旅行に行ってきました。オンラインで。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛ムードが高まる中、
旅行に行ってきました。
…オンラインで。
旅先は、和歌山県 東牟婁郡 那智勝浦町(熊野エリア)。
Why Kumano Hostel & Cafe Bar というホステルにオンライン宿泊しました。
オンライン宿泊とは?
自宅にいながら、PCやスマートフォンの画面を通じて宿泊体験ができるという、「泊まらない宿泊」のこと。(詳しくは、以下の画像をご覧ください。)
なぜオンライン宿泊を体験してみようと思ったのか?
実は、私は2019年3月に、那智勝浦町のお隣、新宮市にあるユースライブラリー、「えんがわ」でインターンをしていました。
その際に、Why Kumano (当時はまだオープン前)のオーナーであるゴロさん(後呂孝哉さん)にお会いしたことがありました。
(ゴロさんのことを、とても面白い発想の持ち主だなぁと思っていたので、Why Kumano のSNSはいつもチェックしていました。笑)
そして、新型コロナの影響で多くの飲食店や宿泊施設が大変な状況に追い込まれる中、Why Kumano の Facebookで、「オンライン宿泊を始める」という投稿を見ました。
「……オンラインで宿泊って、どういうこと!?」
外出自粛中で最近あまりワクワクするものに出会えていなかったので、これを知ったときは衝撃でした。(さ、さすがゴロさん…。)
その反面、オンラインで初対面の人と繋がることに対する不安もあって、中々参加に踏み出せずにいたのですが…
どうやら、参加者の評判がめちゃくちゃ良いらしい(笑)。
で、メディアにも取り上げられたらしい。
…これは、体験せずにはいられないな!!
と、思い、オンライン宿泊の予約に踏み切りました(笑)
実際、どんな感じなのか。
では、オンライン宿泊なるものが実際にどんな感じだったのか。
簡単な流れを、感想を交えながら紹介していきます。
まず、事前にチェックインの手順がメッセージで送られてきます。
チェックイン時刻の20:00になったらZoomへログインし、参加者と挨拶。
支払い(PayPay支払いは画面越しで可能らしい!笑)を終えたら、いよいよ館内案内がスタート!
駅からホステルに到着するところから始まり、フロントに着くと笑顔のゴロさんが出迎えてくれました。(めちゃくちゃゲスト目線でリアル。😲)
実際に宿泊する時と同じように、館内の利用の仕方を説明してもらいました。
そして、案内が終わると…
いよいよラウンジにて乾杯🍻!
この日の宿泊者は7名。
(写真上段左から、Why Kumano の マルさん、ゴロさん)
それぞれ簡単に自己紹介をし、だんだん盛り上がってきたところで…
Googleマップを使い、Why Kumano 周辺スポットの紹介が始まりました。
(絶対、いつか実際に行くぞ~…!!!)
次に、宿泊者のいる場所をマップで見に行きました。
「あ、○○さん今この辺にいるんですねー!」なんて話しながら、周辺のおすすめスポットを紹介したりしました。これが結構面白かった(笑)。
その後、写真共有システム(Livecanvas)を使い、宿泊者の最近撮った写真や、地元のおすすめ、趣味、旅行先の写真を共有し、紹介し合いました。
写真を共有することで、話題の幅がグッと広がり、宿泊者それぞれのことをより深く知ることができました。
...そして、あっという間に消灯時間に…
(話が盛り上がって、予定の消灯時間はとっくに過ぎていました。笑)
宿泊者それぞれの感想と、ゴロさんの締めの挨拶で、解散しました。
これで終わり…ではなく、翌日の朝にはチェックアウトをします。
チェックアウトでは、メッセージとともに、Why Kumanoと熊野の日常を映した1本の動画が送られてきました。(この動画が本当に素敵…!)
この動画を見て、熊野で目覚めた気分になれて、とても気持ちの良い朝でした!
オンライン宿泊を終えて…
オンライン宿泊を終えて、確かに旅行気分を味わうことができたのですが、
どちらかというと、これをきっかけに、現地に行ってみたいという思いがさらに大きくなりました。
そして、今回出会った他の宿泊者さんたちと、今度はオフラインで、Why Kumano で、乾杯したい!と思いました。
オンライン宿泊が終わった後も、宿泊者さんたちとはFacebookで繋がることができます。こんな時期に新しい繋がりができるって、面白いなぁ。
ぜひ、多くの人にオンライン宿泊を体感してほしい。
これは、実際に参加してみないと分からない感覚だと思います☺
最後に
オンライン宿泊(Zoom)の良いところを、私なりにまとめてみました。
(一部、ゴロさんのお言葉をお借りしています。)
・どんなに遠くにいても参加できる
→オンラインでなら、海外からの参加も可能!
・旅行に行きたくても行けない人が、旅行気分を味わえる
→遠出が難しい高齢者や身体に障がいがある人、妊婦、ペットを飼っている人など……が、自宅にいながら旅行気分を味わうことができる!
・全員の顔が同時に見れる
→1つのテーブルを大人数で囲んだとき、全員の顔を同時に見ることは難しい。全員の表情が一目で見られるのはオンラインならでは。
・1人が話すと他の全員が聞き手になるので、一人一人深い話ができる
→Zoomの特性上、複数人が同時に喋ると聞き取れないので、自然と一人の話に耳を傾けることができる。
・旅行のきっかけができる
→オンライン宿泊で宿泊先の人と繋がりを持てるだけでなく、他の参加者の地元の魅力も知れる。(オーナー目線だと…地域の魅力をたっぷり伝えることができ、旅行者獲得につながる)
…他にもたくさんありそうですね!
こんな時だから生まれた、「オンライン宿泊」という発想。
そこには、色々な可能性があると思います。
そして、いつか、「オンライン宿泊」という新たな旅の概念があたりまえになる日が来るのではないかな、と思っています!
本当に、楽しいひとときでした😊
ゴロさん、マルさん、そして宿泊者の皆さん、
ありがとうございました!
拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました❀
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