バレンタイン決算

お年頃のムスメがチョコをもらってきましてね、私も友チョコ作る！と言い出しまして。
自分でやるなら止めはしないんだけど、あげる人数聞いたら１０人以上て！おぅ・・・手伝わないとダメなやつじゃん～～
ホワイトデーの時でいいんじゃない？そしたら手伝うよ？って言ったら、お母さんの一ヶ月後なんて当てにならない！ライナウ！っつーもんで、１００均に連れて行き、ラッピングを選び、ヒーヒー言いながら大量のチョコを溶かしました。
業者くらいチョコ作った。
配りに行ってくる！と飛び出してったムスメを見送って、いや～ひと仕事終わったな！でNetflix＆ビールな、ラブマイセルフなバレンタイン。

私は記念日とか行事をわりかしないがしろにするタイプで、３６５日ほぼ同じテンションで生きているので、もう何年もバレンタインはスルーしているんだけど、それでも、青春をほじくってみればいくつかはチョコをあげた思い出があった。
小学校高学年の時は、クラスナンバーワン優しい男子に人気が集中していて、ほとんどの女子がその子にチョコをあげるというのでブームに乗っかった。ホワイトデーの時にお菓子つめあわせを向こうのお母さんがみんなに配ってくれて、リターンすげぇ！と衝撃を受けたのでよく覚えている。
中学の時はおじさん好みで同級生に興味がなく、部屋には次元大介（ルパン三世）と、酒屋で頼み込んでもらったミッキーロークのウイスキーのポスターを貼ってた。好きなタイプはミッキー！つってたら、いつの間にかあの子はミッキー吉野好き、という間違い伝言ゲームが起こり、同級生からは大いに引かれていた。４０ちょっと前の、妻に逃げられたヘビースモーカーの探偵と付き合いたい！という、もう手に負えない謎なこじらせ方をしていたので、中二病とは恐ろしいものである。
高校２年のバレンタインは、仲良し３人でそれぞれ好きな人を作り、放課後教室に呼び出すという、マンガのようなことをやってみた。全員その場で断られ（なんで、笑？！）テンション高いまま国道をチャリで飛ばし、カラオケボックスに飛び込んでたぶん何らかの失恋ソングでも歌ったと思う。今でも集まると思い出して笑いのネタになっている。
大学生の時は当時付き合っていた彼氏にどうしてもバレンタイン当日にチョコをあげたくて１時間かけて終点にある彼の地元の駅まで持って行った。
改札出てチョコを渡したら、遅くなるからもうお帰り、と。
は？おまえナウシカか！森へお帰りじゃねーよ！お茶くらい誘え！この後、まさか他の女と会うつもりじゃあんめーな！！と、思っていても口には出せず、たぶんすごすごと乗ってきた電車の折り返し運転で帰ってきたんだと思う。
なんか、ロクな思い出がないな、笑
小５ムスメはどうかというと、人の恋バナ好きのりぼんっ子だが、自分は特に好きな子はいないらしい。
今一番好きなのはTWICE。
韓流ドラマを一緒に見ているのがまずかったのか、将来はパクソジュン似の財閥の御曹司と付き合おうとしているし、顔面偏差値１００以上のアイドルグループのMVばかり見ているので、ビジュアルチェックも非常に厳しく、なかなか高い理想をかかげるようになってしまった。
中２ムスコは今年も何ももらってきた気配なし。まぁ、もらっても言わないんだろうけど。母のせいでちょっとイベントないがしろ男になっている感じある。
20何年前のバレンタインの文句を今、決算させられているダンナを見ると、彼女ができたら、イベントは少しは大事にしなよ、と言ってあげようと思う。

※ダンナに、付き合い始めの頃、チョコ持ってったのにすぐ帰されたよね？と詰めてみたところ、来るなって言ったのに来たから、と。その前の年の2/14に事故をしたので家から出たくなかったんだそうな。
そんな事すっかり忘れてました、笑笑
どうせお互い都合の良い記憶しか残らないんだから、恋愛はやった後悔よりやらぬ後悔、かもしれない。