いいね!で勇気をおくろう
1月12日は「いいねの日」
Twitterのタイムラインに流れてきて知った記念日。
誰かに、あるいは自分に、
いいね!を贈る。
小さなアクションで、
人を勇気付ける素敵な日ですね。
そんな「いいねの日」を機会に、
普段大切にしている「いいね!」を入口にしたコミュニケーションについて、まとめてみようと思います。
Yes, and…
社会人1年目のとき、社内研修で学んだ
「Yes, and (イエス・アンド)話法」と
「Yes, but(イエス・バット)法」
but法は、意見を否定されたように相手に感じさせてしまうけど
and法は、一緒に前進しよう!という前向きな雰囲気を伝えられる方法。
否定的な理由やできない理由をあげても、そこからの前進は難しいし、同じチームメンバーで仕事を前に進めるなら気持ちよく進めたい。
だから、会議などメンバー間で話すときはYes, and法を意識する。
「その案いいね!+アルファ、もっとこうしたら面白そう!」と課題を自分ごと化して、最善の方法を一緒に考える。
うまくいっても、うまくいかなくても、みんなが協力的に全力を出して取り組んだことは、次につながるはず。自分が悩んだ時も、前向きに助けてくれる人が現れるはず。
だから、「いいね!」でまずは受け止めて、そこから広げるYes, and 法を大事にしています。
人の可能性を否定しない
肯定の反対は、否定。
相手への肯定は、人に勇気を与えたり自信をつけるけど、相手への否定は人の自信をなくしてしまったり、傷つけてしまう行為だと思う。
「いいね!」何気ないちょっとした言葉だとしても、その言葉を贈られた人間は勇気が湧いてくると思う。
反対に、何気なく悪気なく「きっと無理だよ〜」という言葉に表情には出さずとも、傷ついている人がいると思う。
使う言葉ひとつで、相手の気持ち・行動は変化する。大学生のときカフェのバイトで実際にあったエピソードを二つ紹介します。
笑顔でいわれた「そんなんじゃ無理だよ」
学生時代カフェでアルバイトをしていたとき、
1年に1回行われるコーヒーの専門知識に関する試験勉強をしていた。
黒いエプロンがかっこよくて、
受験日1ヶ月前に店長から「テスト受ける?」と聞かれて看護の実習中に並行してできるのか、
合格率も低いし、今から間に合うのか自信もなかったけどやってみなきゃわからない!と思いとりあえず受験することを決めて自分なりにできる勉強をしていたころ。
シフトがかぶった先輩に、問題を出されて答えられなかったとき
「そんなんじゃいくら勉強したって合格は無理だよ〜」と笑顔で言われた。
知識不足で答えられなかったのは事実。
でも、まだ試験まで時間があるんだから、合格できるかできないかなんて
最後までわからないじゃない。
自分で諦めていない可能性を、
どうして人に無理だと決めつけられなきゃいけないんだろう。
悔しくてしょうがなかった。
先輩に言い返す勇気もなく、へらへら笑ってその場をやり過ごす自分にも腹が立った。
このとき、人に自分の可能性を決めつけられるってことはすごく嫌なことで、がんばっている人の気持ちを傷つけることだと思った。
きっとあのときの先輩には、否定してやろうなんてそんないじわるな気持ちはなかったと思うし、覚えていないと思うけど
ささいな一言に傷ついたことは事実だった。
だから、言葉を大事にしようと思った。
そして、自分は人の夢ややりたい気持ちを否定せずに、肯定して応援しようと決めた。
できる方法が現時点では手探りな状況でも、一緒にできる方法を考える人でありたいと思った。
いいじゃん!もっと出していっていいよ!
社員のざぶさんからの一言。
何気ない会話での一言だったけど、この言葉をきっかけに大きく変わったから社会人になった今でも思い出す。
お客さんとのコミュニケーションが好きで楽しくて、自分のやりたい思い、形にしたいアイデアがたくさんある中、まだアルバイトを始めたばかりで、自分の行動に自信がもてないときに
「いいじゃん!もっと出していっていいよ!」と声をかけてくれた。
加えて、「もしも混んだら、俺がカバーするよ!だからいっておいで!」
どーんと背中を押してもらえた一言に、勇気が出て
のびのび自分のやりたい形でお客さんと関わることができた。
そして行動するたびに、「いいね!」と褒めてくれて、いつも見守ってくださることに安心して、少しずつ自信をつけることができた。
無意識を意識する。
今は、産業保健師として会社で従業員さんと面談する機会が多い。
退職するときにメールで「あのとき励ましてくれてありがとうございました」とか、長期の面談終了後に「立山さんの言葉のおかげで、減量も楽しく頑張れました!」などお礼をいただくことがある。
お礼をいわれるものほど、意外と無意識だったりする。
自分が普段何気なく話している言葉が人への励ましになっていたり、その人にとって忘れられない一言になっていたりすることを改めて実感する。
誰かの励みになっていたことを嬉しく思う反面、
無意識の言葉で人を励ましているのであれば、
もしかすると無意識に人を傷つけていることもあるのかもしれないと怖くなった。
だから、無意識でもあたりまえに人に対してプラスの影響を与えれるようになるためには、意識できるところは常に意識する・思考を止めない・相手の気持ちを想像する。ということを大事にしています。
思考に気をつける。無意識に言葉や行動につながっていくから。
マザーテレサの有名なことばにも
「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。」とあるように。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
応援する人でありたい
今まで好きなことやチャレンジてみたいことが
自由にのびのびできているのは、
私の周りには「いいね!」「おもしろいね!」と肯定して応援してくれる人がたくさんいるおかげです。
本当に周りのみなさんに恵まれています。
いつだって、最初はひとりだと不安です。
だから自分以外のひとりが、「いいね!」と肯定してくれた瞬間に、一気に勇気が湧いてきます。
自分に自信がもてなくても、その「いいね!」を言ってくれた人を信じることで頑張ることができたりします。
だから、自分も
やりたいことがある人に出会うと、全力いいね!!で応援したくなります。
自信がなくなったときに、自分を代わりに信じてもらえるような自分で応援したいなと思います。
いいね!の一言には、人を勇気付ける力があると思うんです。
だから、いいね!で勇気を贈りあえる関係性がもっと広がるといいなと思います。
まずは、「いいね!」と言ってみる。
根拠はあとから。
最近思うのは、根拠のない自信が一番強い!ってこと。
できるかどうかわからなくても、目の前の相手を勇気づけて、まずは一歩踏み出すために、「めちゃくちゃいいね!」と肯定してみる。
そのつぎに、「Yes, and」で次につなぐ言葉を探してみる。そうすれば、前に進む考えを見つける訓練にもなる。
想像できることは、だいたい実現できると思うから。自分ひとりじゃできなくても、できないことがわかれば、できる人を探せばいい。
できないと思うなら、なにができない理由なのかを整理してみる。
それがクリアできればできるなら、クリアできる条件探しからまずは一緒に動いてみる。
最初からできないよ〜!と思うんじゃなくて
一緒にできる方法を探して動いてみる。
まずは、動く。
動く熱のある人の熱を冷まさない。
そのために、第一声は「いいね!」を言える自分でありたいなと思います。
記念日はきっかけをつくれる日
母の日や父の日、結婚記念日、
いろんな記念日がありますが、記念日があることで
普段言えない思いを形にしたり、気持ちを振り返って伝えてみたり。
記念日をきっかけに、自分の行動に理由づけができる。
今日は、「いいねの日」
私にとっての「いいね」について考えることができ、明日からまた人と関わる時に大事にしていきたい気持ちの再確認ができました。
いいねの日をつくってくれたみなさん、
ありがとうございます^^