「強いまま連載終了」【アニメと漫画と暮らしの日記】

4月20日(土曜日)

 布団のシーツを換えるのに手間取り、はてなブログのプロットを書き留めると、ちょうど良い時刻になっていて、何も持たずにアパートを出た。百貨店の近くまで行って、ラーメン店の限定メニューを確かめる。その後で図書館の方に引き返せば、ちょうど開館時刻を迎えるはずだ。
 しかし、百貨店に近付き、頼りのラーメン店の横まで行くと、なんと休業期間中であった。そんなばかな。なんてことだ。予定が狂う。もう1つのラーメン店に向かい歩きながら必死にスケジュールを考え直す。幸いもう1つの方のお店は店休日では無かった。しかしながら、再編成したスケジュールによって図書館より先にMMに入ることになった。

 久方ぶりに「週刊少年サンデー」を読んだら、なんと次号で『ラストカルテ』が完結するという。この漫画はまだ通算100回に到達していないのだ。そして掲載順が下の方だったのも記憶に無い。言葉は悪いかもしれないが、現在のサンデーの重要な戦力だったはずなのである。打ち切りとは思えない。打ち切りの対義語は何だ。たぶん「円満終了」だ。しかし……。
 人気のあるまま連載を終了させる。
 強いまま引退する競走馬のようだ。
 昨年引退したイクイノックスがまさにそうだった。年間無敗でジャパンカップを勝って引退した。強いまま引退する競走馬は多い。一方、燃え尽きてラストランで大敗して引退する馬もいる。競走馬の引き際の美学に関する考えは競馬ファンによって異なる。
 何の話だ。そうだ。競馬ではなく漫画の話だった。
『ラストカルテ』は競馬でいうイクイノックスのようなものなのだろうか。
 イクイノックスはG1をたくさん勝っている馬としては走ったレース数が少ない。『ラストカルテ』も連載回数が100回に満たない。イクイノックスは強いまま引退した。『ラストカルテ』も次号で人気があるまま終了する。
 メディアミックスの目論見などは無いのだろうか。

 ラーメンを食う。MMに戻る。『真夜中ハートチューン』の第2巻を読む。
 図書館に入っていく。『万葉集』を読む。大江健三郎の晩年の小説を読む。遠藤周作の初期の小説を読む。岩波新書と中公新書を読む。正岡子規の紀行文を読む。三島由紀夫の『青の時代』を読む。
 読み過ぎて眼球がスパークする。

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今日の食事中アニメ

・『佐々木とピーちゃん』第7回

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