地域のみんなで結ぶ、「未来共創パートナーシップ協定」だよ
明日、北海道上川町と株式会社EFCは「未来共創パートナーシップ協定」を締結します。
パートナーシップ協定ってなんだ？という方も多いと思います。協定の内容や第一弾の共創プロジェクトなどの詳細については明日の調印式で町長も交えて詳しくお話しますし、明日ちゃんとプレスリリースも出るんですけど、この記事では、めっちゃ大事なことだけど明日の調印式ではきっと話しきれなさそうなことを書きました。
明日の内容と合わせてこの記事も読んでもらえると嬉しいです。
町民主体のまちづくりへ
EFCとしては、今回のパートナーシップ協定でこれまで以上に行政と連携して事業を進めていけるという喜びももちろんありますが、それ以上に本当の意味での「町民主体のまちづくり」に一歩近づいたという喜びが大きいです。
EFCは大企業でもなく、まだまだ創業まもない小さな会社だけれど、その歴史はこの町のみなさんと共にありました。
2014年、札幌で外遊びをする社会人サークルのような形で始まったEFCは、2019年に拠点を上川町に移し、2021年に株式会社として法人化しました。
「自分たちの暮らしを自分たちでおもしろくしたい」
上川町に移住してから、役場の人たちだけでなく、町民のみなさんとも関係性が深まっていくにつれて、小さな町だからこそ、暮らしの豊かさを行政まかせにせずに、自分たちで考えて、自分たちでつくっていけるようになりたいという思いが強くなっていきました。
そして、この先も間違いなく人口は減っていきます。
それでも暮らし続けられる地域であるためには、ここで暮らす自分たち自身が協力し合い、助け合い、応援し合える風土や仕組みが必要になってくることも感じていました。
そんな思いから具体的な事業構想もなく、ただただ勢いで会社を創業してみたところ、なんともラッキーなことにPORTOというまちの交流スペースの企画運営をやらせてもらえることになりました。
「人と人、地域と人をつなぎ、暮らしを共につくる」
PORTOは、立ち上げから多くの方に協力してもらいオープンしましたが、オープンしてからはなかなか町の人たちの利用が増えず、どうしたらもっと自分たちの場所だと思ってもらえるのか、自分たちの「やりたい」を実現する場として認識してもらえるのか、ただいるだけでも話をするだけでも良い学校や職場以外のサードプレイスとして親しんでもらえるのかを考え、実践していきました。
その結果、今では子どもからお年寄りまで、幅広い世代、多様な人たちが日々訪れ、過ごせる場に育ってきています。
PORTOは、PORTOという一つのコミュニティではなく、地域の多様なコミュニティが少しずつ重なり合うことのできる場として、町内外問わず、世代も超えて様々な人が集うようになり、これまで一人で考えては諦めていたようなことも、集まる人たちとの共創によって「ここだからできる」と思えるような空気が町の中に生まれていきました。
そして今では当たり前のように、ポケモンカード大会を企画する小学生が現れたり、撮り溜めていた写真で初めての個展を開催する方が現れたり、移住先を探していた方がポルトマルシェに出店したことをきっかけに本当に移住してきたり、放課後にまちの大人に進路や恋の相談をする中学生や高校生が現れたりということが起こっています。
EFCがこれまで上川町で事業を続けてこられたのは、こうした地域の人々がいてくれたからです。
町民の皆さんにとっては、はじめはなんだかよくわからない交流スペースをつくって、なんだかよくわからない事業をやっている怪しい会社だったはずなのに、それを一緒におもしろがってくれて、応援してくれる地域の皆さんがいてくれたおかげで、EFCはこれまで事業を続けてこれました。
本当にありがとうございます。
だからこそ、今回EFCが上川町と結ぶ協定は、これまで一緒に町を思い、考え、アクションを起こしてくれた人たち、EFCやPORTOに関わってくれた人たち、そんな地域のみなさんを丸っとひっくるめた「みんなで結ぶパートナーシップ協定」だと思っています。
上川町はこれからますますおもしろくなっていきます。
これからもみんなで一緒に、まちの未来を創っていきましょう。
明日の調印式もこういうお話たくさんしたいんだけど、あんまり時間もないし真面目なお話が多めになりそうだな…
これる人はぜひ！PORTOでお待ちしています！
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