タロットカードが伝えることと占い師が伝えること
こんばんは。カフェタロットリーダーのチェリオです。
今テレビのチャンネルを変えたら『超ムーの世界R』でキックさんがタロットを読んでいました。リアルタイムですね 笑
さて、今回はタイトル通り、『タロットカードが伝えること』と『占い師が伝えること』について私が考えていることをさらっと書いてみたいと思います。
これは、お客様のリーディングをするときに自分が気をつけているこことです。また、最近は毎日InstagramやTwitterで1枚引きでリーディングをしているのですが、その際にも気になったりしていることです。
いや、そう難しい話ではないんですが。。。
たとえば、明日(2021年5月16日)についてリーディングした動画。
『仲間と喜びを分かち合う1日』という部分はカードが伝えていることです。しかし、『と言うことは 喜び合える人はあなたの仲間』という部分は、私が伝えている部分です。この差をはっきりと伝える側が意識しておくことが大事ではないかと思います。
他のカードでも同じですが、『○○なとき』『○○な状態』というのはきちんと伝えるようにしています。しかし、その後の『だから○○に気をつけて』とか『だから○○意識して』とかは相談内容やご依頼者のパーソナリティや状態に応じてこちらから伝える場合と、ご依頼者の方から言葉を引き出す場合があります。特に前者の場合は『これは私の考えですが』と言うようにしています。
たとえば「ソード2」。
レイチェル・ポラックさんのタロットバイブル(鏡リュウジ監訳)では「何かを見たくない、あるいは感情を閉ざしている人」とあります。状況によって知らず知らずにそういう状態に陥っている場合もありますし、自分からそういう状況に身を置いているのかもしれません。
この場合、『だからきちんと問題を直視しましょう』とか『もう少しそのままでいましょう』とはカードは伝えていない、と私は考えています。
もちろん、スプレッドの他のカードとの関係性もあるので、具体的にどういう状態にあるのか、というのはある程度明確にカードは伝えてくると思います。しかし、こうした方がいい、というのはカードが伝えてくる状態を把握して、ご依頼者が自分で気づいたり考えたりすることだと思うんですよね。
ですので、ご依頼者が状態を把握して自ら導き出せそうであれば、こちら側が改めて伝えることはしません。一緒に考えていく、といった感じがより的確かもしれません。
ここをきちんと分けて把握しているかしていないかで、ご依頼者様が「当たった、当たらなかった」の二元論で受け止めてしまうことを避けることもできるし、占いに依存させてしまうようなこともないのではないかな、と漠然と考えたりもしています。
雑誌やネットでの占いは往々にしてアドバイスまで記述してあります。そこは半分はエンタメなんだろうな、と思いますが、お金を頂いてリーディングする以上は、そこはシビアに考えたいと個人的には思っています。
まぁ逆に言うと、『明日は○○な1日だから△△をしましょう』の△△の部分、これが占い師の個性になるのかなぁという気もしますが。。。
と、つらつらと書いてきましたが、そんな難しい話ではなく、また誰かを否定するものでもありません。あくまでも私の考え、スタンスですので、ご理解をよろしくお願いいたします。