休息。

しっかり、休めているかい。

今考えれば、休むといっているのにしっかりだなんておかしい話だ。
休むにもしっかりせにゃならんってのは、休めてないでないか。
なーんてくだらないことを考えながら今月のわたしを振り返る。

今日は通院日だった。なんの病気だって？それは心の病い。
そんなわけでこの1ヶ月、どんなだったか思い出していた。
ふむふむ、最初の半月はまあ悪くなかった。いやむしろ、朝すっきり起きれたり、家の掃除やら家具の配置やらを楽しんでやったり、人との話すのもミーティングで議論するのも、運動をしてはしゃぐのも上手くやっていた。楽しく、ぐねぐねと思い返すこともなく過ごしていた。
でも、最後の一週間はというと、あまりよくなかった。
早くに目が覚めたかと思うと、今度は全然起き上がれないし頭がボーーっとする。そのせいで日中は眠気や倦怠感でいっぱいになる。次第にイライラしたり、夜は耳鳴りがしたり、やる気が沸かなかったり、人と比べても意味がないことをくよくよと気にする。

体調が悪くなった前後で、何があったんだろう。
私は、そのとき”休んでいた”
正確にいうと、突然休んでもいい時間をもらった。んー、まあ予定がポッカリ空いて暇になったのだ。そうそう。
そしたら、あの黒いヤツが久々に体に乗っかかってきた。

僕らはときに、

休むことが悪いことだと不安がってしまう。

でもね、これは今日教えてもらったことなんだけど、休んでいいんだよ。
人間、適度に休まないとパンクしちゃうんだ。
だからね、頑張りすぎた君に、ゆったりと休んでもらおうって体が教えてくれているんだ。

そんなことを今日は知った。

＊＊＊

うつとは心の癌である。
誰もがなりうるもので、そして気づくのは難しく、大抵発見のときは手に負えないほどになっている。
だが、私たちはそれを克服することができる。
うつとは経験だ。うつとは私そのものではない。
うつは来て、そして去っていく。

＊＊＊

声を上げて飛び上がるほどに楽しい
そんな日々がこれから起こるはずだろ
　　　　　　　　　　ー星野源「フィルム」