初めての現場DJで組んだセトリのお話
※ほとんどただの備忘録&初心を大事にしようメモです。悪しからず。
※再現Mix:https://www.mixcloud.com/バルバロイ/pcn再現20220928/
● まえがき
どうも。
休日の8割は長崎にいない長崎在住ヲタク、バルバロイ(@barbaloi)です。
2年前に長崎に来てこっちのアニクラに行きはじめて以降ありがたいことにずっとDJのお誘いをいただいておきながら何かと理由を付けて断ってきたのですが、そろそろやらないと後悔しそうな気がしてきたので今更ながら現場DJデビュー(?)させていただきました。
出演イベントはいつもお世話になっているポップカルチャーナイト(#PCN)さん(@Castellabox)。毎月最終水曜日の夜に長崎市浜町のClub BETAさんで開催されています。素人でも分かるくらい音が良いです。配信もされてるのでぜひ。
下記アーカイブです。なんとなく今回の名前は「シャベマ」にしました。シャベマことシャーベットマーメイドは音出しで使って満足しました。
使用機材はDDJ-400。レコボではなくiPod Touchに入れたdjayで回してます。
djayの良い所は、不完全ではありますがツマミひねるだけで比較的綺麗にボーカルだけを上げ下げできる所です。
● 心構え的なやつと全体の構成とか
大前提ですが、「これからDJとしてメチャメチャ活躍したい!!」みたいなモチベは全然ありません。ライブの告知が当日の2週間前に出るような現場に通ってるので、何カ月も前から告知する一般的なアニクライベントにはとても出られないからです。あくまで趣味として楽しむと割り切ってます。2週間前にドタキャンしても許されるイベントありませんか。
ということで、最初からセトリ組まずにやる気など一切ありませんでした!
その場で組み立てていける人ほんと凄いと思います。尊敬しかない。
少なくとも私はまだド素人なので、自分がやりたいことと自分にしかできないことを遂行するためには準備に膨大な時間が必要です。
曲被った時にすぐ差し替えられるくらいの柔軟さはいつか身に付けばいいなと思ってます。
主題についてはテンプレではありますが初現場DJなので、
・はじめて、最初の
・これから始まる
・今、ここが特別
あたりをメインにしつつ、
・DJやってみたさはあったけど踏み出せなかった自分
みたいな取るに足りない感情もほんのり混ぜ込む方針にしました。
本来こういうことは書かずに実際に中身聴いてもらって伝えられるように努めるべきだしそっちの方がかっこいいとは思いますが、まあそこは趣味なのでご愛敬。頑張って作ったから言葉にしたいじゃん?そもそもアニクラで歌詞の意味考えながら聞く人とかほぼいないので!!!
あとは最初にやりたいと思った並び(後述)の雰囲気と、この180周りのレパートリーから「一部コンテンツのヲタクを燃やせそう・・・!」と思ったので、エモさ溢れる曲たちを固めました。この辺は感情だけでなく音もけっこう重いので、最後にやりたい曲に違和感無く持っていくために終盤は少しだけクールダウンさせることを意識してます。今回自分の枠がトリで夜中なので、ここは親和性もあって良かったかなと。
●セットリスト
セトリはこんな感じ。己のヲタ活スタイル的に現場で聴いたことある曲は積極的に入れたかったのですが、結果としては16曲中7曲にとどまってしまいました。反省。
アニクラやDJにそこまで精通しているわけではないので、テンプレ繋ぎをドヤ顔で語ってる場面があるかもしれません。指差して笑ってやってください。
1. でんぱれーどJAPAN/でんぱ組.inc
初めて行ったライブで最初に聴いた曲。それだけ。問答無用でここ一択。今回最も傍若無人な入れ方しました。
1サビ後の間奏頭の「ニッポン」の「に」だけがどうしても消せなかったのでこの最初の繋ぎだけはインストverも入れて3デッキ使ってます。
P.S これ回した2日後に遠征先で見たライブでも1曲目でした。バカ高まった。
2. シンセカイ/泡沫のクロワジエール
「Say Hello Hello Hello Welcome Brand-New World」から始まるTHE 新世界に飛び込みます!な曲。今回のコンセプトにピッタリだったのと、この5日前にグループが解散ライブをやったこともありタイムリーだったので入れました。
結成から1年経たずの解散でしたが、たまたま自分がお披露目ライブも解散ライブも行けたので少しは思い入れがあります。
3. サウンドスケープ/TRUE
『響け!ユーフォニアム』2期OP
何百回挑戦重ねてここまで来たんですよ(妄言)。
"自分が信奉しているアニメ"枠ですが、直前が直前に解散したグループの曲なので、「忘れたくないメロディ 離したくないメロディ 輝きに変えて想いよ届け」の部分が(俺に)刺さる側面もあります。
4. ギミー!レボリューション/内田真礼
『俺、ツインテールになります!』OP
次の曲とのセットが大変おトクだったのでつい。
僕が持ち出す曲の中ではかなり貴重なアンセム枠。非常に助かります。
今回のテーマに合わないと思ってラブソングは極力排除してきたつもりでしたがこれめっちゃラブソングでしたね。ギリギリになって気づきました。
「新しい革命の予感」が文字だけ見ればそれっぽいとこじつけて強行。世界はこじつけでできている。
5. はじめてのかくめい!2021/DIALOGUE+
原曲は『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』OP
かくめい、田淵曲、Pが野島氏、D+はライブでギミレボカバー済み、ログっ子的にはもはやテンプレの共通要素盛り沢山繋ぎです。繋ぎ方もお気に入り。
アルバムの再録バージョンを使っている理由は自分が初めて現場ではじかくを聴いたのが2021年、もっと言えばアルバムが出た後だったので、こちらの歌唱の方が圧倒的に"自分の知っているDIALOGUE+"だと思ったからです。
6. 結絆華[庖丁三姉妹ver.]/庖丁三姉妹
『天華百剣』関連楽曲
結絆華とかいうバケモン楽曲の庖丁三姉妹用アレンジでロック調になっており原曲のエモみを残しつつかっこよさにも努力値が振られています。
歌詞も庖丁三姉妹用に改変されているので、3人の絆が〜という重要な主題が自分の状況とは合ってなくて使うか悩みましたが、
・推しの歌唱曲である
・前曲からの繋ぎが他の候補よりやりやすい
・ここまでの湧き曲ブロックからエモ曲ブロックに繋ぐ橋渡し役としてこの曲を知らない人にも「流れ変わったな🤔」と感じさせるポテンシャルがある(と信じている)
以上の理由から、知名度は低くくとも十分な役割が持てると踏んで無事採用。
愛しの春川友紀さんのお声が聴こえる貴重な楽曲であり、しれっと田中秀和さん繋ぎでもあります。
7. MIRACLE WAVE/Aqours
『ラブライブ!サンシャイン!!』関連楽曲
ここまで読んでいただけた方にはもはや説明不要かと思います。
DJプレイに怪我をするリスクはありませんが、じれったい自分を越える、思い切ってやってみればできる、といった歌詞が終始バッチリハマってます。初めて3rdライブの映像を見た時はほとんど予備知識が無いのに一瞬で何が起こってるか理解してボロクソに泣いたのを覚えてます。
8. FUNBARE☆RUNNER/777☆SISTERS
『Tokyo 7th シスターズ』関連楽曲
こちらも歌詞がドンピシャ。「走り出した君の背中にエール」から始まる時点でもうドンピシャ。バトンを繋ぐライブの演出も大好きで、その映像見てから一気に好きな曲になりました。
9. 367Days/KiRaRe
『Re:ステージ!』関連楽曲
コンテンツヲタクを葬る曲筆頭(当社比)。
作品のネタバレになるので詳しくは書けませんが、とってもつよいはじまりのおうたです。
「想像してた?こんな景色。あの頃見てた未来に今いるよ」から始まり「いまここがキミとあの日夢見たStart Line」で締める歌詞もほぼ最強。
どうしてもこの締めのフレーズを使いたかったため、多少強引に1サビ終わりから落ちサビへ繋いでますが本番ではこの繋ぎを盛大にミスりました。僕が先に葬られたようです。
Cメロが最大のヲタク抹殺ポイントなので使うか悩みましたが、ここは仲間との云々がメインで今回のコンセプトからは少し外れるので抜きました。
いつか徹頭徹尾ヲタクをボコボコにしてフロアに屍体の山築くやつやってみたいなーというのはだいぶ昔から妄想してたりします。
10. スタートライン/AiRBLUE
『CUE!』OP
367Daysの最後の「Start Line」に乗せてこちらのスタートラインの声が聞こえてくるのが心地よくて好き。
AiRBLUEはこのBPM帯でもエモくて力強い曲がいくつかあるのでどれ使うか悩みましたがまあ今回はさすがにこれかなと。
1番しか使ってない(=ソロパートが8人分聴けない)ので、ガチなキューマネには多分怒られます。
11. The Sun, Moon and Stars/星見プロダクション
『IDOLY PRIDE』ED
サヨナラから始まる物語じゃないんですか!?って感じですよね分かります。
実は先述の「最初やりたいと思った並び」というやつがこれと次の曲の繋ぎになります。
歌詞、全く考慮してません😇
当たり前ですが、ここを起点に作り始めたので雰囲気はここまでの流れからかけ離れてないし、なんとか誤魔化せるかなーって。
12. 私たちのSTARTRAIL/ラピスリライツ・スターズ
『Lapis Re:LiGHTs』OP
前曲のAメロが入る所でボーカルを消す→本曲の歌とピアノだけのイントロを前曲のインストに乗せる、がかなり綺麗。だと思ってます。
事前にボーカル無しの音源作ったりインスト音源調達したりしなくてもこういうことできるのがdjayの強みで、現場でdjay使ってる人なんて多分見たことないので自分しかやらないだろうと踏んで断行しました。
こちらも歌詞については「輝き」がなんとなく共通してるなーくらいの感覚で始めたのですが色々こじつけた結果、
・コンセプトには合ってる
・「煌めき探して」「輝きの中へ」→「星より輝きだしたのに」
あたりでまあ大きく外れてはいないのでよかろうと。
13. Glow Map/765 MILLION ALLSTARS
『アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ』関連楽曲
船出感が良いですよね。
最後の曲に向けてこの辺から少しずつ勢いを落としていきます。本当はもっとBPMも落としたいところでしたが適任が見つからず。
14. ここから、ここから/玉木マリ(CV.水瀬いのり)、小淵沢報瀬(CV.花澤香菜)、三宅日向(CV.井口裕香)、白石結月(CV.早見沙織)
『宇宙よりも遠い場所』ED
船出感、ではなくガチで船出するやつ。前曲がGlow "Map"で歌詞にも「新しい世界」「パスポート」「地図を染めていく」といったワードが入ってることで、音数が一気に減る割には(知ってる方なら)すんなり入り込めるのではないかと。
"自分が信奉しているアニメ"枠その2であり、適度に勢いとBPMを落としてくれます。本当に良いアニメ。
組んだ当初はOPの「The Girls Are Alright!」を使おうとしてましたが、「わたしの青春見つけた」わけではないのでやめました。
15.プラチナ/青山美生(CV.悠木碧)
15.プラチナ - from CrossSing/竹達彩奈
『カードキャプターさくら』OP(カバー)
「やるしかねえ」と思った次第です。このタイミングで現場DJやろうと踏み切った理由がこれです。悠木碧じゃなくて青山美生の曲だぞ!と叩かれたら平謝りします。ごめんなさい。美生は良い奴なんだよ・・・。
AメロBメロをそれぞれのソロ、それ以外は基本的に2人のユニゾンにしています。Cメロ前半をソロにして悠木さんのソロパートをひとつ増やしているのがささやかな悠木碧推しアピールポイント。
petit miladyさん、消息が途絶えてもう3年以上経ちましたが、こういう聴き方をするとpetit miladyとしての新曲を聴いているような感覚になれて勝手に少しだけ救われました。
これやることは早々に決めたので途中にプチミレ入れないようにしました。最後に個々に分かれてて解散したみたいになるの嫌ですからね。
竹達彩奈さん側のインストをかなりカットしていてどうしてもボーカルが少し歪んでしまうのが現場で聴いてどうなるかちょっと不安でしたが、思ったよりは目立たなかった気がします。
ついでに、前曲「ここから、ここから」のアウトロにうまく乗せたかったのでこちらのイントロはBPMを87.5まで落としている関係でここももよく聞くと歪みが凄い。
●まとめ
推し3人(藤咲彩音さん、悠木碧さん、春川友紀さん)と推しユニット(DIALOGUE+)の声を搭載したうえで、思ったよりはちゃんと意味のあるセトリが組めたことはセトリ厨()としてはポイント高かっただろうと自負しています。だらだらと5ヵ月間くらい考えた甲斐はありました。
反省点は色々ありますが大きい所で3つほど。
▲24時半スタートの〆枠とは思えない速さ
この時間に194から始まり180周りをうろちょろします。胃もたれするよね分かります。180から始まってすぐ130とかまで落として最後にプラチナの164に持ってこようかとも考えましたが、最後に速くなるよりは終盤でテンポも勢いも落としていく方が最低限のごまかしはできる気がしてやめました。
あとそもそも最初なのでそういうことよりは自分のやりたいことを通そうと。PCNは基本的に何やってもいい認識なので。
▲起点と内容が合ってない。
これだけ曲の流れや意味を重視してるのに起点はただの「音が気持ち良いだけの繋ぎ」であること。意味重視なら根っこもそういうのじゃないとなんか薄っぺらいというか…
まあここは完全に自己満の世界です。
▲繋ぎが複雑
mixと違って一発勝負なのだから繋ぎ方はなるべく平易にしておこうと思ったのに結局3デッキ使ったりしてるあたりがね。練習しまくったので出来たけど練習しまくらないと素人には無理です。
これもやりたい並びを通すためにはやむなし。
とはいえ終わってみたら
「推しの声と理想に近いセトリ流せてめっちゃ楽しかったのでなんでもヨシ!!!」
って感じです。ほんと、長崎来てから今まで背中押してくれてた皆様には感謝感謝。現場でやりたいことは他にも色々あるのでまたセトリ組む時間があれば手挙げさせていただこうと思います。
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。