面白いとは?
だれだってみんな「おもしれー奴」になりたい。では「面白い」とはなんだろうか。
「面白い」の例を考えてみよう。
【具体例】
・お笑い芸人の滑らない話
・モノマネ
・ドッキリ
・夢中になる小説
・ハラハラする映画
・目新しい発見
・なかやまきんに君の鉄板芸
様々な種類の「面白い」があることが分かる。
古文で考えてみると「面白し」と「おかし」の2つの単語が混ざっているような感じだろうか。
面白いは「共感」と「違和感」の2要素で構成される。
違和感がなく、共感だけの話というのは面白くはない。オチの無い話である。
逆に違和感だけで共感だけの話も面白くない。例えば海外のコメディアンのトークって全然おもしろくないと思う。まず外国語を理解出来ない。更に彼ら彼女らの生活様式も知らん。だから、共感はゼロで違和感しか残らない。
たまに、電車にやばい奴がいると思う。あの人たちをみて面白いと思う人はそんなにいないだろう。だが、全く同じ行動を自分と仲のいい友達がネタとしてやっていたらどうだろうか?周りに怒られることをちょっと怖がりながらも爆笑しちゃうと思う。
やばい奴の普段の生活は知らないから違和感しか感じない。でも友達なら普段の生活を生活を知っているから(共感)、普段との違和感が面白いのだ。
各具体例における「面白い」の解説
すべらない話
すべらない話をもう一度観てみて欲しい。オチに至るまでのトークは違和感は感じない。その代わり身振り手振りがあったり、細かい状況描写があったりと視聴者がイメージしやすいようにして共感を獲得している。
そして共感の後にオチが来て大幅な違和感を視聴者に与えて笑いを獲得するのだ。
モノマネ
モノマネは奥深く難しい。いくつか種類がある。
【コロッケさんのモノマネ】
コロッケさんのモノマネは上手い。目を閉じてコロッケさんのモノマネを聴いてみるとただ感心する。彼はモノマネの技量で共感を獲得し、顔芸で違和感を誘導して面白さを生産しているのだ。
【細かすぎるモノマネ】
これもモノマネは基本上手い。だが細かすぎるモノマネでは顔芸などはしない。ものまねをするシーンの選択で違和感を感じさせているのだ。モノマネ自体の上手さで共感を、え、そんな細かいとこを真似する??というところで違和感を誘って面白さを生産している。
【ただのモノマネ】
ただの歌まねの番組もある。私はただのモノマネで笑ったことがほぼないし、普通に上手い歌まねを観て笑っている人も観たことがない。ほぇ〜〜上手いなぁみたいに感心してるだけだ。これは「面白く」はない。
ドッキリ
ドッキリの笑いにもいくつか種類がある。
芸人さんがドッキリにかけられる場合はそのリアクションに違和感を感じている。
モニタリングとかの一般人を対象にしたドッキリは、リアクションは面白くない。だけど、対象が一般人の場合は没入感を産みやすく、ドッキリでの状況それ自体が設定した違和感をより感じやすくなるのだ。
途中
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