世界を無視してしまっていた
少し年上で親しくさせていただいている方って、なんと名づけたらいいのか分からない。
「知り合い」と言うと遠すぎるし、「友達」と言うとラフ過ぎて失礼かなと感じる。
そんな方のピッチを見て、色々もがきながらも自分の思いにまっすぐに、地道に前に進んでいく姿にたくさん勇気をもらった。
価値提供対象さえも一緒に社会を進めていく仲間にしていくのは、まさに国際協力においても大切なことだと改めて思う。
ジェバレの経験の捉え方の話をすると、色んな反応が飛んでくる。
「今すぐに何か新しいことを始めても、また中途半端な実績だけ残って、巻き込んだ人を苦しめてしまう。だから今は必要な能力を身につけることに時間を使おうと思っている。」っていうのがだいたいいつも話すこと。
「確かにね」「めちゃくちゃ大事な学びだね」という声もあれば
「もっと若いうちから色々やったほうがいいよ」「形にしないと成長速度遅くなるよ」みたいな声もある。
別にどっちが正解・不正解というのはなくて、どっちも正解なんだろう。
だからこそ悩むし、自分自身でも今の選択が正しいのかどうか分からない。
というか、これからの自分が今の選択を正解にしていけるのかどうかが不安だ。
こういうときこそ、自分の感情に素直でいることが大切なんでしょう。
ここ最近ほとんどニュースを見ていなかったせいで、国際情勢に疎かった。
イスラエル軍がラファまで到達していたことも、一昨日はじめて知った。
怖かった。
もちろん起こっていること自体も本当に恐ろしいことだけれど、自分はこんなに簡単に世界を無視できるのだと気づいてしまったのが怖かった。
特に自分は、主な情報収集源はニュースメディアや各組織のオンライン媒体と、自分が信頼できると判断したSNSアカウント。
どれも自分から情報を取りにいかないといけないものだからこそ、ちょっと身の回りがバタつくとすぐにシャットアウトできてしまう。
そうなるともう情報は入ってこない。そんな状態が1か月も続けば、意識からも消えてしまうだろう。
でも、起こっている事実の先には、国籍や思想に関係なく1人1人の物語が存在していることも知っている。
そのことを絶対に忘れないでいたい。
世界を無視しない大人になる、あわよくばそんな大人が増えていくことって、想像の何倍も難しいことなのかもしれない。