
あなたの聴いている楽曲ファイル、本当にFLAC、ALACじゃないとだめですか?
ロスレスという言葉に惑わされる人
私もそうなんですけど、CDリッピング、また楽曲購入はFLAC形式で行ったり買ったりします。でも、それには理由があって、CDをまたリッピングとかめんどくさいことをしたくないからなんですね。音質のためじゃない。
ロスレスという言葉に安心感はあるけど、他のロッシーな圧縮の理論が言うように人間の耳はマスキング効果などでロスレスの音でも聞けてない音が多数あります。
そんな私はDAPではどうしているか
FLAC音源は全部LC-AAC(qaac.exe)で変換を掛けてDAPに転送しています。だいたい150kbps程度ですかね、この辺の音質で十分事足ります。FLAC音源とそう変わりない(というかABXテストしても分からん)音質にはなっています。
ウォークマンA300シリーズでもそうだったし、HiBy R3 IIでもそうだったし、HiBy R4でもそうです。Android9でxHE-AACに対応しているのでもうexhaleでエンコしたファイルでもいいかと思っているところです。
Deezer、Qobuzがやってきた日本
ロスレス・ハイレゾサブスクリプション、日本にやってきましたね。昔にmora qualitasなんてもの出てきて散っていきましたけど、moraの足跡のたどり方が示しているように、一般人には必要ないものなんですね。
ハイレゾサブスクリプションは、その効果を最大限享受できるハイエンドオーディオやってる人くらいしか「おおおおおおお」という効果は出ません。ポタオデでハイレゾ聞いて楽しいか?っていう個人的な意見も相まって、ポタオデ中心な日本の市場だとあまり違いが分からないまま頭に「???」が浮かんでしまいそう。
ハイレゾ楽曲はその音源が残すアトモスフィアをスピーカーで表現してこそ、だと思っています。
たまにマスタリングが違うハイレゾ音源があったりするのでその辺では楽しめるかもしれません。
ロスレスVSロッシー
たまに、FLAC音源から出てきた音とmp3なりなんなりのロッシー音源からでて来た音で差分を取って聞こえた音を「これだけ聞こえる!やっぱりロスレスじゃないと!」って言ってる人がいるんですけど、アホな主張なのでやめてほしいです。その音はロスレス音源で本来であれば耳に届かなかった音なんですね。だからmp3なりなんなりで削除されて圧縮されているのです。
差分を取ってマスキング効果が無くなったので聞こえているのです。
妥協点はどこなのか
私はマスターとしてFLACファイルを残してあるのでDAPでLC-AAC150kbpsというビットレートにしていても安心なのですが、それでFLAC、ALACをやめようと言ったときにどのファイル形式、ビットレートで保存するのがいいのか問題が出てきます。
些末ですがエンコード時間がかかってもいいならxHE-AACファイルがいいと思います。150kbpsで十分な音質の楽曲ファイルが出来上がります。
エンコード時間は早く!という人はmp3でしょうか。まあoggでもそんなに時間は変わりません。LC-AACでもそうかもしれません。この辺は好みといったところでしょうか。ビットレートは192kbpsでもあれば違和感なく聴けると思います。
忘れられたWMA。これも割とエンコード時間は短いです。160kbps以上あげましょう。
マスターとして残したいというのであればやっぱりFLAC、ALACになってしまうんですかねぇ(ぉ。LC-AACの320kbpsという手もありますが…。
結局の所私は何が言いたかったのか
人間の耳は良くできているようで適当にできています。一部オーディオマニアのFLAC信仰を真に受けることなく、自分の必要なものを選べるようにしましょう。