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家主のファン#2

ヤヌウ。わたしは最近King Gnuみたいな感じで家主のことを(心の中で)そう呼びます。

京都と金沢へライブを観に行きました。
アクティブ。唐突なアクティブの出現。見ず知らずのアクティブにアクティブ見知りが止まらない。けど「一人で遠くへ行くのは案外楽しい☆」と知れたので、全て良かったことにする。

金沢で観たライブが全体的にスローに感じられたのは、行きで乗った新幹線が物理的に速すぎたせいだと本気で思ってる。マジで速い新幹線。「マジで速い電車をつくりませんか?」と言い出したヤバい人の言うことを聞いてマジで速い電車をつくるヤバい人。ヤバいよね。わたしも、そんな風に生きてゆきたいと思ったね!

家主の好きなところ。
軽音楽部の神バンドの神ライブみたいなライブを毎回観せてくれるところ。カッコつけないんじゃなくて、カッコつけられないんだろうなこの人たちはと思わせてくれるところ。みんな楽しそうなところ。

ヒトとギターの境界線が曖昧なヤコブさんと、段ボールを思いっきりグーパンしたみたいな音でドラムを叩く岡本さんと、『強大喜利芸人顔』の田中さんと、いるだけで面白い谷江さん。

家主の音楽が好きなことは大前提として、バンド全体に広がるユルさやフザケに只ならぬ、そう只ならぬ魅力を感じます。

お笑いを観て笑うように、音楽を聴いて面白いと感じる瞬間が今とっても楽しい。専門的なことは全くよく分からないけど、「ギタープレイは大喜利のようなもの」「ギターソロは一発芸」と言うインタビューでのヤコブさんの発言に「だから聴いてて面白いのか」と思えて嬉しかった。
わたしはヤコブさんの、家主の芸風のファンなのだと思う。

アルバム『DOOM』を聴いた時、寝ても覚めてもムカついていた高校時代の記憶が蘇りました。

どう頑張っても話の合わない(だけどすごく優しい)ギャル達と一緒にいるのがしんどくて、イセザキモールのベンチで毎日一人で弁当食べてたこととか。
デカい声で車の話ばっかりしてたヤンキーのこととか。
朝、高校の最寄り駅に向かう電車に乗った直後から記憶が飛んで、気付いたら夕方の駅のホームに立ってたこととか。どんだけ嫌だったんだよ…
今ならやり過ごせそうなことが当時は本当に無理だった。

いつの間にか忘れてしまっていた、と言うか忘れようとしてた記憶だけど、あの頃の自分が、今の自分の中にも確実にあるってことを自覚出来たのがなんか良かった。家主の音楽によってDOOMが呼び覚まされた感じ。うん。今思い出してもちゃんとイライラできる!

なんかもう、ていねいに暮らしてる場合じゃないと言うか、ツイッターで無理やり絵文字使って明るさやとっつき易さを演出してる場合じゃないと言うか。
「本当のお前はそんなんじゃないだろ」って言われてる気がしたんだな!DOOMの音楽に。


『DOOM』の意味がよくわかるインタビュー。すごく良いです。


ライブで聴く度がーんときてしまう大好きな曲。MVも超大好き。あったかDOOM。


これはこないだスマホのフォルダを見返してたら発見して、心臓がバクバクした写真。(2021年10月5日撮影)


ああ。なんて良いジャケットなんだろう…

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