推しの卒業発表で具合悪くなった。
雑記です。
先日、推しの卒業が発表されました。
私はなんやかんやオタク歴長く、推しの卒業 なんてものは慣れたもの、よくあることだと片付けられるようなものです(10年くらい前、Berryz工房が無期限活動休止を発表した時に、アイドルには永遠なんてものはなくて、いつか終わる夢なんだって強く心に刻みました)
でも今回だけは様子が違っていて、卒業発表された時は別のアイドルのライブ中だったので何ともなかったのですが、ライブ終わった後に卒業発表した推しと同じグループだった子と話していて不意に泣きそうになったり、帰った後に食欲が出なくて何も食べずに寝て次の日体調悪くなったり、何か思ったより自分にとって今回の件応えていたようでした。
自分の中で上手く整理できない感情がある時は、それに向き合って言語化するのが一番だと思うので、つらつらと書きます。
こんな話を見てもいいよ〜 な暇な人は↓でもBGMにしながらお付き合いください。
『そういう曲』ではないのですが、2番の歌詞が"推しが居なくなったオタクの心情"過ぎます。
1.何故こんなに悲しいのか
やっぱり転生がまず望めないことですね。
卒業に添えられた本人の文面的にも、本人のここ最近の言動的にも、まぁ転生する気はないんだろうなと、そう思っています。
前のグループの卒業の時はアイドルは続けると明言していたので、これが最後じゃないと思って気楽に見られていたのですが、まずここに差があります。
もう会えなくても、やりきった卒業ならそこまで気落ちすることもないのですが、あの子に対しては『やりきった』と、素直にそう思うことは出来ませんでした。
まぁはっきり言ってノルニルはあんまり売れてないグループでした。 対バンではほとんどのメンバーがすぐに列無くなってお茶になりますし、定期公演はバイデントでやって100人集客ないくらいですし、これといって強いコネクションがある運営でもなかったし。
ただ、グループの規模を考えたらパフォーマンスはちゃんとしていたし、曲も沸きやすい量産型アイドルソングみたいなのもありつつ、ちゃん"聞ける" 楽曲もあって、かなり曲の強いアイドルでした。
つまり、悔しかったんですよね、自分の推し達はこんなもんじゃない、もっと出来る子だって信じて疑ってないので。
大きめな対バンに出ると新規の人が結構来ていたり、前世の時ちょっと知ってたくらいのライトな人が来てくれたり、『種』は撒かれていたはずです。
でも、それが芽吹くことはありませんでした。
今年の夏、大きなアイドルフェスとかにもしも出ていたら、朝一番の十分枠とかでも見に行ったと思うし、周りのオタクにも『これだけは見て』と呼びかけたと思います。 そして、今年は出られませんでしたがもし来年出たら……
と、こういう『もしも』で何年もずっと頑張り続けられるような狂人って中々居ないんですよね。
そもそも『アイドルやりきったようには見えない』『あの子はもっと売れるはず』『アイドル辞めずに頑張って欲しい』この辺全部オタク側のエゴですからね。 アイドルは頑張りの代行でもないし、自分を満たしてくれる道具でもないし、自分で幕を引くって決めたならそれに従うしかないです。 自分は結局『オタク』なので。
2.何が残せたのか
これでアイドルを最後にするとして、あの子に何が残せたのかな、とも考えていました。
何か挙げるなら、『ライブ体験』ですかね。 前のグループはデビューしてすぐにコロナ禍の規制があって、グループ自体もかなり振り回されていて、そのことは本人から定期的に(ネガティブな意味で)印象に残ることとして語られていました。
あの頃のライブは規制があり、コールとか出来る機会が少なくて、あの子が想像していたようなライブが出来なかったと思います。
ですが、ノルニルは比較的盛り上がっている現場で、生誕ライブでは前世のグループのアンセムをカバーして、あの時出来なかったライブを出来た、というのはオタクしてて良かったな、と素直に思いました。
3.最後に
書いてて思いましたが、結局のところ自分はノルニルのこと好きだったんだなぁ、と思いました。 そんなには通っていなかったけど。
あの子に言われた通り、ノルニルに入らなかったらこんなにちゃんとあの子だけを見ることもなかっただろうし。
自分にとって凄い嫌な思い出として、そんなに推してなかった、あんまりライブ見た訳でもないアイドルの子が卒業した後にこっそりと『私にとってアイドルになったことは後悔しかないし、もしやり直せるならアイドルになんてなりたくなかった』と言っていたのを聞いたことがあって、その子にとっては『アイドル』であったことは嫌な思い出だったんだなぁ、と思うとあんまり知らなかった自分ですら聞いていて嫌でした。
その話を聞いた後から、自分の推しはアイドルを辞める時は『アイドルになって良かった』と思いながら幕を閉じて欲しいな、と願うようになりました。
卒業の文面で『アイドルとしてやり残したことはない』と語っていますが、あの子にとってアイドルとして活動していたおよそ3年間はどういう時間だったのでしょうか。 普通の人が体験出来ないような特別な時間だったのか、ただの人生の浪費だったのか。
まぁそんなことを考えても仕方がないし、今さらただのオタクである自分何を言っても変わったりしませんが、あの子がアイドルで居る残り僅かな最後まで楽しもうと思います。
以上。