目は、ステージ上で楽しそうに歌う4人が天使にしか見えない。リトグリがくれたたくさんの「Gift」を、これからもずっと大切にし続けていきたい、と思った。
M-13「Dear My Friend feat. Pentatonix」
確か武道館のオンデマンド配信を見たときはこの曲はアンコールで歌っていたはずなので、このタイミングでDear My Friendが来るのは少し予想外だった。バックスクリーンにPentatonixが映し出され、2グループで最新シングルを歌い上げる。
この歌の途中では、事前にガオラーから集めた歌声が流れ出した(ちなみに自分も参加した)。
「I'll be there 1人じゃない どんなときでも 私はここにいるよ」
会場の1人1人がそれぞれの「Dearest」を思いながら、日米の代表的ボーカルグループがアカペラで紡ぎ出すハーモニーに耳を傾けていた。
MC②
ここでMCが入る。メインで喋るのはかれん。かれんらしく、まっすぐに、会場に来れた人、来れなかった人、両方への感謝を伝えてくれた。やっぱり、カッコいい人だな、と思う。そしてMCの最後に、リトグリが5人で作詞し、コロナ禍で多くの人を支えた楽曲の名前を告げる。
M-14「足跡」
アサヒの切ない歌声から、この曲がスタートする。紡がれている言葉1つ1つが、リトグリ5人が思いを込めた大切な言葉たち。
「無駄なんてなかったと思える日が来るから」
どれだけしんどくても、今の経験が無駄ではなかったと思える日が絶対にくる。自分自身も、そんな言葉にたくさん助けられたうちの1人だ。丁寧に気持ちを込めて歌うステージ上の4人に対して、ガオラーがしっかりとその思いを受け取り、それぞれの思いをそこに乗せていく。会場にいる、いや、色んな事情で会場に来れなかったガオラーも全員の思いが1つになった、過去最高の「足跡」だった。
M-15「青春フォトグラフ」
この曲の前奏が流れると、「足跡」の後で少し張り詰めていた空気が一気に明るいものへと変わる。昔からずっと変わらない、元気で明るいリトグリが見れるゾーンに入っていく。
「ほら、最高の顔でポーズ! ほら、最高の顔でピース!」
普段はガオラーみんなで歌うサビも、今回はコーレスバルーンだ。それでも、会場の熱気はどんどん上がっていく。そこには、たくさんの「最高の顔」が溢れる、素敵な空間が広がっていた。
M-16「SAY!!!」
来た、ライブの定番曲。ライブでこの曲でタオルを回すの夢だったから、めちゃくちゃ嬉しい。前奏が始まるとすぐ、ガオラーが首に巻いていたタオルを一斉に取り始める。叫べない代わりに、必死にタオルを高く掲げ、回す。
「どこまでも行けるはずきっと 諦めない気持ち持ってGo on!」
落ちサビ前のところでメンバーがギュッと1ヶ所に集まるシーンがお気に入りのガオラーさんは多いだろう。無数のタオルが一斉に回っている景色は、すごく圧巻だった。会場のボルテージは、最高潮に達していた。
MC③
ここでmanakaのMCに入る。manakaが語るのは、芹奈への思い。「芹奈の穴は芹奈でしか埋められない。だからこそ、今は4人で強くなって、次はまた最強の5人で大阪に戻ってきます。」と言ってくれた彼女の瞳は、とても輝かしかった。そして、manakaが最後の曲の振りに入る。夢の時間は、ゆっくりと、しかし確実に、終わりの時間に近づいていた。
M-17「VIVA」
とても力強さのある新曲。感謝、感動、決意ー。リトグリメンバー、バンドメンバー、スタッフさん、ガオラー、それぞれが持つ色んな感情が、4人の綺麗なハーモニーに乗っかっていく。アサヒが歌っている2サビの部分
「僕たちは 走り続けよう 探し続けよう この手じゃ掴めないものばかりさ 間違いなんてない 正解さえもない この手で作り出そう VIVA, Yes we go」
という歌詞は、特に彼女たちが自分自身に向けて歌っているようにも見える。この歌は、ガオラー、バンドメンバー、スタッフさん、ステージ上の4人、そして芹奈、リトグリに関わる全員を含んだ「チームリトグリ」への応援歌のようだった。
ここでいったんメンバーは後ろに下がる。しかし、どこからともなくアンコールの手拍子が鳴らされ、ガオラーが奏でる手拍子が徐々に大きくなっていく。期待感がどんどん高まっていき、そしてついに、バンドメンバーとリトグリメンバーが再びステージに現れた。
MC④
アンコール後のMCは、アサヒのエセ関西弁を巡るゆる~いトークから始まった。そして、今回もMAYUに即興で五・七・五を作ってもらうことに。MAYUが作ったのは
「久しぶり 大阪やっぱ 好きやねん」
やっぱりMAYU、すごい。天才だ。そんなことを考えていると、いつの間にか本当に最後の曲が始まるタイミングになっていた。
M-18「STARTING OVER」
ちょうど1年前くらいに出た「原点回帰」という意味の名前の曲だ。この曲をアンコールに持ってきたのは、コロナ禍やメンバーの休養を経て、この山を乗り越えてまた新たなリトグリが再出発していくという意思表示なのかな、と勝手に解釈した。
ステージ上の4人は、すごく楽しそうにこの曲を歌い上げていく。最初からずっと変わらず、圧倒的なクオリティのハーモニーで。本当にすごい。
「必ず会えるその時は 今日みたいに踊ろうよ 最高の笑顔で」
この曲を歌い終えた4人の顔はとても晴れやかで、これからの歩みに対する自信さえ感じさせた。もちろん、自分がもう何度目かの涙を流していたことは言うまでもない。
最後にメンバー紹介をして、夢のような時間は幕を閉じた。
ずっと涙が止まらない、最高のライブだった。リトグリにとっても本当に大変なことが多いと思うし、「ライブをする」という判断1つとっても、その裏でどれだけのことを考えて、どれだけの人が動いたんだろう、と考えると、想像もつかないような苦労もあったんだろうな、と思う。それでも、彼女たちの思いはまっすぐにガオラーに伝わっていたし、彼女たちの歌に救われた人はたくさんいた。やっぱり、リトグリの生き方はすごくかっこいい。
何年経っても、リトグリのことはずっと大好きでいるんだろうな、と思う。自分はアフリカで働きたいと思っているので、アフリカでリトグリの曲をギターで弾き語りとかして、「あなたたちの歌はこんなところの人たちも元気にしているんですよ」とリトグリに直接伝えるのがちょっとした夢だったりする。それだけの力が彼女たちの歌にはあると思うし、そう信じたい。そんなことを思ったライブだった。
最後に。リトグリの皆さん、色々大変な状況の中でのライブ、本当におつかれさまでした。すごく元気をもらいました。これからもお身体に気をつけて、頑張ってください。ずっとずっと大好きです。
っていうことを、絶対本人には読まれないだろうけど、ひょっとしたら偶然が重なって読まれたりしないかなと思って、書いてみる。笑。
こんな感じで、人生初のライブレポートは終わりにしようと思います。もし最後まで読んでくれた方いらっしゃったら、拙い文章に付き合っていただいて本当にありがとうございます。