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ネクタイのすすめ
どうもこんにちは。
楓の落ち葉です。
クラシックスタイルをおすすめした私ですが、じゃあ、どっからクラシックスタイルに入ったらいいんだろうか、という質問にお答えするのがまずはスタートかなと思いまして、今日はそのスタート地点のお話をしたいと思います。
ネクタイを締めよう
クラシックスタイルとなれば、やっぱりまずはスーツですよね!
ただ、ここでお話したいのはスーツの何たるかのお話ではありません。
それについては、また別の機会に、僭越に過ぎる気もしますが、お話したく存じます。
ここでお話したいのは、ネクタイをしよう、ということです。
みなさん、ネクタイはされていますか?
敢えて言わせてください。
ネクタイはいいぞー!みんなーネクタイをしよう!!!
ネクタイの必要(重要)性
で、ネクタイを何でそんなにおすすめするかですが、それはもう言うまでも
ネクタイがある方が、スーツは恰好良いから!
これに尽きます。
歴史的に見てもネクタイというのは自分であることを示すものだったとかなんとかまあ色々あるらしいのですが、むしろそういう御託はいいんだよという気持ちで、もう一度いいます。
ネクタイがある方が、スーツは恰好良いから!
ネクタイのない状態のスーツ
というわけで、こっからは具体的なお話。
実際にネクタイのない状態のスーツを見て頂きましょう。
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どうですかこれ。よくあるチャコールグレーのスーツなんですが、このネクタイが無い状態。
めっちゃくちゃ地味じゃありませんか!
地味でいいんだよ、と言われてしまうとそれまでですが、ちょっとだけ、もう少しだけよく見て下さい。
これ、本当に地味なだけですか?
それ以上に、何か足りないというか、もう少し誤解を恐れずに言えば、
めっちゃくちゃダサくありませんか!?
ネクタイのある状態のスーツ
では、満を持してネクタイをした状態のスーツを御覧下さい。
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後述しますが、ボルドーはめちゃくちゃ汎用性の高いネクタイカラーです。
どうですかこれ!
めっちゃくちゃ格好良くありませんか!
どっちかっていうと、洗練されている美しさがあるとお感じになるのではないでしょうか。
それもそのはず、そもそもスーツはある時期からネクタイをすることを前提として作られているので、スーツを無しにするっていうのは本来あるべきものを除くような行為なので、タコが入っていないたこ焼きというのか、キャベツが入っていないお好み焼きみたいなもので、何か足りない感じがするんですよね。
そこにネクタイが入ってくると全体が締まる。あー足りないのはこれだったかーっていう実感がしっかり入ってくるんですよね。
それがネクタイというアイテムなのです。
どんなネクタイをするべきか
ここまでお読み頂いて、じゃあ、ネクタイしてみるかなーでも、どんなネクタイがいいんだろうかーとお悩みのそこのあなた!
今から詳しくご説明申し上げます。
1)色の選び方
まずは、色のお話ですが、これはネクタイ単体で議論するのは難しいです。
なぜかというと
シャツの色やジャケットの色に依存するから
ですね。
その中でも最も強く反応するのはジャケットの色なのでそこを基準に考えてみるとよいかと思います。
なので、これから例えば成人式用にネクタイを買いたい、でも白とかシルバーとかそこまで式典用のは嫌って方は、是非、成人式用のスーツを着て(最低でもジャケットだけは着て)ネクタイ売り場に行くのがよいと思います。
ざっくり私の経験だけで申し上げれば、シャツを白かサックスブルーとして、
ジャケットの色がネイビー=ボルドー、ブラウン、ネイビー、グリーン
ジャケットの色がグレー=パープル、ボルドー、グレー、オレンジ、
(ネイビー)
ジャケットの色がブラウン=ネイビー、ボルドー、グリーン、ブラウン
あたりが比較的合いやすいと思います。
え、黒のスーツの場合は?
って聞かれるかもしれませんが、黒のスーツに合うネクタイって多分、白かシルバー、グレー以外ないと思います。
他の色はやっぱり浮きますねえ。よくてグレーのジャケットの下位互換です。
そういう意味では黒のスーツが好きな日本人だからこそ、ネクタイに興味を持ちづらいのかもしれないですね。
なので、私としては、是非、スーツを揃えるときは、上記のネイビー、グレー、ブラウンのどれかにして頂いて、ネクタイもセットで是非、楽しんで頂きたいです。
尚、この中から、一本選べと言われたら、私は
ボルドーかネイビーかをチョイスします。
ボルドーって意外かもしれませんが、すごく使いやすい色なので、本当にオススメです。
ただ、ボルドーと申し上げているように、暗い赤であって、決して赤のことではないのでご注意ください。
もしシルクのサテン生地のような艶のある生地をお選びになる際は気持ち一段階暗めのものにする方がボルドーの良さが引き立つと思います。
2)柄
次は柄についてですが、これはおそらくそこまで難しく考える必要は無いです。
無難に行くなら
無地
ドット柄
小紋柄
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の三つから選べば大失敗することはないかと思います。
細かくはシャツやジャケットのデザインとも関係するのですが、私はあんまり難しいことを考えるのが苦手なので、
ジャケットが柄物なら無地のネクタイを、ジャケットが無地なら柄物のネクタイ
を基本にして選ぶようにしています。
もちろん、気分によって柄+柄だったり無地+無地のことも当然ありますが、やっぱり柄+柄だとごちゃごちゃして見えたりする可能性も上がりますし、無地+無地だとちょっとさっぱりしすぎかなと思うことも多いです。
ただ、後者についてはその方がかえって適している場合もあるので、この辺は時と場合によるというところでしょうか。
まあ、難しいことはいいんです。
ジャケットと合わせたときに格好良ければいいんですよ!格好良ければ!
3)ストライプとペイズリー
さて、柄としては小紋柄とドット柄とを挙げたのですが、ここでおそらく気になるのはレジメンタルストライプとペイズリーの柄のネクタイですよね。
正直に言います。
好きならその道を貫くべし!!
好きなものを身につける喜びは何物にも代えがたい気持ちよさがあります。
それでも尚、お話を聞いて下さるのでしたら、私はやっぱり小紋柄かドット柄かをお選び頂きたいです。
なんでかというと、ストライプについては
色数が増えるので、合わせる難易度が急に上がる
からですね。
意外とあれ?なんか違うとなることが多いです。
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ペイズリーについては、色の問題もあるんですが、純粋にまあまあ主張が強いので、丁度良いのを探すのが難しいというのも大きいです。
ただ、ペイズリーは恰好良いのを見つけられたらかなり光ることも多いので、案外ストライプよりは可能性の獣になり得るかもしれません。
ネクタイは派手なこと自体は正直、悪くないので。
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4)結び方
最後に結び方ですが、私は
プレーンノットかセミウィンザーノットかを選択することが主です。
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この二つの選び方の基準は、割と単純で、ネクタイの厚み(横幅ではない)です。
ウィンザーノット系はどうやっても襟元のノット部分が大っきくなるので、シルクや薄めのウールタイなどはセミウィンザーノットで、ウールやカシミヤなど分厚い生地で作られたネクタイはプレーンノットで、という形で使い分けています。
ただ本音としては、私はシュッと下に滝のように下りていくウィンザーノット系が好きだったりするので、そのことも踏まえて今後のネクタイは選んでいかないとなーと思っています。
まとめ
そんなわけで、長々語ってきましたが要は
ジャケットの色基準でネクタイは選ぼう
無地かドット柄か小紋柄かがいいぞー
ネクタイはいいぞー
の3つだけ押さえて頂ければ十分です。
言い出すと他にも大剣幅だとか色々あってあと、1000字くらい書いてしまいそうなので。
明後日は成人式かと存じます。
新成人の皆さんでまだネクタイを買っていなかったり、こだわりがなかったーって方は、是非、明日、成人式用のスーツを着て、ネクタイ売り場に言ってみてください。
そして、そこで見つけたお気に入りの一本とともに素晴しき日をお迎え頂けることを心より願っております。
ではでは、本日はこのくらいで。
最後まで御覧頂き、ありがとうございました。