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転職失敗談⑥ 再びの転職へ。

「そんなにイヤならやめちゃえば。」


と、ダンナに言われて。

そこでようやく自分に合ってない場所に行ってしまったことに気付いたワタシ。


まぁね。

言われてみれば、そこまでしていたい職場じゃないしなぁ。
実際、思ってたこともやらせてもらえないしなぁ。


ま。

いっか。

そだな。辞めちゃうか。




イソジにもなって堪え性がないとも思うのですが、五十代だからこそ、この先のこと考えたら素早い行動が必要かとも思いました。
合わない場所は、どこまで行っても合わないわけで。

同じ食品関係とはいえ、工場で製品作るのと調理師として火を扱うのは雲泥の差なんだなと知りました。当たり前か(笑)。


その日のうちにネットでいろいろ転職サイトを検索し、とある社員食堂の調理師の仕事を見つけました。

社食かぁ。ラクそうだなぁ。


社食なら、前職とほとんど仕事内容は変わらないだろうし、外のお客さんがいない分、クレームとか少なそうだし気楽に出来るかも。

条件も、車通勤が可能で時給も飲食業の中ではいい方。
ま、工場に比べれば下がるけど、一応自分の中では稼ぎたい金額は稼げるかなって。


そんな、今思うと安直な志望動機で、とある社員食堂の面接に行ったのが、7月の最終日。

行ったら、職場は海沿いに面して壁一面窓のオープンキッチン。めちゃくちゃ眺めの良い環境。なんでも5月に開店したばかりだというので厨房施設も、どこもかしこも出来立てピカピカです。ここなら、夏にGに怯えて仕事するなんてことはないだろうって。

面接担当をしたのは、一緒に働く直属の上司になる、40代前半の男性社員。
海坊主のような圧力を感じることもなく、前職の採用担当のようにいい加減な感じもなく。至極穏やかそうな話しぶりで、この人なら大丈夫かなって。

話しやすそうな人だったし、前職でも前々職でも人間関係に悩まされ続けていたので、正直に聞いてみました。

「ぶっちゃけ、何か職場で気になる人間関係とかはありますか?事前に知っていればそのつもりで働きますので。」

そ。

どこでも多少の人間関係のもつれがあるのはしょうがない。
けど、そのつもりでいれば、付き合い方や距離感考えていけばいいだけのこと。

至極率直に、次の上司となる方に聞いてみたところ、

「いやぁ~そうですねぇ~。HさんもYさんも、皆さん親切な方でお客様の評判もいいですから。その点は安心してください。」

と、一緒に働く女性パートさんの名前を出して答えてくれました。

まぁ、面接時にネガティブな話は聞かせないとは思いましたが、自分としては一番気になるところを抑えた『保険』のつもりの質問でもありました。



面接後すぐに採用の返事をもらったので、意を決して次の日、海坊主に退職願いを申し出たのですが予想外に、

「あら、そうなの?わかりました~。」

とあっさり承諾。
ま、たぶんワタシという人間を認識してなかったのかもしれませんね。それくらい、出入りの激しい職場だったということです。

たった8か月という期間ではありましたが、工場勤務という経験も貴重ではありました。が、最後まで自分の場所とは思えない職場体験でした。




さあ。

心機一転。

新しい職場でなんとか頑張らなきゃ。


そう思ってたワタシが、これまた人生初の一か月でトンズラという展開になったことは、また日を改めて記録しておこうと思います。


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