緊急事態宣言8日目

この目に見えない敵との戦いも2週間目に突入した。
店を開業してから1〜2年目は、本当に戻りたくない程の苦悩ばかりで

「2店舗目開けたらあの苦痛がまっているのか。。。」

と思いつつ、身の丈にあった生活を送っていたのだが。

今回のコロナでそれに戻った感がある。
新宿のホテルのレストランの時間借りる(今思うと8年前くらいからスペースマーケット的な事をさせてもらってたのか)ところから、始まり

「どうしたら外国のお客さん来ますかね?」

と酒屋の店員さんに相談しTrip Advisor を紹介され、誰も注力していなかったおかげで渋谷区1位になりボチボチ順位を下げていった背景。

「結局Googleって誰からも干渉されてないよな」

と気付き、マイビジネスにお客さんが口コミを書いてくれ(中には別の店のを間違って書いている方もいるのだが)、それなりに外国のお客さんも来るようになってくれた。

収束まで待ってればいいかなと思っていると

ハーバード大の科学者たちが「断続的な人との距離をとる生活が2022年まで必要だ」と発表したとのニュースがあり

おいおい、酒の作り方忘れちゃうよ
そんな資金力あるやつ居るのかよ

と突っ込みたくなる、突っ込んでないとやっていられない8日目を迎えた。

人を呼ぶとか呼ばないとかじゃなくて、認知はされていてもあまり良しとされていない場所認定がされる。

誰も来なくなった店にいると、設備を整えるだけじゃなんとも微妙な空間だなという感想。不要不急の外出をしない生活って「宇宙服キルの面倒だから
配給あるまで家にいればいっか」みたいな月に移住するであろう人の感想に近いんだと思う。

なんとなく画面の向こう側にいる誰かと喋っているのより実際に対面して喋っている方が落ち着く。昔はテレビの向こう側に居る人に憧れていた時期もあったが、年をとったせいかコミュニケーションを取れない相手にあまり感情移入できない。あ、こんな事やってるんだ面白いなとは思うが。

Uber活動
協力金の関係で店を5/6まで休業する事にしたので、夜にも狩りへ出かけた訳だが同じような人が多いのか時間で出現するポケスポット的なエリアにいても全く注文が入らない。18:00〜20:00あたりで終了。野良wifiを拾いと電波が悪くなり接続エラーで受注できなかったケースは1回あったのだが。

歌舞伎町エリアで流しているついでに街を眺めていたのだが、警察や新宿区の職員がいて

「不要不急の外出は避け速やかに帰宅して下さい」

と宣伝していた。
ゴジラビルにある1Fのレストランフロアも9割がクローズ。歌舞伎町内のコンビニも確認できるだけで2店舗がクローズ。サクッと回っただけでも街の6割ぐらいが死んでいた。
夜の需要はなさそうだ。
歌舞伎町で高給取りな業種がだいたい営業を自粛し収入がストップすると近隣のタワーマンションから民族大移動の如くごっそり彼らがいなくなる可能性があり、賃貸業者もバナナの叩き売りをする事が予測される。

経済はなんとなくドミノに似ていて、誰かが倒れるといつか自分にもしわ寄せがきて倒れる。

でも生存するために、もうちょっと頑張ってみようと思う。


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