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ウツボの飼い方

ウツボはこうやって飼育するべし!

ウツボを飼ってみたいなあ!と思ったら、ぜひ一度目を通してほしい。
そして、そう思ったことがないアナタも、
これからの人生でウツボを飼育したい!と思うことがあるかもしれない。
なのでぜひ一度目を通しておいた方が良い。

さあ、ウツボのプロから聞いてきたことを
ギュギュッとまとめて報告させてもらいます!
基本的に海水で飼うウツボです!(なので淡水や、あと特に難しい種類は別にして考えてくださいね〜)


⚫︎そもそも飼育しやすいウツボって?


特に飼いやすいウツボTOP3
→クモウツボ
→シマアラシウツボ
→サビウツボ
(↑リンク先で実際の姿がみられます)

やっぱりあまり大きくならないウツボが飼いやすい!

その他飼いやすいウツボ
⚫︎小さいウツボの種類(30cmくらいまで)
ナミダカワウツボ(海水で飼育)、モバウツボ、アミキカイウツボなど
⚫︎中くらいのサイズのウツボ(70cmくらいまで)
クモウツボ、シマアラシウツボ、クラカケウツボなど


逆に
飼いにくい、いわゆる難しいウツボ
→ハナヒゲウツボ・・・美しくて人気があるが、餌付けが難しい。
砂地の穴に生息するため、塩ビ管のレイアウトは良くない。

→ゼブラウツボ・・・甲殻類を食べるため、餌の確保などハードルが高い。
単種の飼育であれば可能だという。

→コケウツボ、ミゾレウツボ、ミナミミゾレウツボは、夏場25℃を超えると飼育が難しいので冷却装置が必須となる。

※飼育できないわけでは無いので注意をした上で飼育にのぞむようにしましょう!
あと、ヤマウツボ(コクハンカワウツボ)に関しては純淡水としての飼育は可能だけどまだまだ情報不足だという。


【実際に飼育する上でのポイント】


フチ有り水槽で、30〜60cmは最低限必要

→砂は無い方がいい=ベアタンクがオススメ

飛び出し防止はしっかりすること(なのでフチがある水槽か、アクリル水槽が良い)
フタをして隙間を防いで、重りを乗せておくこと。水位にも気をつけたほうが良いと思う。

→塩分濃度は海水魚を飼う濃度。(いわゆる10Lの水に人工海水350gくらいが基本)

酸欠に注意。濾過だけでなく、エアレーションを設置するべき。

隠れ家をおく(塩ビ管の継ぎ手などでいい)

水温は冬の間、20℃以下にならないようにヒーターを使う。(メスは水温が低くなると卵を持ってしまって体力が異常に落ちてしまう可能性も)
逆に夏場はファンなどを使って、熱帯のウツボであっても30℃くらいまでにしておく。

→濾過は投げ込み式の濾過器か、オーバーフローがオススメ。その際は排水の穴に入って行かないように注意を

餌のあげすぎに注意。3日〜2週間に一回の餌やり。吐いたりすると水がめちゃ汚れるので次の日も見れる予定の時にあげるほうがなお良し!
(餌は刺身の切れ端などを与えていると説明がありました。)

→水換えは、3ヶ月に一回を全水換えしているとのこと。これに関しては
全水換えでなくても、こまめにやることが悪いという意味では無いと思います。

混泳は、同じ種類のウツボはケンカしやすいので控える
基本的にウツボ類だけで飼いたいけど、ハタやカサゴの仲間は可能だという。
オススメのコケとり生物はアマオブネガイ。

※基本的な海水魚飼育の方法はいろんな本や解説しているページ、動画などがあると思うので、本当にこれから海水飼育を始めるぞって方は、
まずはそちらからみてみることを強くオススメしておきます!

※あと注意点として話しておられたのは
淡水ウツボ(イエロースポットモレイ)や、ナミダカワウツボも
気水ではなく、しっかり海水濃度で飼育した方がいいとのこと。


さて、初めに飼育情報を載せたかったので
ご紹介があとになってしまったのは失礼極まりないなと思いながらだったんですが!
すみません!
今回お話を聞かせて頂いたのはこちらの先生です↓

ウツボを10年以上も研究しておられ、
繁殖に関する貴重なお話も聞かせていただいたのですが
その情熱と探究心の深さに痺れました・・・。
生き物の生態を調べるってこんなに大変なんだと!

会社員として働きながらも研究を続けているということもなおさら、
「やる方は状況がどうであれやるんだなあ」としみじみ考えてしまいました。
(私は色んな理由をつけてやらない方なので😅)

まだまだ研究を続けて、新しい論文を出す準備も進められているそうなので楽しみです!


そして!
そういったお話が聞けるイベントのアカウント↓

「アクアトーキングレビュー」というイベント。
今回で5回目の開催ということで
今後も開催されるはずですのでぜひフォローしてチェックしてみてくださいね!
毎回違ったテーマを用意しつつ、マニアックな世界を貫いているところが素晴らしすぎる!

こんな感じのイベント内容。後頭部映ってしまってすみません・・・

飼育方法の内容だけを絞り込んで書いたのは、
なんとなく姿が面白いから、で飼育を始めてみた方が
ウツボを死なせてしまうことを少しでも減らせるんじゃ無いかなって思ったから
です。
(興味を持って飼い始めるということ自体は素晴らしいことだと思いますよ!)

ウツボの繁殖に関する研究内容のお話も本当に素晴らしかったです!

あと、かいつまんだような内容の記事になってしまいましたが
大事なところがまとめきれてない!
とか
間違ったことを書いているぞ、ここはこうしたほうがわかりやすいんじゃない?
って場合は教えて頂ければすぐさま訂正、もしくはそぐわなければ
消去させてもらいます!


いやー世の中、色んな方の情熱と行動で出来上がっているんですね。
結構のほほんと暮らしている自分にとってはこんなにアツい気持ちを
ふつふつと抱えながら生きている方もたくさんいらっしゃるんだなと心底感じることができました。

イベント自体は、午後から違うお話もあったのですが
私は用事とお店の開店準備などのせいで、午前のウツボのお話だけで
帰ることになってしまったのですが午後のお話も聞きたかったなあと思いました。
また次回こそは!

今回の会場は、なんと私が通っていたペット系の専門学校。古巣。

では!

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