「親力」って大事だよね
バロンです。
甥っ子くん(現在6歳)が生まれてから、元から教育や子育て支援に関係していて「子供」の問題には興味・関心を持っていたのですが、もっと身近ななテーマに感じられるようになりました。IHLでも当初「子供をテーマにやりたい」と言っていたのも、その影響です。実際には、子供を通り越して「精子」がテーマになってしまいましたが(苦笑)。
ともかく甥っ子くんの家庭を見ていて、感じるところがあったので、子育てに関する私見をまとめます。
親の認識と子供の認識
甥っ子くんが幼稚園年長の頃、早生まれということもあるのでしょうが、両親は同学年の他の子に比べて「ちょっと遅れているかも」と心配しているようでした。そのためか、母親は「うちの子は落ち着きがなく育てるのが大変」と認識しており、一時も目が話せないと、よくこぼしていました。
町中を手をつないで歩いている時も、突然走り出したりして母親から注意されることはしょっちゅうでした。
甥っ子家族が我が家に遊びに来て、近くの店にご飯を食べに行く時、ちょっと実験をしてみました。甥っ子くんに次のようなお願いをしてみました。
「甥っ子くん、バロン妻ちゃんは不器用なので、一人で歩いてるとよくコケちゃうんだ。甥っ子くんが手を引いて、お店まで守ってくれるかい?」
甥っ子なりの責任感
こんな書き方をしているので結論はお察しの通りなのですが、甥っ子くんは「分かった!僕がバロン妻ちゃんを守る!」と宣言し、その宣言通り、急に駆け出したりせず、最終目的地まで大人しく手をつないで妻をエスコートしてくれました。絵に描いたような実験成功でした。子供って期待されるとそれに答えたくなるものなんでしょうね。
親子だけでない第三者の必要性
甥っ子の両親は、毎日の生活の中で面倒を見ているわけで、その中で子供の安全を考えていろいろと努力をしているのだと思います。しかし、そのルーティーンの中での最適化として、「この子はあれが出来ない、これは危ない」といった固定観念も出来てしまっているのだと思いました。
自分たちのような距離の人間は、子供の特性を客観的に見ることができるので、上段に挙げたような実験も「成功率は十分高い」とあらかじめ見積もっていました。他の子と比べて、もちろん色々と違いはあるわけですが、特徴として冷静に判断し、色々なチャレンジをさせるにも、客観的な視点が必要なのだと感じました。
「子供の幸せ」には「親の成長」が重要
その後も機会をみては、甥っ子くんに様々なチャレンジをさせています。別段お小遣いをあげたり何かとプレゼントしたりするわけでもない割には、好いてもらっているのは、率直に嬉しいことです。
一方、色々とできることが広がったり意外な興味対象が見つかったりと成長が見えるようになってくると、両親も欲が出てきたのか、今まで安全第一・0リスク方針だったのが、色々なことにチャレンジさせるように方針転換してきました。
子供が生まれたら自然に親になるのではなく、そこから様々な学びを経て親になっていくのだなぁと傍から見てて強く感じたので、「親の成長」が子供の問題を考える上で重要なのだと考えています。
「こどもーど」にJoinして思うこと
そんなわけで、IHL終了後は「こどもーど」プロジェクトにもJoinさせてもらっています。
お子様のいらっしゃる方、「親」と「子」のクローズドな関係に、第三者を入れるってのは色々と新たな発見があるのではと思います。もちろん、上記のように親戚に手伝ってもらうのも良いのですが、身内だからこその「面倒臭さ」ってのもありますよね?
自分の場合、おせっかいと言われない範囲に制御する事に非常に気を使いました。甥っ子の両親(妹夫婦)にも色々とプライドがあったようですし。
ともかく、「こどもーど」のようなサービスって、今のように子供の数が少なくて「失敗できない」って思っている親が多い時代において、非常に大切セクターになると考えています。ご興味のある方々はぜひ、ご協力いただきたいです!
以上、シーランド公国男爵のバロンでした。