「無難とは」【アニメと漫画と暮らしの日記】

1月1日(月曜日)

 今年こそは初詣がしたくて、駅の南北通路を通って、母校に隣接している某・神社まで歩いて行こうとした。母校と隣り合っていながら、某・神社には一度も足を踏み入れたことが無く、そもそも初詣という実体験がこれまで希薄で、『今年こそは初詣』という気持ちが年々強まっていて、それで30分以上も歩き続けて母校の入り口のところまで辿り着いたわけだが、なにやら人が多い。初詣を終えた人々がどんどん過ぎていく。コロナが5類になってから初めての正月で、おそらくここ数年間よりも初詣の賑わいが遥かに盛大になっているのだ。家族連れが目立つ。家族連れの子どもが持っている破魔矢が目につく。神社に近づいていくと、露店が軒を連ねていて、『これだけ賑わっているのなら、容易には参拝できないかも……』と危惧していたら、案の定、参道が行列で埋め尽くされていた。即座にあきらめた。元日でなくても参拝はできる。もっとも、気がついていたら初詣せずに「松の内」が過ぎていた……ということも無きにしもあらず。そこは注意したい。

1月2日(火曜日)

 10時間睡眠のあと目覚めたけれど、お布団があまりにも気持ちよくて、いつものごとく早い時間帯にモーニング・ルーティンを開始できず、ブログなどの作業をしていたらもうお昼時で、人でぎゅうぎゅう詰めになる前にガストに行ってみたくて、それで11時になる少し前に入店したところ、席があいていて安堵する。400円のスパゲッティの小皿を2つと400円のミニサラダ。最近は加齢のためか食が細くなって、この程度の食事でも足りる。正午が近づく。お客さんが殺到する前にレジに行く。
 
 MMから高島屋に入ってみると、さすがに初売り、普段からは考えられないぐらい賑わっている。この盛況ぶりが持続したらいいのにと思う。今日だけは90年代以前と遜色無い高島屋が見られる。百貨店文化の灯火(ともしび)を簡単に吹き消してはいけない。

 アパートに戻る。読書。イオンに行き、刺身と惣菜を買い、アパートに戻ってくる。食いながら、読書。敢えてスマホを持たずにベッドに寝転がる。天井を見る。調子が戻ってきたタイミングで、イオンのフリースペースでの読書を目論む。
 ふたたびイオンに来たらもう19時で、やはりフリースペースには空席があって、テーブルに積ん読して、自分の読書に没頭する。しかしフリースペースも24時間営業なわけも無いので、またガストに出向いて「和風チキン・ポテトフライ・ドリンクバー」というコンビネーションでもって読書を続行することを目論む。
 だがしかし、比較的遅い時間帯なのにガストは満席になってしまっていて、目論みが粉砕される。甘かった。今日はよく考えたら1月2日なのだ。寒い夜道を彷徨う。幸いイオンはまだやっている。ガストでチキンが食べられないのが悔しく、味付き鶏もも肉を購入してガストチキンの代わりにする。「味付き鶏もも肉・菓子パン・ペプシコーラ」のコンビネーションで夜食を腹に詰め込み、寝る前になって今日初めての「スマホぽちぽち」に興じる。

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『こづかい万歳』『スキップとローファー』『シャドーハウス』『アトム・ザ・ビギニング』の1巻を読み、『Helck』『鴨乃橋ロンの禁断推理』『カッコウの許嫁』『ブルーロック』『山田くんとLv999の恋をする』『風雲児たち』『マッシュル』『古見さんは、コミュ症です。』の2巻を読んだ。

 それにしても漫画の「選書」が無難である。12冊も読んで、テレビアニメ化されていない漫画が『こづかい万歳』と『風雲児たち』の2つだけとは。
『こづかい万歳』にしたって、あれだけバズっていたら、もうメディアミックスされるのと同等の待遇を受けているようなものだ。1巻を読んだだけだけど、バズる理由は存分に感じられた。
『風雲児たち』にしても、「これを読まずになにを読むのだ」というような領域にまで到達してしまった漫画である。言わば漫画好きにとって「マスト」な作品である。もっとも私は「マスト」な作品を意図的に避けてきて漫画を読んできたよろしくない漫画ファンなのだが……。そういった漫画読みの出来損ないであるので、『風雲児たち』を読んだのは昨日が初めてだった。ここまで「マスト」的な作品になってくると、テレビアニメ化されていなくても、3回か4回アニメ化されるぐらいのビッグコンテンツとなんら遜色は無い。


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