水のファン
カフェインに弱い体質なのか、緑茶を少々嗜むだけで目がギンギンの状態(目ギンギン状態、目ギンギンはスヴェンソンのイントネーション)になって夜眠れなくなってしまいます。
珈琲屋でバイトしてた3年間は緑茶と同じく目ギンギンが理由で珈琲を飲まないようにしていたので、お客さんに珈琲のことを聞かれてしまうと「わたしは敵ではありません」と言うような態度で「分かりません」と返答し続けることしかできませんでした。敵でないにしろ「なんだこいつ」と絶対に思われてたはず。「なんだこいつ」と声に出して言ったほうが良かったはず。ごめんなさいと思ってます。
珈琲屋のバイトを辞めてしばらく経ったある日、たまには飲んでみますかと久しぶりに喫茶店のアイスコーヒーを飲みました。美味しい。ああコーヒー美味しい。もう眠れなくてもいい気がする。コーヒー飲んで目ギンギンのまま生きて、死んでも良い気がする。
そんなことを思っていたら普通にお腹が気持ち悪くなってきて、横になったら朝まで起き上がれなくなりました。
それが1度や2度じゃなくコーヒーを飲むと必ずそうなる。
体質なんだね〜仕方ないんだね〜と自分を慰めて、今はコーヒーと距離を置いてる状態です。
そしてそのコーヒーよりも遠くにいてもう見えなくなってる飲み物が酒です。特にここ数ヶ月は一滴もお酒を飲むことがなくなり周りが全員酔っ払いでも頼むのはジンジャーエール、コーラ、烏龍茶、ジャスミン茶、コーン茶、その他ソフトドリンク。コーン茶はあったら嬉しい。大好き。あつあつのやつ。
珈琲と酒が飲めない人ってじゃあ普段何を飲んでるのって聞かれたことないけど、聞かれたとして、答えるならばそれは水…だと思います。
いや水です。水のガブ飲みです。
炭酸なんかすぐお腹いっぱいになるし、お茶なんかすぐおしっこ止まらなくなるし、カルピス大好きだけど喉渇くし、ジュースは甘すぎるし、水です。
水道水を飲むのは「乾電池味(かんでんちあじ)だ」と思った日からさすがにやめて、今はコンビニの水をひたすら買って飲んでます。メーカーとかは何でもいいです。だって全部水だもん。
それでもたまに間違えて『硬水』を買ってしまった時、飲んだ瞬間「なんかヘン。いつもの水じゃない!」と、市販の水にも味があることに気付かされます。
わたしたちは水を味わって飲んでいる。
今、好きな飲み物を思い出しました。桃の天然水!あとソルティライチ!あと最近人からもらって飲んだ太陽のアセロラティー。全部2Lで売って欲しい。
いや、2Lも飲まないか。飲めないな。水なら飲めるけど。やっぱり水です。
水と言えば、数年前に放送された『人生逆転バトル カイジ』(漫画カイジをバラエティー化した特番)で、235万円の借金を抱えた挑戦者が2Lの水を飲んだ直後、鉄棒に45秒間ぶら下がり235万円をちょうどゲットした時に飲んでいた、あの水。
大人が現金欲しさに水を一気飲みしてる映像は今でも鮮明に思い出せます。
世界一冷たいとされている、富士そばの水。本当に冷たい。人の体内を流れて良いギリギリの冷たさ。夏はあの水をコンビニで売って欲しい。
水で思い出す音楽。カジヒデキが日本語でカバーしてるのを中学生の頃聴いてかなりヤバイ曲だと思ってました。これは原曲のMVです。さらに元ネタがあるのか?かなり好みです。
水。
今日も明日も味のない水を味わって飲む。