人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~2.型取り編2
先日の「人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~2.型取り編1」に引き続き、~経刻変化が出来上がるまで~の2016年版まとめていきます。
アメブロにて、2014年から作品の制作日誌を付けておりました。随分と制作日誌の量が溜りましたので、当時よりも目が肥えた私目線でまとめてみようと思います。当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私のまとめ・反省・ツッコミを入れていきます。みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。
※コメント頭に 2021年/ と付いているものは、2021年の私が書き込んだものです。
前回までのあらすじ
せっせと型取り準備!
タツコン2016エントリー完了!!
文字量がスマホで読むには多すぎる!
ということで前回から文字量を減らしています。
少しは読みやすくなりましたか?
タツコン2016振り込み完了!!
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振込完了!ドキドキがとまらないバライタですっ!
昨日から出展者名簿が公開されましたね!
すでに私の名前があります。ドキドキです。
ちなみに、バライタではありません。
出展者ナンバーと作家名は
搬入日(11月21日)の1週間前にポロっと言います。
っていうか、書きます。
いやー、楽しみだなぁ。作品出来るかな?
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2021年/お、振込完了とのこと!
この時の作家名は櫻井涼です。
今とは桜の字が違いますね。今は桜井涼です。
何故変更したかと言いますと、タツコン2016では櫻井の文字で他に作家さんが2名いらっしゃいまして、
お二人ともプロだったので、タツコン2016終了後になんとなーく変更しました。
今は「バライタ桜井」か、または「桜井バライタ涼」にしたい。
何が何でもバライタを入れたいわけです。
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型取りに戻ります。
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棒のようなものぐらいなんとか出来るようにしまっすっ!バライタです!
自宅では棒状のパーツの型取りを進めています。
↓
肘です。
最近はなかなか、仕事に追われ時間が取れないのが現状ですが、お仕事が1つ片付きそうでほっこりしてます。仕事の出来は良くないけども、でも愛着は湧いてます。
肘もう片方あるのよねー実は...
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今でも思い出す失敗、その1
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少しづつ、出口が見えてきます。バライタです。
今回もまた型取りです。
↓
二の腕パーツの型取りが7割ほどできました。
後の3割は商材を流し込む入り口と、受けの部分だけです。
あとはここと、反対側の受けの部分です。
両二の腕パーツであと4箇所!
型取りの最中、まさかの重複して型を取るというアクシデントあり!泣けるぜぇ...
そしてさらなるアクシデントが...
↓
なんと!胸パーツがふやけちゃった...
パーティングラインの前後で違う。
背中側ツルッ!胸側シワッ!
胸側を型取りしたので背中側が無事なのでなんとかなるとのこと。うわー...
首が一番ひどいように見える。
型は無事です。早くパーツ乾かないかなぁ。
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2021年/割と大きな失敗を2つもやらかしていますね。まず1つ目は、『すでに完了している型取りを用もないのにもう一回やっちゃった』さらに2つ目、『原型がふやけた』これに関しては2点、原因らしいものがあります。1,石膏の水分量がやたらと多かった。2,石膏が固まって、原型を外せる段階だったにもかかわらず、外さずに長時間放置。その結果、ただでさえ多い石膏の水分が原型を侵食した(撥水材でも防ぎきれず・・・)。
原因はこんなところでしょうかね。この2つの失敗は今でも型取り時に思い出します。これは私の立派な教訓です。
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お待ちかね、頭の型取り。
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これ、どうやって教室に持っていくの?バライタです。
とりあえず、顔だけ油土で埋めました。
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とりあえず、背の高いタッパーを被せてみた。
良い感じ!背の高いタッパー買っておいて良かったよ〜。
予め、粗方埋めておいた油土鳴らして整えて・・・。
豆腐作っています。
豆腐ですよ。
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2021年/・・・締めの言葉もなしに突然記事が終わっていますね。
タイミング的に、人形教室終わりに書いていると思うので、
恐らく疲れて力尽きたのでしょう。
さて、油土埋めしたものを持っていけるかどうかを心配していましたが、
当時、まだ私は型取り初心者で、
一人で型取りすることを不安に感じていたので、
難易度が高く、肝心なパーツ(胴体とか頭とか)を
先生に教えてい頂きながら型取りしていました。
教室での作業時間短縮のため、
型取り前準備の油土埋めを前もって自宅で行っていたのです。
油土埋めって結構時間がかかるんですよね。
時間がかかる上に、型のクオリティを左右する重要な作業工程なのです。
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埋めて、埋めてます。バライタです。
なんだか今日は型取りに乗り気ではないので油土で埋めてました。
↓
油土をならしてます。
次回教室ですぐに型取りに取りかかれるよう下準備で、受けを油土で埋めて、盛り上げました。
あとの作業は、もう片方の型取りをする際に邪魔になりそうな部分を削り落としました。
↓
受けの部分を削ってならしました。
その際の道具はこちら。
↓
セラカンナという造形村の道具です。
刃がセラミックで出来ているので安全で、レジンキャストや石膏が削りやすいです!
レジンキャスト削りたくて買いましたが、もう使わないだろうと思ってたら数年後に活躍しましたよ。買っておいて良かったよぉ〜!
削ったあとは受けに油土を盛り付けて準備おっけい!
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2021年/セラカンナ、出てきましたね。今でも石膏に使用しています。セラミックのカンナです。たしか、そういうネーミングです。たしか・・・。
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自宅で型取り〜!バライタです!
ひっそりと進めてます。
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ちゃんとメモもしてます!
この段階では豆腐、というよりも杏仁豆腐ですね。
でもトーフー!やっぱりトーフー!はーっ!早くやっちゃいたいねー!
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2021年/やけに豆腐ネタがお気に入りですね。
えぇ、今でも大のお気に入りです。
たしかこの型取りで使用している木板は教室の先生にお借りしたものです。
今はちゃんと自分用を用意していますよ!
当時はまだどのサイズの板が必要かわからなかったんですよねぇ~。
懐かしい!
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今でも思い出す失敗、その2
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すすめぇー!バライタじゃー!
準備通り、胸パーツの型取りを進めました。
↓
胸パーツふやけてますので不安です。
胸パーツの型取りが終わるまで原型が持つのか...
胸パーツの腰と繋がる受けに石膏を流し込みました。
水位が下がりましたね。
時間に追われてやってたら写真撮り忘れちゃったよ...胸パーツを中心に進めて、足の油土埋めをしました。
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今日は画像が多いよー!バライタだよー!
しかも画像の見栄えがいいよー!
↓
腰パーツ完成です!
でも、股の受けの設計が狭すぎて...
股間が剥がれました。
女の子なのにー!
先生曰く、さほど問題ないとの事でしたのでこのまま進めます。
腰の型取り絶景の図
次は頭の型取りです!
↓
型を取り、
さらに型を取る。
現状こんな感じでーす。また後日の日誌でアップします。
頭の型は全てのパーツの中で一番分割数が多い型なので時間がかかります...大変だね。
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2021年/型取り事故ってますね。
原型破壊の大事故ですよ。こりゃ。
なぜこんなことが起きたのか。
型取りは問題ありませんでしたが、原型が問題ありでした。
下記の画像をご参照下さい。
こういうことなんですよね。
例えば、型抜き後に股関節の受けの石膏を外す際に、
すんなりまっすぐ外して問題なく外れるのが理想ですが、
この型でそれをやってしまうと、
受け部分の方が股間に引っかかってしまうわけです。
・・・股間が剥がれる。アイタタタ・・・。
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素材集め~今でもお世話になっております~
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ハンズメッセってすごいよね。バライタです。
メッセで布の詰め合わせを購入。
↓
なんて柄なのかさっぱりわからないけど、
今回の人形さんに着せたくて買ってみました。
思った以上に透けよるね。
一緒に入ってたアミアミを裏から当ててみた。
まだ透けますね。...人形さんですから、透けは言うほど気にならないのかも。
さらに一緒に入っていたレース?を裾に当ててみる。
案外良いかも?かわいいかもよ?
次は目の材料。
↓
目の材料はすでに買ってあるんですが、気になったので買ってみた。
ピンクの光沢もかわいいかも。
さらにトルマリンも買い占めてみました。
手足の先端に付けたくて。
今回のテーマに沿って、ちゃんと表現として成り立つのか...不安ですね。
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2021年/型取りが何とか揃いつつありますね。事故が色々ありましたが何とかなっていますね。
ハンズメッセ、今でも大変お世話になっております。
全て型取りが済んでから型抜きしたのでは遅すぎるということで、次回記事では残りの型取りを行いながら同時進行で型抜きを行います。その名も、「人形さんができるまで~経刻変化制作レビュー~3.型取・型抜ドタバタ同時進行編」引き続き教室でご指導頂きながら取り組みます。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!
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※ご購入頂かなくても全文しっかり読めます。
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