草の根宣言。
れいわ新選組の山本太郎さんが衆議院議員を辞職して夏の参議院選挙に出る。「折角国会に戻れたのに、どうして? 裏切りだ!」と感じる支持者も少なくないと思う。
でも、山本太郎は比例での当選。衆院選比例は政党名を書いて投票する。ゆえに、その議席はれいわ新選組の議席だ。太郎さんが辞職してもれいわ新選組の次点候補者が繰り上がり当選となり、党の議席は減らない。「れいわ」と書いた有権者への裏切りとはならない。
そもそも太郎さんが所属政党を離れ一人でれいわ新選組を立ち上げのは、自分ひとりそのまま国会議員でいても世の中は変えられないと思ったから。そして、そのなんの組織も持たないれいわ新選組がたった3年で参議院議員2人、衆議院議員3人の勢力になった。これは凄いことだけど、それでも少数政党ができることには限界がある。
そんな中で行われる夏の参院選。この選挙が終われば最大3年は国政選挙が行われない可能性がある。それはどういうことなのか…
私はリアルタイムで会見を見ていたが、太郎さんの持っている危機感がひしひしと伝わった。ノーカットバージョンは1時間以上あるので、せめてこのショートバージョンだけでも見て欲しい。2分20秒の動画だが最初の40秒は飛ばしても構わない。
*********
参院選に出るなら、当然比例だね。比例なら全国の人が山本太郎と書けるから、山本太郎のネームバリューで票を掘り起こし、自分+αの当選者を得る作戦だろうな。(★)
そう考えながら会見を見ていたら、なんと比例ではなく選挙区で出ると言うではないか。選挙区では山本太郎のネームバリューがあっても当選できるかどうかはわからない。どうしてそんなリスクをとるのか。
モヤモヤしていたら、記者から同様の質問があった。
太郎さんの回答の骨子はだいたいこんな感じ。
この最後の部分がちょっと飛躍していてわかりにくいので、私の理解したところを書いてみると。
これ、凄い覚悟じゃないですか?
山本太郎以外にこんなことできる人いる?
こんなことやる人いる?
*********
太郎さんは会見では次のようなことも言っていた。これも私の理解したところで書いている。
小さな目標で満足してる場合ではない。次の参院選が日本の将来を左右する分岐点になる。だからこそ、リスクを取ってでも、比例ではなく選挙区で出るという太郎さんの決意。そこにはいつまでも山本太郎の名前に頼っていてはいられない、みんなで「れいわ」を広げていこうというメッセージもあるのではないかと感じた。
********
山本太郎の力。
れいわ新選組の候補者の力。
ボランティアの力。
横に横にじわじわ広がる草の根の力で政治を変えたい。
私も一本の草の根として、できることをやっていく。
なんだか長くなってしまいました。
こんなですが、またお会いできたら嬉しいです。
(★)が今回の思い込みポイントでした。
思い込みといえば、山本太郎という人自体が思い込みを持ってみられがち。一度心を無にして演説を聞いてみたらいいと思う。