人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~4.服作り・塗装・小物作りドタバタ同時進行編2
※この記事は未購入で全文お読み頂けます。
先日の「人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~3.型取・型抜・小物作りドタバタ同時進行編3」に引き続き、
~経刻変化が出来上がるまで~の2016年版まとめていきます。
アメブロにて、2014年から作品の制作日誌を付けておりました。
随分と制作日誌の量が溜りましたので、当時よりも目が肥えた私目線でまとめてみようと思います。
当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私のまとめ・反省・ツッコミを入れていきます。
みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。
※コメント頭に 2021年/ と付いているものは、2021年の私が書き込んだものです。
あらすじ
お洋服の型紙作り!
塗装!塗装!
頭の蓋を作ったよ!
塗装の続き
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なんとか、予定していた肌の色になりました...
バライタです!
昨日、塗装を洗い流した時にはどうなるのか心配で不安でした。
でもなんとかなったよ!
↓
ターコイズブルーで塗装後、「黄色+白+赤ちょっと」の混色インクでうっすら塗装しました。
理由は、黄色系統を挟まずに肌の塗装はちょっとキツイかも...と不安になったためです。
特にそこに確かな根拠があるわけではないですね。
1回目、肌色を塗装。
流石アクリル絵具、作業してる間にどんどん乾いていく!!
馬車馬のように塗装します。
一気に全てのパーツに肌色を吹きかけました。
↓
なかなか良いよ!ちゃんと黄色いし。
エアブラシ楽しいかも!
こちらのパーツはグラデーションさせるパーツ。
なので肌色塗装もそれほどしっかりしていません。
本当に肌色が出るところのみ厚めに肌色吹いてます。
グラデーションのこと考えないと!
↓
グラデーションに使うインクはこの2つを予定。
左、フタロシアニングリーン ブルーシェード
右、フタロシアニングリーン イエローシェード
どちらも透明色です。
左、ブルーシェード
右、イエローシェード
エアブラシがもう1つ有ったら交互に吹く、ってことができますね。
今でも出来ますが、カップの中のインクを抜いて洗って、別の色入れて。
手間がかかりすぎて現実的ではないですね。
でも1色でグラデーションでは面白くないんだなぁ。
でも混色と重ね塗りはきっと見た目の色が変わってくるんだろうなぁ。
どうしようかしら...
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塗装完了したらしい(嘘です)
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塗装がなんとか完了です!バライタです!
なかなか予定していた感じでいいですよ!
↓
グラデーションの攻め具合も良し!
やっと終わりました!
もう少ししっかり乾かします。
今回グラデーションに使った色がこちら。
↓
混色の内訳。
●フタロシアニングリーン イエローシェード
●フタロシアニングリーン ブルーシェード
●ターコイズディープ
●イエローオレンジアゾ
ターコイズディープにイエローシェードとブルーシェードを様子を見て混色。
そこにちょっとだけイエローオレンジアゾを足した感じです。
最後に手足の末端にフタロシアニンブル グリーンシェードを吹きました。
あとはグラデーションの範囲が長いパーツの手首足首にも吹いてます。
ただ、ここで問題発生。
手首足首の関節の溝を切り忘れたので稼働しません。
...まだ間に合うかな?
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2021年/
塗装が終わったようですね。
難問を突破できたようで、よかったです。
もう過ぎたことなのに今読んでもほっとします。
当時、職場に絵の具と混色
に非常に詳しい方がいらっしゃいまして、その方に随分相談しました。
色彩感覚に優れ、絵の具の扱いにも長けている方だったので、
その方から頂いた助言でこの作品の塗装クオリティはかなりのものになったと思います。
随分細かく混色のレシピを書き残していますね。
これは、後々この作品がお嫁に行き、
メンテナンスが必要になるときのために書き残していました。
・・・2021年、まだお嫁に行っていませんし、
もう嫁に出す気もないのでこのレシピは今後生かされることもないでしょう。
それよりも、はるかに重要なアクシデントが起きていますね。
手首足首の関節球の溝を切っていない問題(事故? )
これは未だにやらかします。
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手首足首の関節溝切り
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台風来てましたね。バライタです。
台風来てるから早く帰ろーっと思って早めに職場を出たのに帰りに買い物してたからがっつり雨にやられました。
さて、昨日発覚したアクシデントについて。
↓
なんと手首足首に関節の溝がない!というアクシデント。
リューターでも穴があかず、途方に暮れていたところに救世主が!
目の素材を削るのに買っておいたダイアモンドヤスリが大活躍!
リューターの出番なく溝が作れました。
削り粉でつや消しになりましたが、ちょちょっと優しく水拭きしたらつや消しの保護ニスを散布します。
削った際に一部塗装とイージースリップが剥がれたので盛り付けてます。
つや消しとはいえ、保護のためついつい塗り重ねちゃって逆にツヤが出る、ということがありましたので、一緒にアクリル用のつや消しスプレー買っていきます。
もう少し溝を整えたらむき出し部分と剥がれた部分を塗装します。
ここで、塗装が終わったパーツを並べてみた。
↓
左脚
右腕
右脚と左腕
全体的に緑が重すぎるのでは?
彩度が高すぎるのでは?
と、昨日とは異なる問題発生です。
ここからさらにつや消しの保護ニスを塗るつもりだったので
さらにそこから変化する予定。
さて、どうなるのか。
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「グラデ、彩度高すぎない?」問題について発生!
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あっ!忘れとった!バライタです。
あれから頭の蓋を削っておりませんでした。
↓
ウドちゃん?
ウドちゃん!
まだ蓋の高さがありますね。
もっと削らないとダメか...
ちゃっと、受けを塗る。
↓
受けだけだから〜ってことで筆で塗ったんですが、ムラになったなぁ。
「グラデーション、彩度が高すぎない?」問題について。
緑部分の彩度が高いので、肌と馴染んでいないのでは?
という問題が出ておりましたが、「補色を塗り重ねて彩度を落とす」という方法を取りました。
これは「色の三原色」でお勉強しましたね。
あれはたしか、色彩検定3級だったかな?
苦労して2級まで取っても覚えてなきゃ意味ないじゃないっ!
思い付いたら試してみないと落ち着かないっ!
緑の補色といえば、赤系か茶系。
手元にある赤系といえばコレ。
↓
毎度、ビビッドレッドオレンジ。
ビビッド過ぎやしませんか?
試すのはこちら。
つや消し保護ニスを試してみたらツヤが出た、パーマネントマットバーニッシュ。
↓
こちらに塗ります。
ちょっと黒すぎるけど、これなんて良いんじゃない?
水で薄めたらいけるいけるー!
水で薄めたら薄めすぎたのかなかなか定着せず、
何度も重ねたらこうなった。
↓
緑がちゃんと残ってます!
これはなかなか良いぞ!
ただ、肌にも赤が付いちゃいましたのでここには肌色を載せておきます。
今回使った道具はコレ。
メイクに使用するパフです。セリアでいっぱい入って108円。
グラデーションのザラザラ質感を作ったのもパフでした。
パフ万能だよ!
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2021年/
この「グラデ問題」の解決の糸口を授けて下さったのは、前出の混色の達人です。
本当に助かった・・・。
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準備完了!バライタです。
日曜・月曜は出掛けるのでまず準備だけ。
↓
明度を落とすために絵具を揃えました。
リキテックスリキッドにジンクホワイトがないのでリキテックスソフトのジンクホワイトを6本購入。
リキテックスリキッドの2色は彩度調整のために念のため購入。
リキテックス、リキテックスってややこしいね。
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よし!やるぞ!バライタだぞ!
塗装前に肌の色を作ります。
↓
こんなもんかな?
明度を落とすためにちょちょっと、端の方に乗せてみる。
いいかも!
どうよ!
良さそうなので塗装して見た。
そうそうこの色!
よーし、他のパーツもやっちゃおう!
良さそうですよー。
手足の先端は、字フックを引っ掛ける針金を
通し忘れてるのでまだ肌色は塗りません。
肌色一色のところもいい感じです。
こりゃいい!
腕もいい感じ!
塗装はなんとかなりそう!
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追い込むのじゃ!バライタじゃ!
肌が薄く、下に塗った青が見えていたので塗り重ねました。
↓
緑部分も明度を明るくするために肌色を塗りました。
明日は教室ですから、早く乾かさないと。
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目玉完成っ!バライタですっ!
先生と一緒に作った目玉です。
↓
不安要素の1つは大丈夫ですね。
装着して見た。
↓
顔黄色いなぁ。黄色味抑えます。
ウィッグあり。
↓
風になびいた髪は...言うほど美しくないね。
数日前に発生していた末端パーツのフック取り付けですが。
↓
なんとか穴を開けました。
先生にリューターをお借りして開けました。
我が家のドリルは100円均一で買ったものなので、なかなか開かなかったんですが、お借りしたものはすんなり空きました。
刃物は良いもの揃えなきゃ!
ステンレス棒を中に埋めてイージースリップで穴を埋めました。
あとは着彩するだけー。
全パーツ並べて見た。
↓
いいねっ!
肌の色も調整して塗り直したから大丈夫!
でも右太ももが汚い...
今日の持ち運びで塗料が他のパーツから移ったようです。
乾かしてるし、パーマネントマットバーニッシュでコーティングもしたのに移ったのよ。
なんでかなぁ...
濡れ雑巾で拭いても取れないのは何故なのか...
なんとかしなければ...
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2021年/
手作り目玉、良い仕事していますね。
完成から5年経ちましたが、今でも写真撮影や動画撮影で
キラッと光って良い仕事しています。
昨年、YouTubeにUPした動画でも存在感バッチリでした。
自分で言うのもアレですが、最高です。
近々YouTubeにUP予定の経刻変化別バージョン動画でも大変良い仕事をしています。
みなさんにお見せするのが楽しみです!
UP出来たらこちらでもお知らせしますね~!
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色移り問題解決
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体調がよろしくないので簡単なことします。
バライタです。
風邪の症状と頭痛がします。
昼間よりもだいぶ良くなりましたが。
明日もお休みを頂いたので安静にしつつ、
その時の体調と相談して進めます。
↓
テカリをなんとかしようと言うことで、
こちらの「Mr.スーパークリアーUVカット つや消し」を使います。
...「パーマネント"マット"バーニッシュ」を使ってるのにつや消し拭かなきゃいけないぐらい塗り重ねちゃうとはなかなか...
吹きかけるとこんな感じ。
あのテカりがこんな感じに落ち着きます。
すごいよね。
こうして比べてみると、末端のパーツと色とか質感が違いますね。
近づけます。
こんな感じになりました。
いいですね。
これもツヤを消せばなんとかなりそうです。
いい感じ!
昨日の日誌にも書きましたが、「グラデーションパーツの色移り問題」ですが。
試しにいらないパーツに擦り付けて見たところ、うっすら色移りしました。
↓
赤丸の中に色移りが見られました。
結果はうっすらですが、つきました。
どうも、素材丸出しでは色移りはないようですが、アクリル絵具同士だと移るようです。
これでは折角の完成品が汚れますね。
グラデーションパーツはパーマネントマットバーニッシュでコーティングしていたんですが移りました。
ただ、ザラザラの質感を作ったところの色移りで、突起の先端はコーティング出来てないのかもしれません。
コーティングの仕方を考えないと...
もう1つ実験がしたくて、赤い四角内にパーマネントマットバーニッシュを塗りました。
完全に乾いたら再度パーツ同士を擦り付けて色移りを見ます。
これで色移りがなければもう少しパーマネントマットバーニッシュで各パーツをコーティングします。
今回、初めて画像に線の書き込み加工しました。
便利でいいですね。
スマホのOSをアップデートしたら使えるようになりました。
もっと早く使えたらわかりやすい画像が手軽に作れたのになぁ〜。
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2021年/
今回の記事の冒頭で思いっきり嘘を書いていましたね。
「塗装なんとか完了です!」
してない!してない!
まだ序盤よ!
この現象はあれですね。
夏休みの宿題を全部終わっていないのに、終わったと思い込むようなものですね。
ようは、完成が待ち遠しくて先走ったようなものです。
でも今度こそ、塗装完成したようです。
次回からは、服・小物・展示台作成です。
それでは、「人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~4.服作り・小物・展示台作りドタバタ同時進行編3」でお会いしましょう!
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!
※ご購入後に読める範囲にはちょっとしたご挨拶と近況が書いてあるのみです。
※ご購入頂かなくても全文しっかり読めます。
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