#17 バルサスポーツ心理学: リーダーシップの根幹となる感情把握・調整をするためのポイント
はじめに
リーダーとはチームのメンバーに影響を与える存在です。
指示や注意により影響を与えます。
指示や注意は選手の行動に影響を与える手段ですが、リーダー自身の感情状態はメンバーのそれに影響を与えます。
言い換えると、リーダーの感情はメンバーへと伝染するのです。
過去の記事でも書きましたが、リーダーは自分のメンバーに対する影響力の大きさを理解しなければなりません。
そのためリーダーは自分の感情を適切にコントロールする必要があります。
今回はそのリーダーの精神状態3つと、感情という点においてリーダーに求められていることを紹介します。
リーダーの3つの精神状態と特徴
ひとくくりにリーダーと言っても、立場だけのリーダーや本気でチームを導くリーダーもいます。
もちろんこれらはメンバーに与える影響も違いますし、行動や思考に大きな違いがあります。
以下に3つのリーダーのタイプ、そしてそれぞれの精神状態を紹介します。
リーダーを演じている状態
思考と感情の自己管理が表面的
結果が良い時は楽しみ、悪い時はチームのせいにする
チームの感情をコントロールしない
チームへの要求が必要以上に厳しい
よくない結果を受け入れずに、批判をする
挑戦を求めない
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