技術だけでなく戦術も併せて学ぶトレーニング
みなさんご存じのとおり、バルサアカデミーキャンプは、FCバルセロナの哲学に基づいて作成されたトレーニングメソッドで学ぶキャンプです。
このバルサメソッドは毎年のように進化していますが、「試合において相手よりも長い時間ボールを支配することで勝利を目指す」というひとつの基準があります。
日本で行われているトレーニングには、ボールの扱いに特化したものが多く存在します。もちろん、サッカーをプレーするうえで「キック」「コントロール」「ドリブル」は必要なのですが、技術だけで試合は成立しません。なぜならサッカーはチームとチームが対戦する競技だからです。
先述した「試合において相手よりも長い時間ボールを支配することで勝利を目指す」というのはポゼッションと言われるものです。このポゼッションを高めるためには、技術だけでなく戦術が重要になってきます。
この戦術の理解を高めることで、選手に求められるプレーを身に着けることが、バルサアカデミーキャンプのひとつの目標になります。
例えば、選手たちはキャンプでまずスペースの管理から学びます。スペースを生み出すこと、生み出したスペースを利用することを繰り返しトレーニングすることで、有利にプレーできる方法を理解するのです。
さらに「自分のポジショニング」「ボールを受ける際の体の向き」「相手選手の位置と距離」など、確認が必要な要素をバルサコーチがひとつずつ丁寧に指導していきます。
もちろん、最初からすべてを上手くプレーできる選手はいません。エラーが出たときに、バルサコーチはプレーを止めて「なぜいまの場面は失敗したのか?」「周囲の選手たちはどう動くべきだったのか?」と問いかけます。
「この状況ではこのようにプレーしなさい」という指導はありません。選手たち自身が考え、与えられたヒントをもとに答えを見つけます。この思考方法を身に着けることで、いろんな状況における解決法を自分で導き出す能力を養います。
バルサアカデミーキャンプは3日間もしくは4日間のプログラムですが、この思考方法はこのあとのサッカーだけでなく、そのほかの日常生活でも活かされるものだと思います。
バルサアカデミーキャンプはただサッカーの技術を学ぶものではなく、サッカー選手に求められる戦術を理解する能力を培うキャンプです。ぜひ体験してください。
みなさんのご参加を心より待ちしております。
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