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沖縄泡盛買い付け旅行2023【後編】

前編はこちらから ↓↓↓

後編では最終日3日目、購入した泡盛などについてまとめます。


2日目夜 サ室にて

2日目の夜、ホテルのサウナで、大阪から来たらしい70代のおじいちゃんに話しかけられた。そのおじいちゃんは身体の両面に刺青が入っている上に小指が無い、一目見ただけで分かる''その筋'の方。大阪でならまだしもなんで沖縄に来てまでこういうのと出くわすねんと思いながらも、しばらく話に付き合った。3人入ればいっぱいになる小さなサ室だったので、私の隣に座っていた地元のお兄さんも絡まれていた。

おじいちゃんがサ室から出た後、残されたお兄さんと「大変なのに絡まれましたね」と苦笑。外からは水風呂に入ったおじいちゃんが「ハッ! ハッ! ハッ! ツメタ!!! 心臓止まるわ!!!!」などとのたまう声が聞こえる。独り言にしてはあまりに大きい。
こういうとき、同じ状況に置かれた人同士、初対面でも妙な連帯感が生じる。共通の敵を前にして、力を合わして乗り越えようという連帯感が。自然とお兄さんとは身の上話になり、意外と近い境遇にあることが分かった。「まあ人生なんとかなりますよ」と3歳年上のお兄さんは言う。人生の先輩がそういうのだからそうなのだろう。
こんな話ができたのもおじいちゃんのおかげだと思えばそこまで憎く思えない。

サウナから出た後に気づいたが、浴場は刺青ある人使用禁止だった。

3日目(瑞泉酒造、国際通り周辺、那覇空港)

瑞泉酒造さんの見学

3日目は「御酒」や「瑞泉」、「おもろ」などの銘柄で有名な瑞泉酒造さんを見学しました。
首里城の近くにあります。

見学では瑞泉酒造さんの歴史や泡盛の製法について解説したビデオを見た後、貴重な資料を間近で見ることができました。

阪神タイガースコラボ泡盛

訪問して初めて知ったのですが、コロナ前までは毎年阪神タイガースのキャンプを記念したコラボボトルを販売していたらしいです。阪神ファンなのに知らなかったとは不覚…!来年以降再開されるか分かりませんが、是非とも「アレのアレ」記念ボトルを販売してほしいです。

古酒の甕
一番右の甕は昭和51年(47年前)から保管されている

首里の工場で蒸留した泡盛のほとんどは南風原の貯蔵庫へ運んでいるらしいのですが、一部を工場で保管し古酒の仕次ぎをされています。

歴史深い酒造所である瑞泉さんの一端を知ることができる良い見学会でした。(もちろん試飲もできました。)

首里周辺

瑞泉酒造さんの近くには、「時雨」などの銘柄で有名な識名酒造さんもあります。

見学申し込みをしていなかったので前を通るだけでしたが、次回は必ず訪問したい酒造所さんの一つです。

以下、街歩きして撮った写真

4本の道が交差する六叉路、「大角座(ウフカクジャー)」
受験にSDGs関係ないやろ
首里駅出口すぐそばにある自動販売機だけが置かれた店
看板に一番大きく書かれてある本格ピザは販売されていませんでした
そのまま「うえのけ」と読んでも、正しく「ウィーのモー」と読んでも面白い

国際通り周辺

その後、国際通りへ移動、目的地はタコライスのお店「赤とんぼ」です。

沖縄出身ラッパーによるマイクリレー、Redbull RASEN in OKINAWAでCHICOさんが店名を出されていたので気になって訪問しました。

辛いソースが非常に美味しかったです。小サイズを注文したのですが見た目以上にボリュームがありました。

赤とんぼの近くにとても魅惑的な看板が…
旅先とか関係なく古本屋とか中古CD屋があると寄ってしまいます。

閉まってました。

沖縄県庁舎

国際通りを東から西へ、端まで歩くと沖縄県庁舎が見えてきます。

ええ天気やね

この大きな建物、設計はなんと(残念ながら解体されてしまった)東京の中銀カプセルタワービルでも有名な黒川紀章です。

(上のツイートは以前(2022年)の沖縄旅行前、東京を発つ時のものです。)
前回の沖縄旅行時には県庁舎が黒川設計のものだと知らなかったので見逃していました…カプセルタワー好きとしては念願の訪問です。14Fにある展望室から那覇市内、その先にある海まで見ることができます。

展望台からの景色
建築業協会章のレリーフもありました

那覇市歴史博物館

次は県庁舎の近くにあるパレットくもじへ。

ええ天気やね

ここに来た目的のひとつが那覇市歴史博物館です。以前も1度訪問したのですが、展示内容が面白かったので再度訪問することにしました。

何のキャラのパネルなんだろう…と思っていましたが、謎はすぐに解けます。

さて、那覇市歴史博物館に再訪した理由ですが、「国宝を(皆さんが想像する3倍)間近で見れるから」です。そもそも、商業施設に入ってある博物館で、広さもフロアの1/4くらいしかありません。なのですが、展示内容のレベルがめちゃくちゃ高い。以前下調べせずに訪問したとき、その展示内容のレベルの高さに感動し再訪を決意したという経緯があります。

どれくらい間近で国宝が見れるかと言うと…

普通のガラスショーケース1枚隔ててすぐ。しかもこれみんな常設展です。
企画展では琉球国王尚家にまつわる刀剣と衣装が展示されていました。

黒漆脇差拵(号 治金丸)
金装宝剣拵(号 千代金丸)
青貝微塵塗腰刀拵(号 北谷菜切)
尚家資料から「桃色地の紅型衣裳」
色絵紅葉文風炉

全て国宝です。
さっき地下のスーパーでアンパンマンアイスバーを買ったのと同じ建物だと思えません。その上学生無料。太っ腹すぎる。もちろん、国宝以外の展示物や解説のレベルも高いです。間近で展示物を見れるので、特に衣服はその生地のキメや細かなシワまで見ることができます。

また、刀剣を見たことでさっきのキャラパネルが刀剣乱舞のキャラであることに初めて気づきました。刀剣を見た後だとどれがどのキャラなのかなんとなく分かりますね。

那覇空港

空港の散策をしたかったので早めに那覇空港へ。

展望デッキより

那覇空港に早めに来た目的の一つ、HELIOS NAHA airport Breweryに行きました。

「くら」などの銘柄で有名なヘリオス酒造さんによる日本初の空港内ブルワリーです。
もちろん、ヘリオス酒造さんの泡盛も大好きなのですが、個人的には2023年4月、ローソンで限定発売された艦これビールの製造元としても記憶に新しいです(艦これビールは岩手県の醸造所で製造)。

こちらでは空港内ブルワリーで醸造されたビールを注文できます。

注文できるビール一覧

空港内で醸造されたレッドエールをいただきました。美味い!

焼き立てのピザも美味い!ビールとよく合います。
正直ビールの味の違いとかよく分からない…なんでも美味しい。クラフトビールと聞くと覚悟してしまいますが、想像以上に癖が少なくて飲みやすい味でした。

あまり飲みすぎると帰りの飛行機に響くのでほどほどにして切り上げ。大阪へ帰ります。

やったぜ。

購入した泡盛

島唄 (まさひろ酒造)
暖流30度 (神村酒造)
おもろ 甕貯蔵10年 (瑞泉酒造)
瑞泉 蔵元限定古酒17年 (瑞泉酒造)
珊瑚礁10年 (山川酒造)
珊瑚礁3年 (山川酒造)

キャリーバッグに詰めて持って帰ることのできる最大限まで買ったつもりでしたが、もっと買って帰れば良かったと今になって思います。

島唄は沖縄の居酒屋前に広告が貼ってあったり、CMも放送されていたりとあちこちで目にしたのでつい買ってしまいました。

最後に

やっぱり沖縄最高最高最高!!!!!
泡盛も内地で買うより安くて最高。
次は離島(石垣とか久米島)の酒造所へ行きたい。
2泊3日…しかも初日はほとんど寝るだけの旅程でしたが、沖縄の人の優しさにも触れとても楽しかったです。次はもっと長い旅程で沖縄へ行きたい。

参考にしたサイト・動画リンク

前編で伺った山川酒造さんへは、那覇の旭橋バスターミナルから高速バスに乗って行きました。那覇市内←→本部港のお得な往復乗車券が販売されています。私は間違えて記念公園前(美ら海水族館)までの乗車券を買ってしまったので少し遠回りになってしまいました…

今回は運航時刻の関係で使いませんでしたが、那覇泊港から本部までフェリーも出ています。


今回の沖縄旅行や泡盛情報はYoutubeの「ゆるゆる泡盛チャンネル」さんを参考にさせていただきました。

特に以下の動画はとても参考にさせていただきました。


那覇~沖縄市内の観光には欠かせないゆいレール。今回は2日乗車券を購入し乗り倒しました。

占めて2,710円。2日乗車券は1,400円なので余裕でした。


沖縄行きたい熱が高まる間、沖縄についての本を読んで思いに耽っていました。特に岡本太郎『沖縄文化論ー忘れられた日本』はとても面白かったです。


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