海外からのお客様と日本のお酒のお話
2023年になってようやく海外からの旅行者も大阪はとても増えてきました。
PLACEBOも1月の終わりから来店が増えてきました。
コロナ禍前の味園ビル時代は、とても来店が多かったのでようやくミナミらしい感じがしてきましたね。
来店されるお客様は世界各国からですが、今年になって多くご来店されるようになったのが韓国からのお客様です。
コロナ以前は、街には韓国人の旅行者もとても多かったですが、BARにはあまり来られていないように思いました。
特にPLACEBOにおいては、この11年で2.3人のご来店があった程度です。
実際に韓国人のお客様とお話させてもらってわかったのは、
・数回来日されている
・日本人ともコミュニケーションをとりたいと思っている(英語を話せるので外国人とコミュニケーションをとる経験がある)
BARは、お酒を楽しむ場所ですが一人でも飲みに行ける場所なので、やはり醍醐味は色々な話をすることです。
そして何よりは、日本のお酒。ジャパニーズウイスキーを飲みたい方の来店ですね。
これは韓国人のお客様だけではなく、諸外国の方もです。
ここ数年で諸外国では、高アルコール度数のお酒の税金がとても上がっていて、韓国やオーストラリアなどは特にウイスキーやスピリッツ類などはとても高いようで、物価水準や円安以外にも日本ではかなり安く飲めるようです。
そして韓国でも山崎がとても人気があるようでその影響は多く、オーダーは多くて、しかしながらお話を聞いてみると逆に白州や竹鶴はそこまで知名度は高くないようでした。
そして諸外国からのお客様の好みを見ていると興味深くて、勿論個人差はありますが、欧米系の国の方は少し珍しいお酒、特徴的(日本らしい)な味わいのお酒を好む傾向にあり、逆に韓国の方は飲みなれている味わいに近いものを好まれる傾向にありました。
特に評判が良いのが、日本のウォッカや米焼酎などで、特にこのねっかはアルコール度数が44度と焼酎にしては高くて、ハイボール(ソーダ割)にしても飲みごたえもしっかりと感じれて、米麴の味わいが絶妙で美味しい米焼酎です。
この日本のウォッカも米から作られていて、ウォッカらしいクリアな味わいの中に米の持つでんぷん質の糖度感が高く、ほんのりと甘い味わいが美味しくて韓国人の方にとても評判が良かったです。
理由はやはり韓国の焼酎も米から作られているものが多いので、味わいが近いという事です。
勿論個性的なクラフトジンなども楽しんでもらえますが、多くの方の好みはこういったお酒でした。
普段から個人の好みの差は当然ながらありますが、国籍が変われば好みも変わり、各国の習慣や飲み親しんだお酒の味わいが、海外からのお客様の好みに反映されているという事を少し理解出来ましたというお話。
Live&Cafe Bar PLACEBO
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