9人の翻訳家 囚われたベストセラー

今日の鑑賞作品は・・・

ざっくりとあらすじ――――――――

全世界待望のミステリー小説”デダリュス”の完結編が世界同時出版となり、売り上げ上位9か国の翻訳家が集められた。作品流出を防ぐ為、豪邸の地下での作業となる。しかし地下と言ってもこの豪邸の持ち主は核戦争を恐れ、地下で当分の間過ごせるように、見きれないほどの作品が保管されてる映画館、図書館、ボーリング場、プールといった娯楽施設まで兼ね備えた地下施設だ。外部との接触は一切できず、1か月で翻訳を完成、推敲に1か月と2か月のスケジュールが組まれていた。

作業中は常に警備員常駐、毎日20ページずつ渡される仕組みで流出を防ぐ出た手は完璧だ。皆ここでの生活に不満はあるものの、不自由ない生活に絆を深めていった。

しかしある夜―――――――――

出版社社長のエリックの元に送信されたメールで状況は一変する。

―――――原稿の冒頭の10ページを流出させた。24時間以内に500万ユーロを振り込まないと次の100ページも流出させる―――――――

そしてそのメールの最後の言葉は、クリスマスパーティーをした夜、翻訳家たち9人と出版社社長の秘書のローズマリーの10人しか知らない、その時歌った歌詞が引用されていたのだ。

間違いなく犯人はこの中の誰か――――――――

社長のエリックは怒り狂い、犯人捜しを行うと宣言。翻訳作業は中断し、翻訳家たちの部屋を捜索、電気も止められた。


犯人は見つからない―――――――

手掛かりさえ見つからない――――――――


一体誰が犯人なのか――――――――


っていう話なんだけど・・・

この話は、かの有名なダン・ブラウンの作品”インフェルノ”の海外翻訳の時に出版社が作品流出を阻止する為、翻訳家たちを地下で作業させた実話を基に作った話なのだそうだ。

登場人物が少ないので、とても見やすい!!吹き替え版は存在していないらしいので、字幕版ですが・・・

登場人物が少ないから字幕版だけど見やすかった。

あまりに登場人物が多いと、私は会話字幕を読むのに一生懸命で登場人物に目が行かなくなり、話がよく分からなくなるけど、今回は少ないので、そこは良かった!!


個性も年代もバラバラな翻訳家たち。

作品に出てくるヒロインに惚れ込み、コスプレまでする翻訳家も怪しい・・・

初日にデスクで寝ていた翻訳家も怪しい・・・

見た目ロックガールで革ジャンよろしくの人も怪しい・・・

ギプスをしてる人もかなーり怪しい・・・

そう・・・みんな怪しい・・・

まぁ、マインドハック系は皆怪しいんだけどね。


終盤にかけては、まさかの展開に衝撃だった!!!

途中でこうなのかな??って思ってた展開の斜め上を行く展開に衝撃だった!!

時間も1時間45分と見やすく、けっこうすっきり終わるからおすすめかなぁ。

私はこういうマインドハック系はよく見るんだけど、見破れたことはない。

普通に楽しんで騙されてるね!!!

マジックとかも絶対にタネは分からない人。

でも、こういうのって素直に騙されて見るのが正解だよね。

何も考えずに見て、ミスリードに誘導されて、最後にスッキリ伏線回収!!!

っていうのが一番見ていて気持ちがいい!!

マインドハック系の最大の良さは、最後のスッキリ感と騙されたーっていう快感があるんだよね。

そういう意味では、ラーメンズさんの作品、小林賢太郎さんの作品でもこういったマインドハック系があるから好き!!

採集
小説家らしき存在
超能力

とかは特にその要素が強いと思ってる。

特に伏線回収は見事だし、最後はスッキリするけど怖さもあったりで・・・

映画の脚本、演出やって欲しい!!

こういう系で。

絶対見るのに!!!

いつか生で見たいな。賢太郎さん・・・






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