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考え続ける力こそ未来視の望遠鏡 #67

短期的な成果ばかり求めるのは現代社会が抱える疾患の一つです

例えば、次のような謳い文句が巷にはあふれかえっています
・5分でマスター
・3日で完全習得
・1週間で痩せる

ユーザー・消費者が短期的成果を求めてやまないことを反映しています

Google検索に「一週間で」と入力すると
サジェストされるキーワードがこんな感じ


検索ワード「一週間で」からサジェストされるキーワード

「1週間で痩せる薬」という、いかにも怪しげに感じる商品すらも検索されているという事実に驚いた一方で、短絡的にも、ダイエットはビジネスになりそうだな~と感じました

極端な例ではありますが
プログラミング言語の指南書として有名なものに
「苦しんで覚えるシリーズ」があります

「1週間で〇〇」なんて浮ついたことを言われるよりも
「苦しんで」と言われる方が現実的で誠実さを感じ、親近感が湧く私は
いくぶん旧型の人間ということなのでしょう

変化のスピードが速すぎる現代
流行りなど移ろいゆくものに流され、惑わされる人が
割を食う世の中になっていると感じます

何を信じていいのか、どこを歩けばいいのか、迷っているうちに、
どんどん時代は流れ、時間は過ぎていく

気づけば何も学ばず、年だけとった空っぽの自分が残る
そして一部の賢い人間だけが、おいしいところを総どり。
こんな悲しい未来は避けたいです

こんな今の世の中だからこそ
「ものごとの本質」を「自分の頭」で「考え続ける力」を
身に着ける必要があると強く感じます

ものごとの本質とは次のように言い換えられると考えています

場所や時間に依存しない真理、原理・原則
自分の住む場所や時代が変わっても普遍的に役立つ知恵
あらゆる局面や時間軸で応用の利くスキルや能力

こうした本質を見抜き、自分の糧とする
本質コレクターになることが
この奇妙で、変化の速い時代を生き抜くために
必要な能力ではないでしょうか

何が本質であり、何を今後必要なスキルであると捉えるかは
個々人が時間をかけて、じっくり、深く、考えることが必要です

幸いなことに、note界隈にいらっしゃる方々は
書く力、発信する力、考える力、をはじめとして
本質的な力を備えた、魅力的で素敵な方が多いなぁと
色々な方とのかかわりを通じて日々感じます

毎日刺激を受けながら、勉強させてもらえるこの環境に感謝しています

かくいう私も、本質を見抜き、考えぬく力を磨くことで
現代の荒波を渡り抜く力を身に着けたいと思っています

一方で、短期的な成果を求めなければ
日々の生活が回らなくなるのもまた事実

数週間から数か月単位で成果が得られることを日々こなしながらも
成果が得られるまでに数年単位の時間を要することにも投資し
長期的な視点で、種を蒔き続ける戦略も必要です

東大教授の西成 活裕氏は
著書「東大教授の考え続ける力がつく思考習慣」の中で
短期と長期の戦略は「短期:長期=7:3」が適していると述べています

目の前の短期的な成果を追い求めることに日々忙殺されながらも
将来を予測し、長期的に必要なことを考え続け、行動しながら、
10年後、笑っていられることを信じて、今日も頑張りましょう!

以上、ばろちまるでした!
みなさんの明日からの行動のきっかけになれば幸いです!

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