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人形さんができるまで~ロボちゃん制作日誌まとめ~9.修正・中身編
※この記事は未購入で全文お読み頂けます。
こんにちは。バライタです。
では、先週の続きです。
アメブロ『義家族製造~作品制作記録~』にて、
2014年10月から作品制作日誌を付けておりました、
「ロボちゃん」の制作日誌をまとめていきます。
当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私の
まとめ・反省・ツッコミを入れていきます。
みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。
※コメント頭に 2022年/ と付いているものは、
2022年の私が書き込んだものです。
あらすじ
塗装面が乾かない?!
関節部分の塗装を見直したい。
頭の蓋
関節の塗装を剥がして…
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2014-12-30
大掃除~が進まない~
バライタです。
前回、「関節部分を強度のある塗料で塗り直します!」
と書いたと思いますが、
今回は球体部分の塗装を剥がしました。
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鬼目ヤスリでゴリゴリ削ぎ落として行きました。
今回は球体にウッドビーズを使ったのが良かったようです。
粘土だと削っている間に球体の形が変わってしまっていたかと思います。
表面をこそぎ落とすぐらいなら
ウッドビーズのほうが強いということですね。
ただ、割れるときは木目に沿って豪快に
割れるのでそこまで過信しちゃダメですよ。
コーティング剤の塗りが甘い部分があったので塗り直しました。
コーティング剤ご乾いたら球体を塗り直します。
内臓の配置を考える
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内臓の配置を考えています。
あとは肺と食道を作り直すだけですね。
あ、あと目を作らないと...
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色移りについて
2022年/
折角塗装した関節球の塗装を剥がし始めました。
なぜ?
それは、『アクリル絵の具を塗った面同士が長時間接地して
圧迫され続けると、折角塗ったアクリル絵の具の色がうつってしまう』
という問題があります。
2015年完成の『経刻変化(ケイコクヘンカ)』の膝関節写真をご覧下さい。
↓
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こだわって塗装した緑の色がうつってしまいました。
球体関節人形は各パーツをゴム紐で引っ張る関係で各パーツの
関節に負荷がかかる仕組みになっています。
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つまり、関節には負荷がかかります。
もちろん、関節に革を貼って、直接触れないようにしていますが、
それでも接した部分から色がうつってしまいます。
もちろん、フィニッシャーを塗っています。
それでも色がうつっています。
ここが塗装の難しいところ。
ベストなのは、完成した当初の状態を
数十年・数百年維持するのが好ましいのですが、
現状、アクリル絵の具塗装ではクオリティの維持が難しい…。
そういった意味もあって、
私が最近ビスクドールにハマっているのはそういう理由です。
ビスクドールは色を数百度で焼き付けるので色移りの心配は、
今のところありません。
(数百年・数千年となるとよくわかりませんが、
今のところ数十年程度であれば問題ないようです。)
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中身の配置はほぼ決まり
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2014-12-30
大掃除の合間に作業してます。
バライタです。
ホントのホントに大詰めですよ。
ついに内臓を詰め始めました。
↓
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これで全て揃いました。
腸をボールチェーンで表現。
もう少し体が大きかったら大腸も入れたかったですね。
肺はポンプのようにジャバラが動く設定なので
ジャバラ部分は布に見えるように表面にコットンを貼りました。
針金にコットンを巻くのと同じ方法です。
胃袋は貝です。
胃袋だけ中身が見えるので少し生々しさを出そうと思いまして、
貝は加工せずにそのまま使います。
白い部分は木工用ボンドです。
乾いたらアクリルで色を塗ります。
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予定していたよりも厚みが出てしまいました。
やはり肺は3分の1ぐらいカットすべきでしたね。
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現在、透明樹脂を固めています。
樹脂を塗るのが大変でした...
いやー...お腹の型を作ったほうが綺麗にできたなぁと反省してます。
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2022年/
大変です!肺のパーツが分厚すぎて、
ボリュームが抑えきれません。
なんという無計画!!
勢いで作るとこういう問題があります。
しかし、勢いがあると完成します。
勢いを失うと完成しません…。
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塗装なおし
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2014-12-30
色っ!だいたい合ってる!!
バライタです。
「イデナパティナ ブロンズ」と
「ターナーアクリルガッシュ アンティークゴールド」の色を
比べてみました。
↓
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球体関節部分がターナーです。
二の腕部分がブロンズです。
殆ど違いがわからないほどで良いですね。
よしっ!いいぞ!
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2022年/
前回記事で探していた絵の具の色味が合っていたようで良かったです。
「イデナパティナ ブロンズ」はまだ色移りの実験をしておらず、
色々と未知数だったので、
まだ素性が解っているアクリル絵の具を使うのが良いだろうということで、
関節球部分のみ「ターナーアクリルガッシュ アンティークゴールド」を使っています。
さらに心配なので、中のゴム紐をあまり引っ張らず、
関節に負荷をかけないような組み方をしています。
さて次回は、『人形さんができるまで~ロボちゃん制作日誌まとめ~10.修正・目玉編』でお会いしましょう!
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!
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