【夢日記】人を襲わない狼男と人しか襲わない熊女の夢
自分が人を襲うことを辞めた老狼男で、人を襲うことが辞められない若熊女と出会う夢を見た。
自分は人から慕われているが、熊女はたびたび人を襲うので人から恐れられている。
しかし熊女はそのことを知らない。狼男である自分を同業者ぐらいに思っていて敵意を持たないが、人間は手当たり次第に食べる。食べたらグースカ寝る。
人間を不憫に思った自分は知恵をしぼり、人の形に作った肉の塊(たぶん原料は牛とか豚とか)を用意し、それを熊女に食べさせる。満足した熊女は、「ワンちゃん、いっしょに寝よぉ」なんて言ってなぜか俺のことを抱きしめながら眠り始めた。
普段から食い意地が張ってるだけあって熊女はむちむちとした体つきだ。まるでクッションに包まれているように、抱き心地がよい。この包容力のある女が、ひとたび空腹になると手当たり次第に人を襲うとはとても思えないが、とにかく危険な存在であることは自分がよく知っている。
俺は「熊さんとワンちゃんが抱き合って可愛く寝てるー」なんて言いながら近づいてくる人間の子供たちをしっしと追い払いながら、「大人たちにもここの拠点を捨て、遠くに逃げるように言え」と言った。
だが、しばらくして熊が起き出したとき、人間は逃げるどころか近くでバーベキューを始めた。早速、俺から離れて人間を襲い始める熊女。
しかしやられてばかりの人間ではない。狡猾に熊女を罠にかけ、熱された巨大な鉄板の上に熊女を放り投げる。鉄板の上で転げまわる熊女。人間の残酷さを目の当たりにし、ショックを受ける俺。必死で思考を巡らせ、近所の魚屋に置いてあった大きな水槽を運び、鉄板の上にぶちまけ、なんとか熊女を救出するが、熊女の体はほぼ黒焦げで、手の施しようのない状態だった。
それでも俺は熊女が奇跡の回復を遂げることを信じ、一人、ただただ必死に熊女を運んで人里から離れていった。
そんなところで目が覚めた。
画像はAIによる熊女のイメージです。非常に無邪気で少しあざとさもある感じが夢に出てきた熊女のイメージとぴったりな気がしました。夢の残酷な内容とはまったくかけ離れているのもむしろ良いかなと。
AI画像作成サイトchichi-pui(ちちぷい)で作成しました。人間の耳は髪で隠してほしかったのにイヤーマフで隠しているのは小さなミスですね。