留学に至るまでの道のり #1中高生時代
こんにちは😄ばるくんです!
今回は僕が海外に大学に進学するまでの道のりを紹介していきます。
海外大学進学を目指している中高生の皆さんやその保護者の方の参考になればなと思います!
目次は以下の通りです。
目次
英語との出会い
中高時代を振り返る前に、まず僕自身の経歴についてお話しさせていただきます。僕は公立の小学校卒業後、中学受験を経て私立中高一貫校に進学、附属ではないものの多くの生徒は係属大学への内部推薦で大学進学する中、僕は海外大学進学を目指す放課後クラス等を受講し海外大学へ正規留学(進学)をしました。
それでは早速本題へ入りますが、英語との出会いは幼い頃でした。母は高校卒業後専門学校へ進学しましたが、父が海外大学への留学経験があり、米国大学のディグリー課程を取得しているのでその影響からか小さな頃から英語の本などを読み聞かせてくれました。
今ではたくさんの幼児向け英語教材がありますが、まだスマホは無かった時代なのでアメリカンアクセント寄りな父の英語の読み聞かせは、現在僕のリスニング・スピーキング能力に役立っており、今思えば本当にありがたかったなと感じます。
その後は特に英語教材や英語塾に行くなどはなく、小学校高学年の外国語の授業でアルファベットを学ぶ程度でしたが、その授業ではフィリピン人の講師の方がよく発音を褒めてくださり、英語を話すことが楽しいと感じるようになりました。
英語が好きになる
中学入学と同時に英語の授業が本格化し、週に4時限分の授業と各授業の小テストなど英語のインプットアウトプットが増え、英語の知識が増えていきました。また、毎授業テキストを開く前に英語の歌を歌いながら意味やネイティブの発音を学んでいく時間があり、それがとても楽しく、学校帰りに歌ったり友達と歌ったりして覚えていき、「外国語の歌を覚えた!」と言う感覚がとっても嬉しくてどんどん英語の魅力にハマっていきます。
中学の英語の授業は4ラウンド式といって同じトピックのテーマを4つの観点からアプローチして様々な英語の技能を養っていくと言うスタイルで、英語に力を入れている僕の中学の授業形式がさらに英語の能力を伸ばしてくれました。定期テストでの成績も良く、英語技能検定、通称「英検」では中1で4級、中2で3級、中3の2学期に準2級、3学期に2級を取得するなど、目に見えて英語力が伸びているのが分かり、いつの間にか得意な教科となり、周りの子からも英語が得意な子という認識をされ始めました。
また、洋楽や洋画も観るようになり、初めて1人で観に行った「THE GREATEST SHOWMAN」にはとても心動かされ、曲もセリフも覚え、出演していた俳優の他の作品を観てみるなど、趣味も英語コンテンツになっていきました。
海外大学を目指したきっかけ
ここからは少し個人的な意見になりますが、僕が海外大学を目指し、実際に進学したそのきっかけについてお話ししていこうと思います。
中学3年の秋頃、日本人教師とアメリカ人講師の2人タッグでオールイングリッシュの授業で、まさに「THE GREATEST SHOWMAN」の映画を見ている時、アメリカ人講師が生徒の様子を見ていて、たまたま僕の隣の席に座り、いきなり「将来なにしたいの?」と聞いてきました。中高一貫校のため、進学先がほとんど決まっていて進路相談などはなく漠然としか進路について考えることのなかった環境だったので、急にそう問われた時は驚きましたが、やりたいことはあったので咄嗟に出た英語で頑張って伝えました。「経済や経営、金融なんかに興味がある」そういうと、彼女は「それならMBA(経営博士号)を取るといいよ!」と言ってきたので、初めて聞いた単語に戸惑った僕はその場にあった電子辞書で「MBA」と調べてみました。MBAはもちろん国内でも取得できる学位ですが、その先生が海外で取ったらどう?と力説してくるので興味が湧いた僕はその場であれこれ質問していました。家に帰った後もインターネットで海外大学についてやそのMBAについてたくさん調べ、なんとなく海外大学という選択肢が自分自身の中に色濃く浮かんできました。父が海外大卒の経歴を持っていたことや、通っていた中高一貫校から毎年海外大学進学者を輩出しており、海外大学志望向けのプログラムや海外フィールドワークなど充実した環境が整っていることもあり、海外大進学を中学卒業前の段階で考えていました。
海外大学リサーチ
晴れて中学卒業後、高校に進学し、早めの段階で進路ガイダンスがありました。というのも2年次から進路によってカリキュラムが大幅に変わってくるので先のことをプランニングしながら定期テストで成績を取ったりしていかなければならないとのこと。周りは当然の如く内部推薦のある大学に進学を希望する子が多く、どの学部にしようかという段階でした。留学が充実している大学なのでまるまる3-4年間留学しなくともと思いましたが、今諦めてしまったら後からは目指せない、とりあえずやってみてから変えることはできるからやってみようと決意しました。
さて、海外大学に進学したいとなりましたが、果たしてどのようにして入学するのだろうか、なにが必要でいつまでにどうすればいいのか、知識ゼロでした。まずは、同高校から多数進学者輩出している米国大学を目指す友達と、放課後の強化クラスに参加しました。そこでのガイダンスで、海外大学の多くは、高校3年間の成績や英語力はもちろん、どのような人間かを評価する入学者選抜方法なので外部のコンテストやボランティア活動などが重要になってくることを知りました。入学のための条件は知ったものの、入学したい大学を見つけないとと思い、スマホと睨めっこする日々が続きました。
まずは自分がやりたいことを書き出す。
「ビジネス、ファイナンス、エンターテイメント」となんとなくこれかなとカテゴリーを並べまでいきました。
そして、検索する。「ビジネス 海外大学」「business university」など日本語英語2つとも使い、調べました。
探し方のひとつとしてランキングから探すというのもありだと思います。実際にハイスタンダードな教育を提供していて、環境も整っておりネームバリューもあるとなるとやはり世界大学ランキングの上位にランクインしてくるからです。
サイトは基本的に英語なのでたまには翻訳サイトや拡張機能を応用しましたが、これも英語の勉強だと思ってとにかく調べまくりました。
教育の内容以外にも、その土地の気候やキャンパスの雰囲気、学費などさまざまなてんで考えたり比較したりしました。国すら絞っていなかったのでとっても大変でしたが根気強く目星をつけて絞っていきました。
最終的にヨーロッパや東南アジアが合っているのではないかとなり、10数校に絞り出しました。
GPAのための定期テスト対策
大学を絞り、さぁ対策といったところですが、日本の大学の一般受験のように共通模試の結果によって合否が分かれるのではなく、高校の2年間ないし3年間の成績が問われるので定期テストの対策も侮れません。各大学によって必要なGPA(Grade Point Average-科目の評定×単位数を総履修単位数で割ったもの)は変わってきますが、基本的に高校のレベルというよりか在籍している学校のトップレベルの成績でいることが重要になってきますし、入学時奨学生などの対象になる可能性がります。つまり、高成績を取っておくことに変わりはないのです。僕の学校は相対評価から絶対評価に変わったりコロナ禍の成績の付け方で特殊になったりと例年以上に複雑な評価基準でしたが、課題一つや小テスト一つにも手を抜かずやれるだけのことに取り組みました。また、全教科で効率よく高成績を取るために、評価点を計算して基準値を超えるようにと一つに偏って頑張り過ぎないような工夫もしました。
その結果、高校1年生の時は5段階中4が多かったのですが、2年生3年生はほぼ全教科において5の評価をもらえ、大学合格に自信がつきました!
英語力証明のためのテスト受験
高校での成績は修めたものの、英語を母語としない生徒として入学するため英語力の証明が必要になってきます。
多くの海外大学が認めている資格はTOEFLやIELTSです。アメリカ系はTOEFL、イギリスやオーストラリア系はIELTSかなと思いますがどちらの認めている大学が多くあります。
(ちなみに僕の調べた東南アジアやヨーロッパは大学によって好まれるものがあるもののどちらも認められていますし、実際に僕もIELTSが好まれる大学にTOEFLを提出して合格したので、認められていれば基本的に問題はないです。また、そのほかにアメリカの高校生の統一模試のようなSATという国語数学のテストがあり、僕も受験したことがあるのですが、僕の大学出願には使用しなかったため、省略させていただきます。)
これが1番の難関でした。主に大学出願のために利用されるテストのため、アカデミックな内容の問題を解いていくことになり、海外大学進学の大きな壁を感じました。僕が受験対策したのは高校1年生の終わり頃からで、こういったテストがあることを知り、問題をざっと読んでみて、落胆しては友達と一緒に励まし合って挑戦していきました。簡単なものではないですが毎日画面に向かって英語の問題を解き、全くもってできなくても諦めずに立ち向かっていきました。初めての受験は高校3年の4月でした。想像以上に出来の悪く、帰り道に悔しい思いをしながら歩いてみた景色は今でも忘れません。その後も2ヶ月に1度のペースで受験しますが伸び幅が少なく、大学入学の基準に届かないのではと不安になりました。8月末の受験では前回と全く点数が変わらず、夏休みを有効活用できなかった自分に怒りを覚えました。また、この時点で何校かは入学基準に達せず諦めるしかないのかもしれないと、志望大学のレベル何度か下げました。放課後の海外大学進学クラスの子の中にも受験を諦め内部推薦に切り替える子や、国内大学受験に切り替える子が結構いました。やはり、ここが大きな山なのではないかと思います。
最終的に決めた大学の総合の基準点は超えたものの、セクションごとの基準点が足らず、高校卒業前の2月に受験し、基準点を超えたのでそこで一旦受験は終了となりました。トータル5回の受験、一度の受験で250$と大体4時間もかかるので、親には大きな負担をかけてしまうという心配とともに長時間に及ぶテスト受験に疲弊し何度もやる気を削がれましたが、絶対にやり切りたいとなんとか受験を終えられました。
出願
やるべきことは全てやっていよいよ出願となりますが、高校の成績証明と卒業証明が必要で、日本の高校の卒業の時期は出願の受付期間よりまだ早い段階だったので卒業してもまだ進路が未定な不安定な状態でした。高校時代からカウンセリングを受けていた留学エージェントと連絡をとり、必要な書類を全て揃えて、まず、合否判定を提出しました。確実なものではないのですが、成績書類一式を提出して、例年の入学者の成績から予想した合否をオフィスから評価してもらうシステムがある大学だったので提出したところ、推定で合格をいただけたのでひとまず安心し、本出願をして、大学から無事オファーレターを受け取り入学手続きにという形で海外大受験は終了しました。
終わりに
とても長くなってしまいましたが、海外大学出願までのおおまかな流れがつかめればと思います。海外とひとしきりに言えど、国や大学よってシステムや方法、入学基準はさまざまですし、皆さんが置かれている状況によっても可能なことや不可能なことなどたくさんあると思いますが、この記事が一つの参考にしていただければ嬉しいです。また、ほかにも個人的な意見や経験をたくさんブログとして残していこうと思うので、これからも期待していてください。ご意見や聞きたいことなどがありましたらコメントしていただければと思います。これからも頑張ります!