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【子育てパパ向け】ベイブレードXの始め方

ベイブレーダーにとって魔の11月をいかがお過ごしでしょうか?DIYベイブレーダーのバロンです。
「最近ベイブレードX、流行ってるらしいやん?」ってことで、子どもに買ってあげようかと考えている子育て中のパパ(ママ)向けの情報を以前アップしました。具体的な商品の購入についてはこちらを参考にしてください。

意外と重要があるようなので、最近の体験も踏まえて追加情報を載せていきたいと思います。


子ども向けおもちゃとしてどうなの?

親(保護者)目線で言うと、結構使えると感じます。
小学校低学年の子とか、「パパ!一緒に遊んで!」と言ってくることありますよね?それに対して、「少しでも自分の労力や時間を使いたくない」考えると、ゲーム機やタブレット(YouTube)を考えるかもしれませんが、やっぱり「子育て的にどうなんだろう?」という不安がある人も多いかと思います。
正直な意見で言うと、ある程度成長してからはゲームもYouTubeも別に良いと思うのですが、小さい頃からそういうのに浸しすぎちゃうと、自主的に活動の意欲を削がれちゃう気がしています。なので、できるだけ大人のコストを押さえつつ、子の思考力を高めるような遊びがあるといいなぁと思うわけです。

で、「その1つがベイブレードである!」とここでは主張します。

誤解1:おもちゃを与えたら子どもは勝手に遊ぶ

親戚の子育てを見てて、「えー」と思ったことの1つが、子どもはおもちゃを与えたら自分で勝手に遊びに興じると思っているらしいことでした。知育に良いとされるおもちゃを買い与えはするのですが、いっしょに遊んであげないので、面白さが分からずに、さして遊ばれもしないという場面を散見しました。見るからに遊び方が明確な単機能なおもちゃの方が、子どもの反応が良いので、だんだん知育的なおもちゃは与えられなくなっていきました。
特にベイブレードは「対戦玩具」なので、与えただけで子どもが面白がる類のものではありません。学校やクラスで流行ってて、元から認知しているならまだしも、まずは対戦の面白さを覚えて貰う必要があります。
しかし、「対戦」は人が相手なので面白さは格別です!一度理解したら進んで遊びたくなります。

与えただけでは子どもは遊ばない

誤解2:子どもの自尊心を育てるために勝たせてあげないといけない

ベイブレード始めたばかりの小学低学年と本気の大人が対戦したら9割方大人が勝ちます(それでも子どもが勝つ時があるのがベイブレードではありますが・・・)。なので、いくらか手加減は必要です。
しかし、毎回勝たせるは教育的に問題があります。前出の親戚の家では、まるで接待ゴルフもかくやという感じで、何が何でも子どもを勝たせていました。その結果として、自分が負けそうになるとズルをしたり、超法規的に勝利を譲らせようと工作したりと、お友だちと対等な遊びができなくなります。せっかくの「遊び」なのですから友達と楽しめるツールにして欲しいのが正直なところです。
五分五分からちょっと大人が勝つくらいの勝敗バランスが、教育的にはいいのかなと思っています。ちなみにうちの場合は、パパは強くて、ママは子どもと同じくらいの強さで、一緒に工夫してパパに勝とうとするという感じのブックにしてあります。

ベイブレードなら相手するのが楽

大人が対応するにあたって、とっても疲れるのは持続性がありません。オセロとか将棋のような知力を必要とするものや、ウノやトランプのようにとっさの判断力が必要なものは結構脳みそが疲れます。
ベイブレードの場合は、ベイを組み立ててシュートするだけ。大人の腕力的に、シュートは大した体力は使いませんし、組み立てに関しても、さして頭を使いません。
あらかじめパーツの特性を説明しながら遊んでいると、子どもが自分でパーツの組み合わせを探すのに時間を使うので、けっこう休みながら相手をすることができます。
勝敗に一喜一憂する子どもと比べ、大人は省エネ運転でやれるので、体力消費を最小限に抑えつつ、子どもはエキサイトすることができます。

スポット的にママに参加してもらうことも容易です。シュート自体難しくないので、ベイを組んであげてシュートさえできれば、気持ちも新たに遊べます。

ベイブレードなら勝敗管理が楽

上に挙げた遊びは「勝敗のコントロール」に結構頭を使いますが、ベイブレードの場合は、ぶっちゃけ弱いベイ(例えばシノビシャドウとかウィザードアローとか)を組めば、それだけで管理可能です。時々歯ごたえを感じさせたい時には、本気ベイを組んであげるか、本気でシュートすれば良いわけです。
個人的には、「本気出したらめちゃ強いパパ」と「安定はしていないけど時々とんでもない勝ち方をするママ」の2枚看板で対応していますが、「パパに勝つためにどうやったらよいかママと作戦会議をする」みたいなコミュニケーションも生まれています。

友だちを作るためのツールとして

友だちを作るために重要な要素として、「ルールを守ってゲームができる」というのがあります。家庭内の特殊ルールで子どもと接待遊びばかりしていると、対等の立場の友だちと楽しく遊ぶことができなくなります。
双方に平等なルールを守って、勝っても負けても楽しく遊べる、そのレッスンとしてベイブレードが最適です。1回のゲームが比較的短時間なので、何度も繰り返すことができます。一回の負けのダメージも小さくてすみます。

ルールを守って友達と楽しむ!

知育的な要素

初心者は、最初の内は「主人公が使っているから」とか「新製品だから」とか「他の人が使ってて勝ったから」とかしょうもない理由でベイを選びます。でもそれでは結果はなかなか出ません。自分は毎回の勝負の際に、簡単な分析をします。
「負けちゃったけど、シュートはきれいに打ててたよね」とか
「今回勝ったのはビットの選択が正解だったね。最後まで粘り勝ちできた」と言った風に、パーツ選択や打ち方が結果に連動していることを解説します。スピンフィニッシュを狙うならこういうパーツが有利で、オーバーを狙うならこういうパーツが有利だよねと話しながら勝負をしていると、自然に「次はこのパーツを使いたい」と自分でカスタマイズするようになります。
工夫したら必ず成果が出るというわけではないが、むしろ100%ではないけど、そうすることで勝率が上がっているみたいなことに気づくようになるのが、逆に情報リテラシー的な要素として良いと思っています。

金銭管理の感覚

正直、ベイブレードXになって商品の単価は上がっています。大人が一緒になってやるなら大人買い的なことをしたがるパパもいそうな気がしますが、ここはあえて、予算を設定して派手な購入はしない方が、子どもの金銭感覚を育てるためにも良いと考えます。
限られた予算内でどのベイを買うのか?ランダムブースター(中に何が入っているかわからない商品。狙った新商品が出てこないこともままある)なども、自分の欲に負けないようにコントロールする方法を学ぶ機会と言えます。
ですので、親もある程度知識武装しておき、欲をコントロールできるようにしておく必要があるかなと思います。大人買いは避けたほうが良いと思います。

楽しんだものが勝ち

主人公のエクスのセリフではないですが、遊びなので、楽しいのが一番です。あまり勝敗にこだわり過ぎない方が良いと思います。もちろん勝つためにいろいろな工夫(組み合わせとか戦略とか戦術とか考える)をすることは大事なのですが、「過ぎる」とだいたい人の道を外しがちです。
大会に参加したときにも感じたのですが、ナチュラルに強い人や(年齢に関係なく)純粋に楽しんでいるがたくさんいる一方で、勝ちにこだわり過ぎてルール違反ギリギリのパーツを使ってジャッジと長々揉めている人とかも(稀に)いました。正直そういう人にはなってほしくないのですよね。

親としては、子ども自身が楽しんで、友達とも楽しめて、ついでに探究心とか研究心、努力とかが身に付いたら言うことないなぁというところです。

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