昔からの染め方で染めた藍染が登場
染色作家さんが時間をかけて染め上げた藍染
スタッフまことです。
おまたせしておりました藍染のストールと腹巻がネットショップに登場いたしました。
今回の藍染は、徳島の蓼藍を発酵させたすくも藍をさらに一年発酵させてそめたもの。
一年の発酵のときに、ふすまなどを入れたりする方法もあるのですが、木灰とすくも藍だけで発酵させる「地獄建て」で染め上げました。
染めてくださったのは染色作家の佐藤麻陽さん。
地獄建てという方法はなかなか難しく、一度失敗してしまったんだそう。
再チャレンジされたときもなかなか、発酵できず。
ゆるりと一年間藍の様子を観ながら、ともに生活していたそうです。
冬の寒い時期にはお家の中に藍を迎え入れ、薪ストーブのある暖かなお部屋で過ごされたのだとか。
そしてやっとできあがった藍染のストールと腹巻はどれも色が違う!
同じ藍甕(あいがめ)の中にいる藍なのに、漬け込みをしていくと日によって染まり具合が全然違うそうです。
意図して、薄くしよう、濃く染めようとしたものではなく自然と染まったお色。
私が工房に染作業見学に行かせて頂く一週間前には、
藍達の色が薄くなってきていて、
「ああ、もうこれで今回の藍染は終わりなのかな。」
と思われたそうです。
ところが、私が行かせて頂いた日には、ブクブク。。。
藍達の泡がたっていて元気になっていました。
「これは、まだ染められる!!」
と染めていただいたら、しっかりとした色がついている!!
横で作業を見ていたのですが、本当にさっと藍甕にいれるとみるみる間にいろがついていってました。
たしかに、この日はあったかかったような。
なかなか訪れることのない鎌倉の佐藤さんの工房も過ごしやすい気温だったような気がします。
この佐藤さんの言葉から、あの日産まれたストールだと思うと感慨深くてたまらない。
やさしく愛おしく染める染色作家さんの姿
藍で染めて、一枚一枚ストールのフリンジも指を使い色をしっかりとつけ、
金だらいに、満タンにはった水でじゃぶじゃぶ何度もゆすぎます。
昔、インディゴ藍で染めたときの記憶では何度洗っても藍の色がでてきてた記憶があるのですが、何度か洗うとたらいの水が薄いブルー色に。
じゃぶじゃぶ出ていた水が止まり、静寂の時。
さっと、手で絞りストールをお日様の光で乾かしてくださりました。
一連の動きも手早くて見ていても気持ちよい動き。
こうやって作っています。
ということは、メールなどで言葉としていただいていましたが、
実際に見せていただいて作業の手間暇、佐藤さんが心を込めて作られている姿がひしひしと感じられました。
佐藤さんの作業中の真剣だけども、あたたかく染まり具合、布の風合いを確かめている眼差しがすてきでした。
私はこの日の数時間様子をみせていただいただけですが、
そこから藍の状態を見つつ染めていかれたこのストールと腹巻たち。
腹巻きは、7色と枇杷染で人気の腹巻の藍染です。
こちらは、数が少なくて登場後待ってくださった方たちがお買い上げくださり、あと残り3枚になりました(T_T)
ストールは、
●薄く軽やかにまとえるオーガニックコットンストール
●中国の奥地で一度も農薬が使われたことのない土地で自然栽培で育てられた綿を手紡ぎし糸にしたものを織った最高級ストール
の2種類があります。
コットンだし寒いのではと思ってしまうのですが、それがあったかいし肌さわりも最高!!
どうぞ、みなさま、ご覧くださいね。
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