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私が悪いの。

私とKくんのビジネスは、
当初の予定よりは
時間がかかったが、
ようやく準備が整った


さぁ、これから!
という時。


Kくんは、
「やっぱりこのビジネスに時間はかけられない」
という。


私は仕事と捉えていたが、
Kくんは、
ビジネスのシステムを作りたかっただけで、
趣味的に捉えていた。


Kくんには
月収2000万円という
目標がある。


私とのビジネスを
本格的に始動してしまったら、
費用対効果の低い仕事に
時間を取られてしまう。


だから、このビジネスは
ここで終えるしかない、と。


えっ?
ちょっと自分勝手過ぎないか?


それとも私の力不足なのか?


3ヶ月、
片想いの相手とビジネスを
始めることに
浮足立っていた私は、


深い山の中に
落とされた気分だった。


Kくんは、涼しい顔をしていた。


ビジネスの失敗ではない
準備の段階で、
時間的物理的に
無理だと気付けたから、
収穫があったということなのだ。


もちろんそれは
間違いではない。


けど、そんなこと、
最初からわかっていたではないか!
と思う。


Kくんを片想いしているからこそ
好きだからこそ
無償でビジネスの準備に
時間を費やす事ができたのに。


私は利用されたんだね。
被害者になるつもりはない。
そこに気付けなかった私が悪いのだ。

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