美容室選びはどこか婚活に似ているかもしれない

昨日仕事の昼休みに知らない番号から着信があった。

とりあえずネットで調べてみたら翌日の予約（つまり今日の予約）をしてる美容室から。

今のご時世。
札幌も日々1000人近い感染者が出ているこの頃。

これはあれだなと思い折り返し。

案の定、担当さんが発熱してしまったという連絡。

お店から提案されたのは、他のスタッフか日程の変更。

他のスタッフさんはいいや、と思って今回はキャンセルにした。

しかし、髪は相当やばい。笑

本当はもっと早く切りたかったくらいなのに、最短で2週間後…

むむむ。

今の担当さんはかれこれ10年近くお願いしていて、毎回ほぼおまかせ。

私の髪の特徴をわかってくれているし、何年もお願いしてるから気心も知れて楽。

特にこの先も変える予定はなかったのだけど、良い機会だと思って知人にお願いしてみることに。

1年くらい前に知り合った美容師さんで、
「切らせてよ。」という話が前々からあった。

でもなんとなく一回だけお願いするって
いつもの美容室にも知人の美容師さんにもどちらにも居心地の悪さがあって、
のらりくらりと「ずっとお願いしてるとこがあるからー」って流してた。

だって一回切ってもらって、次いつものとこに行くと「あ、他で切ったんだね」みたいな雰囲気が漂う。

美容室だけじゃなく、いつも行くとこができるときっとこういうのがあると思う。

でもまぁ今回は不可抗力的だし、ありかなと思って知人のとこに行ってみた。

若いときはホットペッパービューティーの新規クーポンで色んな店に行ってる、

いわゆる「美容室ジプシー」だった。

でも新規クーポン使った美容室ジプシーって満足度はどこもそこそこで終わるのがほとんど。

美容室側も安い新規クーポンで来た人が常連化することが少ないのか、期待してないのか。

初めて会う人同士なので客側の自分も気を使うので、大体なんか疲れる。

初めて切ってもらうから、好みと違ったり、出来がいまいちだったりも仕方ない。

お金もそんな余裕あるわけじゃなかったから、「こんなもんだよね。」で済ましていた若い頃。

なんというか、マッチングアプリで例えるなら…

色んな人と会うのに慣れてきて。

デートをすれば、まぁそこそこ楽しくはあるけど、
好きにはならなそーだなー。って食事しながら思って。

帰って「あー疲れたー」って缶ビール飲む。

そんな感じ？

今まで切ってもらってた担当さんは確か最初の満足度がそこそこ高くて。

また行った時に、指名まではしてなかったのにまたついてくれて。

「来月独立する」って言われて、たまたまタイミングよく聞いたんだし、じゃあそっち行くかと思ってそこから通っていた。

好みが近かったのか全おまかせにして切ってもらっても満足度高くて、
何年も通って気心知れてると疲れないし変える気がなかった。

ただまぁ、ちょいちょい不満はあって。

ここ1年くらいの髪型はイマイチ好みじゃなく、
私が歳をとって世間の流行と感覚がずれたのか似合わなくなってきたのかな？と思ったりしていた。

アシスタントの若い男の子が一時期シャンプーをしてくれてた時は、合わなすぎて店変えようかと悩んだ時期もあった。

最近は担当さんがシャンプー出来そうな予約時間にするようにして悩まなくなってたけど。

マッチングアプリで例えるなら…

初めて会った時は感じの良い人だなーくらいだったけど、タイミングよくまた誘われて飲みに行って

そしたら共通の趣味で盛り上がってめっちゃ楽しくて、そこから連絡頻繁に取るようになってつきあうことに。

何ヶ月かつきあって、ちょっと不満はなくはないけど別れるほどではないし…

みたいな。

そして今回、知人の美容師さんに切ってもらってみた。

カラーとかシャンプーは強くてちょっと痛かったけど、全任せした髪型はいい感じに。

知人だから初めての美容室みたいに気疲れすることもない。

営業時間的にこれまでの店より予約も取りやすい。

今回お願いしたことをすごく喜んでくれてたし、
髪型を褒めてくれた夫にも「変えちゃえば？」と言われた。

まぁ別に今までの担当さんと他に繋がりがあるわけでもないし、
私が店やり始めたことを知ってるけど来る気もないみたいだし。

だったら知人にお願いしていいかぁと思いはじめた。

マッチングアプリで例えるなら…

つきあって数ヶ月、慣れが出てきた中で感じる不満。

このままでいいのか悩み始めた時、親からお見合い話をされる。

相手は近所の幼馴染のお兄さん。

人柄も家族も知っていて不安はないし、親も乗り気。

…なんだか、マッチングアプリっていうより少女漫画に近くなってきた。笑

美容室も婚活も、フィーリングとタイミング。

そして最後は人としてってとこなんじゃないかな。と思った
マッチングアプリを使ったことがない私がお送りしました。