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【エスプレッソマシンのメンテナンス】

みなさんこんにちは。

バリスタの青木です。

本日は【エスプレッソマシンのメンテナンス】についてお話しします。

バリスタにとってエスプレッソマシンの構造を理解し、日頃からマシンをこまめにメンテナンスするということは非常に重要な要素になってきます。

高圧、高温で一日、長時間稼働しているエスプレッソマシンは、基本的に頑丈にできています。

ただ、いくら頑丈にできていても、使い方、清掃、管理にエラーがあると負荷がかかり壊れやすくなり、そうなると一番大切なコーヒーの味わいにも大きな影響が出てきます。

とは言え、長年使用していると、少しづつダメージが蓄積され、不具合が出てくるもの。

中でも、抽出部ガスケット(パッキン)の消耗はよくある劣化です。

これを放っておいてはいけません。

抽出グループヘッドにポルタフィルターをはめ込む部分に抽出部ガスケット付いていますが、これは自分で交換することができます。

使用の仕方にもよりますが、私は半年に一回くらいで交換します。

(※もちろんメーカーや代理店の許可は取りましょう!代理店によっては交換の仕方のマニュアルをくれます。交換に必要な工具もありますのでしっかり準備して臨みましょう。)

抽出部ガスケットは高価なものでは無いので、マシンの構造を理解していく上でも自分で交換するのをお勧めします

使用の仕方と先ほど書きましたが、一番よくある負担をかけてしまう使い方は

『ポルタフィルターをグループヘッドにつける際に、必要以上の強い力で押し込んでしまう』

これは見ていても非常に多い使い方で、逆にガスケットに負荷をかけすぎて劣化を早めてしまう危険があります。

『抽出の際に強く押し込まないと、お湯が漏れてきます』

という場合は、もう交換しましょう。

ひどい場合は硬化して中でガスケットが割れている場合もあります。

こうなると完全にアウトです。

エスプレッソマシンから出てくる湯は抽出に必要な分しか出てきません

それが外に漏れてしまうということは、本来コーヒー粉に浸透する湯が逃げてしまっているということなんです。

当然、味わいや抽出状態に良くない影響が出てきます。

基本的なことですが、すごく大事なことなんです。

使用の仕方という部分では、あとはどのくらい抽出頻度が多いか

というのも判断基準です。

当然抽出回数が多ければ多いほど、ガスケットには負荷がかかっていますので、それを判断基準として交換の目安を考えていきましょう!

次回は抽出部ガスケット交換を詳しく書いていきますね!

それでは!