泥だらけでも腐るな。
畑にある泥にまみれた野菜は美味しい。冷蔵庫にある忘れ去られ腐った野菜は不味い。不味いというか腹壊す。食べちゃダメ、絶対。
人間も同じではないだろうか。
あ、でも復活できるあたり人間さんはスゴイよ。たぶん。
友人と話していると、もったいねえなコイツという人がいたりする。
すごく熱くていいもん持ってるのに、何かを理由にしてそれを隠したりなかったものにしようとしている。
知ってるか。菌ってのは繁殖したがるらしい。仲間を増やして心地よい場所を求めてるってよ。怖いねえ。なんだか、かわいそうでさえある。
「悪貨は良貨を駆逐する。」僕の通ってた道場(柔道の)の師範の口癖である。
そんなもん知るか!と当時の僕は思っていたのだが、なるほど確かにそうだ。
こういう言葉って必要な人のところには届かない。
だから、耳を傾ける余裕がある時にいっぱい吸収しておくんだよ。
その時はまだ分からなくっても。それが将来君を支えるからさ。
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会社でも、学校でも、部活でも、ボランティアでも、日々の生活でも。
頑張って生きてると、気付いたら、とても疲れてとても傷ついている時があるでしょ。
そういう泥だらけになってる時は、昔お母さんがしてくれたみたいに汚れた服を脱いで洗濯機に放り込みなさい。そのままお風呂に直行してうんと温まってホカホカしなさい。
人に話を聞いてもらったり、鮑叔館に立ち寄ったり、歌を歌ったり、コーヒーを入れたり、ギターを弾いたり、絵を書いたり、ちょっと贅沢なお料理をしたり。
他の誰のためでもない、あなたのために生きる瞬間を大切にしてほしい。
誰かのために生きすぎるすべての人へ。
僕はあなたのために生きたい。
外に出て散歩をしたら綺麗な花に出会える程度の幸せが今日もあなたに訪れますように。
もっと自分に正直に生きなくっちゃ。