Why Blockchain 問題

前提)Blockchainはデータベースの一種、拡張版である。

だから「Why Blockchain 問題」は当然発生する。

システムにおいてデータを格納する場所として、何を採用するのか?既存のDBがいいのか?新しいDBが良いのか?
単なる技術選定である。

だから当然、もしもBlockchainをデータ格納場所に選ぶなら、何故それを選ぶの?それ他の格納場所と比べて何が優れていて、何が劣っているの?は考えるべきである。
だからこそ、「Why Blockchain 問題」は当然発生すると述べているのだ。

だが、「Why Blockchain 問題」には「それって既存のDBでも出来るけどなんでBlockchainを使う必要があるの?」という主張が混ざっていることがよくある。
この主張は技術理解が甘く、前提がずれている。

そもそもBlockchainは単なるデータ格納方法の一つであり、Blockchainで出来ることは"頑張れば"既存のDBでも出来るのである。

比較的セキュアなシステム、オープンに参加出来るシステム、過去のトランザクションを遡れるシステム、これらは勿論"頑張れば"既存のDBで作れる。


データ分析をしたくて書くプログラミング言語を選ぶ際に、RとPythonを比較することを考えてみよう。

「君はPythonを使いたいらしいけど、それってRでも出来るよね??」

こんな検討違いなことを言ってくる人はあんまりいないだろう。「Rはxxxに向いているし、Pythonはxxxに向いている。今回はxxxを重視したいからPythonを選ぼう。」こんな思考がマトモだろう。

あるいは少し例を変えてみると、データ分析をPythonを使うかTableauを使うか迷ったとしよう。「Tableauの描画機能ってそれPythonでも出来るよね」こんなことを言ってくる人はいないだろう。

そんな感じである。

単に技術選定なのである。解決したい課題に応じて技術を選べばいいだけなのだ。

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