【ミルクジェラートとアフォガート】
みなさんこんにちは。
レーブカフェ バリスタの青木です。
当店で使用しているミルクジェラートは
【合同会社ミルククラウン】さまの
『くんねっぷ牛乳』を100%使用しています。
(@ミルククラウン ファームヒル織田さまの ホルスタイン種)
この『くんねっぷ牛乳』の特徴はなんと言っても低温殺菌。
風味豊かで優しい味わいが地域の方々にも浸透し、大人気の牛乳ですよね。
専門的に言うと[LTLT(Low Temperature Long Time)]と言う63度〜65度/30分の殺菌方法です
『量産化は難しいが、厳選した生乳を殺菌する方法でより生乳に近い風味となる』
という特性があります。
※日本の市販乳のほとんどが高温瞬間殺菌[UHT(Ultra High Temperature)]という120度〜130度/1秒〜3秒の殺菌方法で、生乳の菌を短時間でほぼ完全に滅菌してしまう方法です。
(@ミルククラウン ファームヒル織田さまの ジャージー種)
こちらの毛色が茶色の小型の牛がジャージー種と言って、乳成分が高い(乳脂肪が約5%、脂肪球も大きい)という特徴があります。
(※日本の乳牛の99%を占めるホルスタイン種は脂肪分3〜4%)
ちなみにジャージー種は暑さに強いという特性もあり、この日は30度近い気温だったのですが、周りのホルスタイン種は暑くて座り込んでいましたが、ジャージー種のこの子だけは元気に歩き回っていました。
ミルククラウンさんの『くんねっぷ牛乳』にはこのジャージー種のミルクが含まれています。
また、飼料にもこだわっているので、ミルククラウンの『くんねっぷ牛乳』はコーンの風味や、自然な甘さが生きている味わいを感じます
酪農家さんの『美味しい牛乳を地域の方、子供達に届けたい』という沢山の思いが込められて、作られているんです。
レーブカフェではこの『くんねっぷ牛乳』を使用した【ミルクジェラート】を作っています。
地域の美味しい厳選素材を使用できるのはとてもありがたいですね。
ミルククラウンさんはご存知の方も多いと思いますが、自社のキッチンカーでソフトクリームやシェイクなどを販売し、精力的に活動されています。
↓FacebookやInstagramでスケジュールや出店情報を発信していますので、是非チェックしてみてください
そして、『くんねっぷ牛乳』を使用した当店のミルクジェラートですが、この時期になると特に人気なのが
【アフォガート】¥462(税込)
正確に言うと、Affogato al caffè(アフォガート・アル•カッフェ)
イタリア語で[溺れた]と言う意味のAffogato
『カフェ(エスプレッソ)に溺れたジェラート』のように見えるから、このネーミングなんでしょうね。イタリア人のユーモアとセンスを感じますよね。
実際にイタリアでは、エスプレッソだけではなく、リキュールなどをかけたり、また、料理名にも使われたりします。(ナポリの伝統料理 Polpo affogato[溺れタコ]など)
日本ではアフォガートと言えば、バニラアイスにコーヒーをかけると言うイメージで根付いています。
素材が二つだけの組み合わせですが、実は【相性】がすごく大切。
当店のエスプレッソTRUCILLO社のグランカッフェはイタリア、カンパーニャ州のサレルノと言う町で作られているブレンドです。
キャラクター的には南イタリアの方に、比較的好まれる味わい。
カカオやナッツ、バニラのニュアンスがしっかりしていて、ボディ感もあり、目立ちはしないですが柑橘系のアロマも含まれています。
これが、『くんねっぷ牛乳』のミルクの風味が豊かなジェラートととても相性が良いんです
ジェラートにバニラの香りがつくと、エスプレッソの繊細な風味が消えてしまうし、コーヒーの焙煎が強いと、ジェラートのミルクの風味を消してしまう
合わせた素材の味わい、香り、余韻が、引き立て、高めあうことが大事なポイント
しかも、この組み合わせとミルクの鮮度は、世界でレーブカフェでしか食べられないアフォガートです。
ぜひ、一度ご賞味してくださいね!