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公務員転職日記【2日目:異動】

私が公務員を目指した理由の一つ、

「自分では選択しないような、幅広い社会人経験を積みたい」


税金関係であったり、
戸籍関係であったり、
まちづくり、観光、生涯学習、
多くのことに興味があり、
多くのことを経験してみたいと思っていた






これは人事異動前提での考え方であり、
早くて3年、長くとも5年ぐらいで異動するだろうと安易に考えていた。




採用試験での面接の時でさえ、

「入りたい部署はありますか?」
と聞かれ、

「若いうちは多くの部署を回って様々な経験を積みたいです!」
と正直に答えたくらいだ。

(今思えば博打のような回答だったと思う。笑)





しかし、実際に入庁してみると、
配属から1年で異動する人もいれば、
10年以上同じ部署にいる人もいた




こんなのは当たり前のことではあるのだが、
入庁前の私は、
「とはいえ新人は3−4年で異動するだろう」
と安易に考えていた。





毎年3月末の異動発表


さすがの私も最初の1-2年は、
まだ何も貢献できていない状態で異動するのは申し訳無さを感じていた




だが、
3−4年目になってくると、
だんだんと焦燥感に駆られてきた





私はいったいいつ異動できるのだろう




下手したらこのままこの部署に10年いることもあるのか、、、






ここにきて、
自分の将来設計が、
人事異動という
自らの意志では動かすことのできない、
言ってしまえば
「神の一声」
に委ねられていることに気づく







自己申告書に記入しようが、
面談で上司に伝えようが、
異動する可能性もあれば、
異動しない可能性もある





もしかしたら来年異動かもしれないし、
それは5年後かもしれないし、
10年後かもしれない




自らの将来が
「神の一声」に委ねられている現状に、
居ても立ってもいられなくなった私は、
「転職」という2文字を現実的に考え始めた

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