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「AstridDAO」 概要と利用方法
前提
この記事では、昨日ローンチしたばかりの「AstridDAO」の概要および利用方法について解説します。
「AstridDAO」は「Astar Network」上で仮想通貨担保型ステーブルコイン「BAI」を発行する分散型借入プロトコルです。
驚くことに、ローンチして1日も経たない内にTVLは30億ドルを超えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651216626371-xGUFQbV0PB.png?width=1200)
「Defi Llama」によると「Astar Network」で第3位の規模に躍り出たことになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1651216649436-C2izRmpnGh.png?width=1200)
これらのことから非常に注目度が高いプロジェクトであることは言うまでもないでしょう。
現在最も勢いのある「AstridDAO」について知っておいて損はないと思いますので、ぜひご参考にしてください。
概要
「AstridDAO」では、保有しているトークン(ASTR)を担保に入れることにより、ステーブルコイン(BAI)を借りることができます。
これにより「ASTR」を保有し続けながら、借りたステーブルコインで別の運用ができるので運用効率が高まります。
「Astar Network」版の「MakerDAO」といえばイメージしやすいでしょう。
「MakerDAO」と異なる点は、無利子でステーブルコイン(以下「BAI」)を借りれることです。
通常の借入プロトコルでは、借入日数に変動金利を掛けて利子を徴収します。これだと将来かかるコストの計算ができず、長く保有した場合に支払う金利は高くなります。
一方「AstridDAO」では、借入時に「Borrowing Fee」を徴収するだけで利子は徴収しません。
これにより借入コストが明確になり、またコストは借入時の一度限りなので管理が簡単です。
いわゆる「ガチホ」しながらも他のDeFiで運用ができるので「ASTR」の価格上昇を信じている投資家にとっては素晴らしいプロジェクトでしょう。
利用方法
ここからは具体的な利用方法について解説していきます。
「AstridDAO」を利用する前に「Vault」を作成する必要があります。
※Vault≒金庫で理解すると分かりやすいです。
「Vault」を作成するまでの手順について、公式が分かりやすいマニュアルを準備しているので、こちらをご覧ください。
【AstridDAO User Guide for Starters】
「Vault」を作成したら「ASTR」を担保に入れ「BAI」を借りましょう。
ここで注意しなければいけないことは「担保比率」を一定水準に保たなければいけないことです。
こちらの画面をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1651216707264-j9VDJtUzHj.png?width=1200)
「3256ASTR」を担保に入れ「310BAI」を借りています。
注目すべき点は「Collateal ratio(担保比率)」です。
ここでは「159.5%」となっています。
「AstridDAO」では「即時清算」という方法で運営が機能するよう設計されています。
「ASTR」を担保に入れる場合、担保比率を「130%」以上にする必要があり「130%」を下回ってしまった場合、言葉の通り「即時清算」されてしまい、担保の一部を失ってしまいます。
「ASTR」の価格推移によって担保比率は大きく動きますので、余裕のある担保比率を保ちましょう。
※「BAI」の借入時に「清算準備金」として「10BAI」が徴収されます。こちらは「即時清算」がされた場合のガス代などに使う準備金です。「即時清算」されなかった場合は、担保を引き出す際に戻ってきます。
無事に「BAI」を借りることができたら「BAI」の運用方法を考えます。
「ArthSwap」等で流動性供給するという方法もありますが「AstridDAO」でも「Farming」で運用することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1651216732291-XA0r536L24.png?width=1200)
この通り「Stability Pool」に「BAI」を供給することでガバナンストークンである「ATID」を稼ぐことができます。
「Stability Pool」は「即時清算」の際に使われる準備金です。
準備金が高い水準で保たれれば運営も機能するので「Stability Pool」に資金を呼び込もうと「ATID」を利用しているのです。
また「Stability Pool」に「BAI」を預けていると「即時清算」された際に「BAI」を一部失う代わりに「ASTR」を有利な条件で取得することができます。
最後にエアドロップについての情報です。
「Vault」に担保を預けた人、また「ATID」をステーキングした人に対してエアドロップをすると発表されています。
アプリの右上にある「Wallet」ボタンをクリックすると「My Estimated ATID Airdrops」にエアドロップ予定の枚数が表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1651218615441-mlWMghzVF7.png?width=1200)
おそらくアーリーアダプター向けとなっているので、興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに「ATID」は2022年Q3に上場予定となっています。
総括
この記事では「Astar Network」上で仮想通貨担保型ステーブルコインを発行する分散型借入プロトコル「AstridDAO」の概要、および利用方法について解説しました。
現状では担保として預けられるのは「ASTR」のみですが、将来的に複数のトークンを担保資産として取り扱う予定となっております。
多くの担保資産を「AstridDAO」に呼び込み、ステーブルコインである「BAI」の流通総額を拡大することができれば「Astar Network」で存在感を高めることができます。
このプロジェクトの鍵となる「TVL」に注目していきましょう。