![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54656267/rectangle_large_type_2_2a2063a8b80085d43ea23506bf143e35.jpg?width=1200)
選択肢を減らそう
サンダルかビーサンで生きていきたい私にとっていい季節になってきました。(梅雨って今どうなってます?昨日は多少降ったけど、今日も雨降ってないよね)
私にとって服や靴は現状、生活や仕事に必要だから選ぶものに過ぎず、
選ぶ作業そのものは面倒と言って差し支えありません。
世の中にはこれを選ぶことを趣味にしたり仕事にしたりされている方がいると思うと本当にすごいなぁと思います。
もっともっと好きなことで生きていける日本になるといいですね。
というわけで今年のサンダルを買いに行きました。
もうお店入って7秒でこの一足に絞りました
左の色が店頭にあったので最初ふわっといいかなと思ったのですが
よく見たら右の白があって。
(黒もあったのですが黒だけはなんとなく違うかなと思い除外)
見つけた順番が逆であれば無難な白で一択だったのですが
「気になった順序」と「無難な順序」が逆なので、すごく消極的ながらこのたった二択の選択肢で迷ってしまいます。
そんなとき私がするのが
「アパレル卒の友人に画像を送って判断をすべて委ねる」ということ。
経営同様、分からなければ分かる人に訊けばいい、という判断です。
清々しいまでに自分の感性を信じていないし
自分の人生でファッションセンスが良くなる予感も全くしていないので、
分かる人に任せてしまってそのまま買った方がよほど信頼ができます。
しかし今回は選択肢が少なかったので友人に写真を送ることができましたが、
これが15種類とかあったらそもそもどれを送信していいかわからなかったに違いありません。
ジャムの実験
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授のチームが1995年に行った「ジャムの実験」があります。
スーパーで、
①6種類のジャムを並べる
②24種類のジャムを並べる
のどちらのパターンがより良く売れるのかを調べてみるというものでした。
この結果は「①の方がよく売れた」でした。
②のように種類があまりに多すぎると人は購買自体を辞めてしまいます。
(詳細な割合が知りたい方はシーナ・アイエンガー教授の「選択の科学」をぜひ)
(お父さんのネクタイを選ぶときの選択肢も多すぎると決められない、といった例も出ていたと思います)
つまり、シンプルな種類だけの比較で言えば、
選択肢はある程度絞られていた方がいいかもしれないね、ということ。
しかもジャムを買う人にも
「美味しいジャムがないと一日が始まらない!」とジャム選びを楽しむ人もいれば
「夫や子どもが食べるために自分は興味ないけど選ぶ」という消極的に選択する人もいるはずで、
両方からの購買を最大化するための最適な品数にしていく必要があるわけです。
一択だとつまらないが、ありすぎると迷う
選択肢が多すぎて迷ったら、
似ているものはまとめたり、絶対違うというものから外してみたり、
まずは「選択肢を絞る」という作業から入るといいかもしれません。
自分もお店を出す際には「選択肢の数」にも注意していきます。
本日もありがとうございます。