幅下まちあそびの会
西区幅下町で地域の方たちと「まちづくり」を考えるゆる〜い会が、幅下まちあそびの会だ。
愛知建築士会のまちづくり委員会が、当地で街歩きとシンポジウムを数年前に開催した。
それがきっかけとなり、お菓子問屋だった杉本家と蝋燭問屋だった加藤家の方々が中心となり、建築士会のメンバーがフォローする形で生まれた。
昨年は、杉本家の広間を舞台に「おかし寄席」を行った。落語家は、同じ西区に住む「どかん亭珍光」さん。
この会の主旨を理解して創作落語を作られた。
「六句の神様」という創作落語は、杉本家の古い町名が六句町であり、数年前まであった屋根神様の物語だ。
町内会長の実名が出てきたり、とにかく笑える傑作であった。その取材力と意気込みが嬉しい。
まさにここでしか披露出来ない話。
40人で満席となる広間で、それは感動的な時間だった。
惜しまれるのは、録画収録をしていなかったので、幻の一席となった。
今年も再演を予定していたが、このコロナ禍の中で、どうしようというのが、今回の例会のテーマである。
結果、40人の観客は諦め、少人数で開催し、その代わりに録画収録してDVDにしようという事になる。
YouTubeチャンネルを開設して発信しても良い。
後で編集して、屋根神様の写真を入れたり、話の内容に合わせて地域の写真や映像を挿入するというアイデアも出た。
打ち合わせが終わると、食事会。
今日は、地区内の八百彦本店さんのお弁当。
変則二段重ね。
食後、杉本家の2階にある、何十年も空けていないお宝を見せて頂く。
ひとつづつ調べたら、面白いと思うのだが、機会がないらしい。
奥の部屋には、前回開封したお膳や什器、重箱が並ぶ。
この什器は、69年ぶりに開封した。
今度この什器を使った食事会を計画中。
町の歴史をゆっくりと調べる、まちあそびのゆるさが心地いい。
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