邂逅・イン･京都

2022年10月3日 16:06

京都のみなさーーーん！！！
ロームシアターにお越しくださったみなさーーーん！！

おかげさまをもちまして、舞台｢閃光ばなし」が、無事に開幕いたしました！！そして京都公演、全員で全ステージ上演することができました。
本当にありがとうございます！！

いやあ、京都！！！
やっと来られた、京都よー！！
私は京都、ウン十年ぶりなのです･･･舞台に立つのは初めてだったのです！
これまで、名古屋、大阪、広島、九州地方などでは何度もやらせていただきました。だのになぜか京都は新幹線で通り過ぎるだけ……。
もちろん旅行で行ければそれも良かったのでしょうが、たまたまその機会もなく、本当に……高校生の頃、同志社大学に通う従姉妹の家に遊びに行ったきり！！！
（しかも従姉妹のお姉ちゃんにどちゃくそ怒られ最後には私がウザすぎて泣かれた思い出）

それが舞台のお仕事で、なんたってこの舞台で行けるなんて、なんてうれしく、ありがたいことなのでしょう。

嬉しさのあまり清水寺を詣でました（京都ビギナー）
（もちろんひとりで）
もっと色々お寺や神社あるでしょうと言われそうですが
修学旅行生たちに交じって歩くのもまた愉しくて
ひとり胎内めぐり

というわけで、京都公演。
休演日にほんのひとときの休息はありつつも、このようなご時世なので遊び歩いたりはできません。
が、ロームシアターの屋上テラスから見る景色は美しくて、その空気を吸うだけで、嗚呼京都にいるんだと嬉しくなっていました。
実際、初日までは「ほ、本当に始まるの！？」というくらいバタバタと駆けぬけた数日だったので、幕が開いてもなかなかすぐに実感が湧かぬまま夢中でしたが、カーテンコールで四階席までお客様がいらっしゃるのが見えたとき、嗚呼、やっと皆さんに会えたんだな･･･とじんわり。
見えます！見えてますよう！！あいしーゆー！！！
どの回も、お一人お一人の顔を見てお礼を申し上げたい気持ちです。

本日の扉絵はモネ｢ラ･ジャポネーズ」
空前の日本ブームが西洋画家たちに訪れた１９世紀
私も休演日に買い出しで立ち寄った京都高島屋で
芸妓さんが美しいお着物で歩いていて見とれてしまった
モネの気持ち、わかるよ！！

だってさ……
皆さんも本当に今日この瞬間を待ってくださってたんですよね。
そのためにお仕事頑張ったり、学校頑張ったり、人生頑張って
このひとときを楽しもうと、何日も前からワクワクしてくださってたんですよね。体調を壊さないよう気をつけて、自分のすべきことをしっかりやってここに集まっているのは私たちも皆さんも一緒。
わたしたちみんな、がんばってここにいる！！！
やっと逢えたね！！（辻仁成の名言ではなく）
だから一回一回が、奇跡の邂逅なのですよね。

京都千穐楽では５回ものカーテンコールを出させていただき、私はもはやキマっちゃってる危ない目つきで皆さんを見ていましたよ（こわい）。

さていよいよ東京公演！
既にご覧になった方はご存じかと思いますが、どのキャストも相当に体力の要る舞台。まあそれが福ちゃんの舞台なんですけれども、皆の頑張りを見ていると、私は疲れたなんて言っちゃいかんとほんとうに思います。
毎日一幕終えると今風呂上がったばかりみたいになってる貫太郎や、綺麗な茶色の目がもはや白に近づいている後東ようこや、頭の真ん中からエクトプラズム出てる加瀬澤さん、みんなほんと･･･涙
仲間を癒やすべく舞台袖ではキャンディークラッシュ（底根ver.）をお見舞いするも（迷惑）、誰も癒やされないので、あたしもしっかり演者として出陣せねばななりません。
東京公演、全員主役の心持ちで走り抜け、毎日やるたびに自分の役を、みんなの役を、愛していけたらなと思います。