【お休み編】公務員と民間企業、どちらがよいのか
「公務員と民間企業、結局どっちがいいんだろう…」
公務員を目指したことのある人、目指している人、興味がある人、転職を考えている人などは、少なくとも1回は抱いたことのある疑問かと思います。
私自身、何度か頭の中で考えたことがありますが、結局明確な答えは出ず…
そりゃあ、その人の年齢や現在の仕事、家庭の状況等様々な側面によって答えも異なってくるかと思います。
ではなぜ、ここに書き起こそうと思ったかというと、
双方の実態を知った私だからこそ、伝えられる生の声があるのではないか
同じ悩みを抱いている人の力になれることがあるのではないか
と考えたためです。
本記事が読者様にとって、同様の疑問を抱いた際の思考整理における判断材料になれば幸いです。
では、両者を比較検討するにあたり、まずはどのような側面で比較すべきかをざっと洗い出してみました。
働き方
人間関係
お休み
給与
転職のしやすさ
この5つの観点から、公務員、民間企業それぞれの特色をお話できればと思います。
長文になりそうなので、マガジン化して、側面ごとに記事を書いていきたいと思います!
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今回はその中の第3弾ということで、「お休み」にスポットを当てていきます。
お休み編
公務員の場合
まず第一に言っておきたいのは、
公務員は権利上取得することのできるお休みが多いです。
大事なことなのでもう一度言います。
「公務員は、お休みが多いです。」
何となく同様のイメージを抱いている人もいるでしょうが、これは実際に勤務していた私の実体験と照らし合わせても一致します。
具体的に言うと、
お休みの数の多さと、
お休みの種類の多さと、
2つに分けると説明しやすいです。
お休みの数
まず、公務員の年次休暇(いわゆる年休、有給ってやつです)は、原則として1年につき20日とされています。
民間企業でも基本的なルールは一緒ですが、勤続半年以上という条件があります(半年以内の年休については、企業によって考え方が異なります)。
公務員は4月1日に勤務を開始した時点で15日分(基準日が1月1日の場合)が付与されるため、その点で多いと言えます。
それにプラスして、基本的に土日祝日がお休みです。
もちろん、部署によって土曜出勤や休日出勤がある場合もありますが、その分は代休を取得することができます。
…ほんとに?
ほんとに代休って取れてるの?
実際は取れないって話も聞いたことあるけど…
って思った方向けにここで実態について触れておきます。
たしかに、代休が取得できない時もあります。
業務が立て込んでいる時や、選挙活動などの本来の部署と異なる特別な業務をした場合などが当てはまります。
そういった場合どうなるかと言うと、
どうしても代休を取得できないやむを得ない事情がある場合には、
手当としてお金でいただくことが可能でした。
選挙や災害対応などのイレギュラーな対応の場合も同様に、別途特別手当なるものがいただけるため、代休対応ではなくなります(その分がお金で支給されます)。
よって、タダ働きになることは基本的にありませんでした。
また、代休が取得できない特別対応の際
(例、土日が選挙活動で出勤だった際)
に休みたい時には、
次の週に年休を使って休む人もいました。
このあたりは部署によって取りやすい雰囲気、そうでない雰囲気と様々であることは否定できませんが、今の御時世、休ませない部署があるとすぐに問題として取り上げられる世の中なので、入庁前にそこまで気にする必要はないかと思います。
お休みの種類
公務員はお休みの種類も豊富です。
詳細については調べていただければすぐに出るかと思いますが、私の周りで実際に取得されていた休暇だけでも以下が挙げられます。
忌引休暇
育児休暇
夏季休暇
リフレッシュ休暇
病気休暇
その中でも民間企業ではあまり聞かない、
公務員が優遇されていると感じた休暇は下3つになります。
夏季休暇は民間企業でもある会社にはあるのですが、
年休の一種としてカウントされる会社も多いため、
公務員の方が優遇されています(私が公務員の時には年休とは別に5日支給されていました)。
リフレッシュ休暇も同様で、私が公務員の際には、年休とは別に全職員に3日支給されていました。
これだけで年休とは別に8日間休みが多いことになります。
最後に病休についてですが、
私はこれが公務員の一種の闇のように感じています。
公務員の病気休暇は最大で90日間取得できます。
そして、この間の給与は全額支給されます。
???
もう一度。
勤務しないことがやむを得ない場合、
最大で90日間休む権利があり、
その上で、
90日間の間の給与は全額支給されます。
これがどのようなことを意味するのか、想像はお任せしますが、
昨今のニュースをみていると私が闇の一種と言っている意味も少しは分かっていただけるかと思います。
民間企業の場合
本末転倒で申し訳ないのですが、
民間企業と一括りに語ることは難しく…
よって、私が考える民間企業の良いところを以下にまとめています。
こちらは参考程度に見ていただければと思います!
自分の好みに合わせた休みの会社を選ぶことができる
例)土日休み or 平日休み
例)連休 or バラして休み
リモートワークの会社は気持ち的に休みやすい
これは私の主観ではありますが、同僚への「休みます!」の言いやすさが全然違いました。笑
会社によって特有の休暇がある
例)クリスマス休暇、プロポーズ休暇、アニバーサリー休暇などなど
まとめ
私なりにまとめると、
お休みの観点だけで言えば、
公務員の方が優遇されています。
とはいえ、
若いうちは土日に働いて平日休みの会社に入り、
平日特有の人の少ないお休みを満喫したい!
という考え方もできますし、
企業によっては公務員以上にお休みの多い企業も存在するため、
ここでも選択の幅が広いのは民間企業のいいところになります。
また、公務員の病休のところであえて
含みのある言い方
をしましたが、
誤解のないように追記しておくと、
本当にやむを得ない事情があった際に手厚い保証が受けられる、
ということです。
今は健康だから自分には関係ないと思っていても、
いつ何があるかがわからないのが人生です。
お休みの多さだけが理由で公務員を選ぶ人はいないでしょうが、
選ぶ際の考慮事項の一つには入ってくるかと思います。
ここに記載したのはあくまでも私の経験ベースの内容にはなりますが、なるべく調べただけでは分からないことを、客観的な視点で書いたつもりです。
参考程度に読んでいただけますと幸いです!
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
次のトピックは、気にしている人も多いであろう「給与編」となります!
(私自身、どこまで自己開示しようかは迷っております…笑)
また時間を見つけて追加していけたらと思いますので、今回の記事を読んでいただけた方、少しでも参考になったと感じた方は「スキ」等でリアクションいただけますと嬉しいです!
皆様のリアクションがありますと、その反応が私の励みになり、書き起こすスピードを加速させます!!
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それではまた!
読んでいただきありがとうございました♪
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