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2022年 2回目のキャンプ in 修善寺・キャンプベアード(2022/1/8〜1/10)

 確か昨年の10月頃だったと記憶しています。会社の同僚が、修善寺のビール工場に行かないかと誘ってくれました。そうは言ってもコロナ禍の現在、そんじゃ行こうかとはならない。ありがちな社交辞令の、落ち着いたら行こうって話になりまして。
 でも地ビール工場って興味を持つじゃないですか。それでどんなとこ? って聞いたんです。そしたら「キャンプ場もあるよ」って。
 それですぐに検索、そしてホームページをチェック。うんうん、悪くなさそう。それにこのビールは飲んだことがある。それですぐに予約しました。年内の予定は決まっているので、年明け一発目の3連休に。ちょうどかみさんの誕生日直前。キャンプ場でお祝いしようと決めました。    

修善寺は暖かい

 前回、年末年始を過ごした西伊豆のキャンプから、わずか一週間。海に近い西伊豆が結構寒かったので、今回の修善寺も覚悟は決めていました。しかも海からは遠く、山間の場所。普通に考えれば寒いに決まってます。そう考えて昨年の田貫湖キャンプと同じ装備。あの時はうっかりしまい忘れたジャグの水が凍ってしまいました。まあ、そのぐらいなら経験済みと言う事で。ところが現地に着いたら意外と暖かい。少なくとも西伊豆ほど寒くない。これは標高差でも影響しているんでしょうか。調べてみたら、田貫湖が600m、西伊豆が400m、修善寺が300mでしたので、標高以外の影響が大きいみたい。

チェックインは工場で

 iPhoneのナビに案内させたら、すれ違いの出来なさそうな集落内の道を通らさせられる。どうやら最短ルートを案内しているみたい。本業は工場なので、ある程度のトラックの行き来はあるはず。そう思ってたら案の定、広い道から簡単に行けるルートもあった。
 到着したら工場のちょっとオシャレな入口から入館し、エレベータで3階の受付へ。場内の説明のあと、掲出されているQRコードから指定サイトにアクセスし、登録と承諾をしてチェックイン。それから利用料の支払いをします。最近、こう言うシステム増えましたね。LINEの友だち登録をして、そこに表示されるメニューから場内のマップやガイダンス、チェックインやチェックアウトが行える、とか。スマホ持ってない人も減ったと思うけど、LINEなんて使わない人もいるだろうに。そんなところで顧客の取捨選択やアプリの強制ってのはどうなんだろう?
 とりあえず手続きが完了し、ゴミ袋を買って、ビールのサービスチケットを1枚ずつ受け取ります。これは後で好きなビールと交換できるので、設営後のお楽しみ。

数十種類のビールが楽しめます

設営が大変

 一旦、場外に出る感じで細い道を回り込み、オートキャンプ用の「ウエストコーストサイト」に移動します。今回、予約したサイトは3種類ある区画のうちのS。少し小さめだけど、うちのようなコンパクトカーなら問題なし。境界もしっかり分けられていて、平坦で水平も出ていそうで好印象。地面は土の上に火山岩の砕石をうっすら敷いた感じ。これなら雨や霜でぬかるむ事も無さそう。
 さっそくテントとタープの位置を決め、設営を進めていきます……が、思ったより難航しました。どうも最近できた区画らしく、それも別の土地を購入した後に元からあった土地と繋げて作ったっぽい。そこまで詳しく聞いたわけじゃないけど、その形と地中の様子からの想像。すぐ脇を狩野川が流れているのだけど、河原には大きな丸い石と言うか岩というかがゴロゴロしています。その大きな石を積み重ね、上に土を敷いて踏み固めた感じ。ペグが表面から3cmも行かないうちに石に当たります。それもデカい石。当然だけどペグは入らない。鍛鉄のソリッドなペグを用意したけど、それでも歯が立たない。なんならこの石だけ掘り出そうかと土を払ったら、見えた部分だけで30cmじゃ効かない。ペグダウンしなくても形が維持できるドームテントなら良いけど、近頃主流のツールームやワンポールの場合、ペグはテントの形状を成立する絶対条件。これでは困りますね。なんとか均等にペグが打てる場所を探して位置を変えてみるが、区画の外側は盛った土が固められておらず、緩すぎてロープが張れない。なのでペグを複数本、いろいろな角度で打って、緩めのテンションでどうにか誤魔化しました。

3cm下には大石がびっしり

施設は良い

 サイト全体はこじんまりしていて、車は入口から炊事棟をぐるっと回って元来た道を戻る感じ。その水場はまだ新しくて清潔です。シンクはステンレス製で6ヶ所。お湯は出ません。ただし修善寺が暖かいからか、水は全然冷たくない。1月上旬でも洗い物は苦になりません。照明も明るいし、調理台もあって使い勝手はとても良い。その上、自販機もあってソフトドリンクが販売されています。
 その炊事棟のすぐ横にバンガローが数棟あるのだけど、その一つがトイレとシャワー用に改装されています。トイレは洋式で暖房便座にウォシュレット付きが2個室。一番奥がシャワー室。トイレ棟は土足厳禁。入口でスリッパに履き替えますが、スリッパラックに掛けられているのを手で触る必要があって、ちょっと不快です。

広くて清潔な炊事棟

不満なところ

 あらかじめ言っておこうかと。まず、区画が隣接しているため、近くのキャンパーの質に影響されます。今回は一泊目は犬連れで、日中はずっと吠えてました。二泊目は男女4人組。プレイヤーでずっと音楽を鳴らしてる。別にキャンプ場の問題では無いけど、夜間は見回りも無いので歯止めが効かない。
 次が販売品のサンプルと実物の違い。受付で薪を購入できるけど、見本はプラコンに山盛。でも買うと6割程度? しかも薪の用意が少なくて、買いに行くのが遅いと売り切れになってしまう。冬場のキャンプで薪が無いとヤバいです。置き場の確保出来ないバーではなく、別の場所で販売すればいいのにと思いました。
 あと、ゴミの回収は専用の袋を購入して分別した分だけ。まあそれは常識だから文句は無いけど、他社の空き瓶の回収だけしてくれません。理由はこの会社が瓶ビールのみの販売なので、扱ってない缶はOKだけど他社の瓶はお断りと言うことです。あと、ゴミの回収は軽トラの回収が来るまで出すことが出来ません。早目に撤収したい場合はゴミ置き場が無いので、持ち帰る必要があります。
 しかしそれ以外はおおむね満足です。クラフトビールはいずれも美味しいし、受付のバースペースはとてもオシャレ。可愛らしいお姉さんたちが対応してくれます。

コンテナいっぱいのはずが…

川音を楽しもう

 すぐ横を狩野川が流れているため、その流れる音が常に聞こえます。反対側は竹林なので、風が吹くと笹ずれの音が鳴ります。1月上旬でもジャグの水が凍ることもなく、暖かいキャンプが楽しめます。オリジナルのクラフトビールは少し高めだけど、普段に飲めないようないくつもの種類を飲み比べも楽しめます。
 後から買い足しに行くのは難しいので、明るいうちに準備して、ゆっくりと夜を楽しみましょう。不満もいろいろ書きましたが、トータルとしては良いキャンプ場だと思いますよ。

静かな夜です

ひと足早いHappy Birthday

 かみさんの誕生日はキャンプから帰った翌日。だからちょっとだけ気の早い誕生日祝いをしました。まずはビアバーでクラフトビールを3杯ずつ。ビールはとても美味しいけど、ここはつまみがあまりない。そこで瓶ビールを2本ずつ買って、タープの下で二次会。定番のわさび餃子、しらす餃子、カルツォーネ、骨付きラムにマグロの生ハムなど。スパークリングワインも開けて、今回の目的であるバースデーパーティーをしました。ケーキだけは帰るまで我慢してね。

クラフトビール。美味しい。
パクチートッピングのワサビ餃子
しらす餃子と伊豆鹿のソーセージ
ちょっとアレなカルツォーネ

データ
利用料:入場料大人1人¥1,000- / サイト料金一泊¥3,500〜(Sサイズ)
薪:針葉樹 1束¥800- 1籠¥1,500-
シャワー無料
ビール1杯サービス付